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私は、会合などのお誘いがあると、なるべく出かけるように心がけている。忙しい日が続くと、家でゆっくりしていたいと思うときもある。会合に出かけるのがおっくうに感じるときもある。しかし、思いきって出かけてみると、必ず、「やはりきてよかった」と思う収穫がある。忙しくて疲れていたのに、久しぶりの友人に会って話がはずみ、すっかり元気になることもある。また、パーティで知り合って、趣味などで意気投合し、親しい友人ができることもある。 会合などの効用は他にもある。例えばある女性は、パーティの華やかな雰囲気が好きだという。ドレスアップして出かけるということが気分をひきたてるそうだ。 また、パーティで、あまりよく知らない人の間にいるのが好きだという人もいる。身の周りの人間関係で落ち込んだ時は、その人間関係から離れたい。仕事のことで落ち込んだ時には、仕事とは関係のない人と会いたいと思う。 自分が落ち込んでいる原因の人間関係を知っている友人と一緒にいると、結局、そのことを話したくなり、気分が変わらない。けれども、まったく違う場所にいると、関係ない世間話や、楽しい趣味の話などで時間が過ぎていく。それがホッとするのだそうだ。なるほど、パーティには、そんなメリットもあるようだ。 人間関係は、落ち込みの原因もつくるが、本当の意味であなたの落ち込みを救ってくれるのは、やはり人間関係だ。花や木々に心が休まるのも確かだし、神仏に祈るのもいい。精神科医に相談するのもいいだろう。しかし、究極的には、あなたの心を本当に救ってくれるのは、生身の人間、あなたの周囲にいる家族や友人だ。 だからこそ私は、普段から人間関係を広げておくことをお勧めするのである。いい友人がいれば、あなたが落ち込んだときに助けてくれる人間がそれだけいるということだ。数は多くなくても、本当に腹を割って話せる友人がいれば、それも心強い。 しかし、友人は黙って座っていてできるものではない。パーティに出かけ、友人を誘い合って人づきあいをし、徐々に信頼関係を深めていくものである。 友人は人生の宝物だ。古くからの友人は、歳をとればとるほど大切な友人になる。 しかし、いくつになっても、新しい友人はつくっていきたいものだ。 ペットのかわいさというのは、何ものにも代えがたいものらしい。知人の女性は、子供が、「犬を飼いたい」というのに最初は反対していた。ところが、いざ飼ってみたら、自分がいちばんはまってしまったという。 子供は口答えもするし、思いどおりにならないこともある。しかし犬は、自分にコロコロとなついてくるし、思いどおりにならないことがあっても、最初から犬には期待していない。家に帰ってくると、うれしそうにキャンキャンと走り寄ってくる犬を抱き上げ、クーンクーンとすり寄ってくる犬を撫でてあげるのは、とてつもなく可愛いそうである。 また、ある女性は、「犬は私を裏切らない」という。 人間関係では、いろいろと誤解や行き違いがある。お互いに悪い人間ではなくても、対立してしまうこともある。そんなつもりはなかったのに、悪く受け取られてしまうことがある。 彼女がひとりで部屋で泣いていると、犬が寄ってきて、ペロペロっと涙をなめてくれるのだそうだ。犬は人を責めない。 「あなたにも、悪いところがあったんじゃないの」 などと言うこともない。ただ黙って、ご主人様の悲しそうにしているところを心配してくれるのだ。 ひとり暮らしの女性で犬を飼う人は多い。人間にはスキンシップが大切であるが、ペットがその役割を果たしてくれる。また、ひとりでいると、ネガティブな考えがグルグルと堂々巡りをしてしまうが、ペットが傍にいるだけでも、気分がまぎれる。 それだけで温かい気持ちになるものだ。 犬や猫が無理なら、ハムスターとか、鳥や金魚などでもいい。ペットと心を通わせることが、きっと、あなたの毎日を楽しいものにしてくれるだろう。 ただし、心を通い合わせられるのはペットだけ、というふうに閉じこもってしまうのは賛成出来ない。ペットも大切だが、人間関係も大切にして欲しいのだ。
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