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気分転換のひとつに、おしゃれをすることをお勧めしたい。おしゃれは生活のリズムにアクセントをつける。ラフな服装をすれば気持ちもゆったりするし、キリッとドレスアップすれば、気分もシャンと引き締まる。 女性は、おしゃれをすることで、自然に自分の気持ちを切り替えることが男性より上手なようだ。お化粧で気分をひきたてたり、流行のものを取り入れたり、いつもと違うタイプの服でイメージチェンジしてみたり。 男性だって、もっとおしゃれを活用しない手はない。おしゃれには、いろいろな効用があるのだ。 まず第一に、高い判断力が必要だ。今日の会合には、どんな服装がいちばんマッチしているか。パーティーには、どんな服装がいいか。頭も眼も使う。 そして、バランス感覚も養われる。どのネクタイには、どのスーツが合うか。私は、上等な靴をはいたときは、ハンカチもそれに合わせて上等の品を使う。 さらに、勇気も必要だ。いつも他人と同じような服装では、おしゃれとはいえない。 周囲がオヤッと思うような服を着るときには、勇気がいる。しかし、その眼を自信を持って着こなしたときの気分は格別だ。また、新しいおしゃれに挑戦しようという勇気もわいてくる。いろいろな服を着こなせるようになる。 また、適応力も身につく。今日は寒いからコートを着よう。暑いから半袖にしよう。こうした適応力は、生活の技術でもある。季節をちょっと先取りするのも楽しい。暖かくなってきたとき、誰よりも早く半袖を着る人は、おしゃれ心のある人だろう。 こうして、毎日の服装に気を配っていると、不思議と、内面的な気力も充実してくる。キリッとドレスアップしたときの緊張感と、ラフな服でくつろいだときの弛緩、というリズムもできる。他人の服を意識することも、いい刺激になるようだ。 今まで服装などに興味のなかった男性も、ぜひこれからはおしゃれに気を配っていただきたい。だいたいそのほうが女性にもてる。それがまた気力を充実させる原動力となること間違いなしだ。 私は、気分転換によく旅行をお勧めするが、忙しくてのんびり旅行に出かける暇のないときには、近場のホテルに一泊するのも気分転換になる。 例えば、東京に住んでいる人なら、横浜や浦安など、一時間あれば行ける距離のところで十分だ。交通費のかからない分、思いきってリッチなホテルを選んで贅沢したい。 ホテルに泊まれば、仕事の電話もかかってこないし、日常生活の雑事から離れられる。ゴージャスな部屋でくつろいで、のんびりとシャワーを浴び、気持ちよく洗ったシーツのベッドでゆっくり休む。食事もケチらず、思いきって豪勢にいこう。 知人の女性はホテルめぐりが好きで、都内や東京近郊に新しいホテルが建つと、必ず泊まりに行くそうだ。あくまでもホテルに泊まることが目的なので、近くの観光もしないという。そういう気分転換法も面白いだろう。私なら、ちょっと足を延ばしていろいろ見たくなるが・・・・。 温泉も気分転換にはもってこいだ。旅館でのんびりするのもいいし、温泉に入ることによる実際の効用もある。また、温泉地は風光明媚なところが多いので、自然にふれて疲れた心も回復する。 一泊すると、時間を気にせず、ゆっくり酒を飲める。普段なら終電の時間を気にしながら飲んでいる。しかも、せっかく気持ちよく酔っても、そこから家に帰るのに、また電車に乗らなければならない。このまま、ドラえもんの「どこでもドア」で、すぐに家に帰れたらどんなにいいか、と思う。 旅館やホテルなら、そんなわずらわしさがない。風呂上りにゆっくり飲んで、あとは寝るだけだ。友人同士でも普段は話さないような話題が出たり、時間切れにならずにじっくり議論ができるのも面白い。 また、近場でも、電車に乗って、いつもと違う風景を見るだけで気分転換になる。窓の外の風景が変わるのを見ていると、なんとなく、「旅行にきた」という気分になるから不思議なものだ。 要は、どうやって日常生活から離れる工夫をするか、なのだ。
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