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ガーベラ@ Re:幸福を人と分かち合えば、それは減るどころか更に増大するのです 初コメントお邪魔致します少なからずや…自…
H4O@ Re:どう思いますか?(10/24) 病院だけのせいにするのはおかしいのでは…
まさみ2240 @ 日本脳炎 三年前のワクチン積極勧奨中止のきっかけ…
Jan 3, 2009
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 タンポポの種は、空中をふわふわと漂って新天地で新しい花を開か

せる。

 「県立柏原病院の小児科を守る会」は丹波市の野に咲いたタンポポ

である。

 医師がいなくなり、病院の小児科がなくなるかもしれない。

 小児科休止の危機に直面した若い母親たちが、守る会を立ち上げた

のは二〇〇七年四月のことだった。

 「安心して子育てできない町は将来に希望が持てない」。

 活動は報道やインターネットを通じて全国に知れ渡り、芽が各地で



 その活動は医師を勇気づけ、自ら手を挙げて柏原病院に来た医師も

いる。

 発足一年あまりで小児科の医師数は充足し、ひとまず休止の危機

は免れた。

 これに注目したのは厚生労働省だ。

 昨年夏には舛添要一大臣自ら丹波を訪れ、女性たちに「知恵を授け

て」と頼んだ。

 医療の混乱は、それほど深刻である。

 小児科だけではない。

 安心してお産できる病院も以前に比べて減った。

 夜間の救急患者をなかなか受け付けてもらえない現状もある。



 国民皆保険の下でいのちと健康を守ってきた体制が崩れ、各地で

「医療崩壊」といわれる事態に立ち至った。

 なぜ、こんなことになったのか。

 雨粒が岩をうがつように、徐々に制度疲労を起こした面は否定でき

ない。



抑制策に突き当たる。

 その転機になったのが、〇二年度の「骨太の方針」だ。

 政府は医療費抑制のため診療報酬の引き下げを図るとともに、大胆

な医療の構造改革へと踏み出した。

 代表格が病院の再編淘汰(とうた)である。

 病院をタイプ別に分類し、患者が一つの病院に長くいると診療報酬

が下がる仕組みだ。

 その結果、手術を終えた患者は、速やかに退院させられる。

 次の段階の病院にいた患者は玉突きではじき出される。

 療養病床まで削減する計画を打ち出したため、多くの患者が行き場

を失った。

 その上、リハビリ制限も加わった。

 脳梗塞(こうそく)による後遺症と闘う免疫学者の多田富雄さんは

「リハビリ中止は死の宣告」と訴えた。

 しかし、国は方針を変えない。

 こうした中、大事な三つが失われた。

 まず信頼の喪失。

 医療がぎすぎすしたものになった。

 患者の容体の変化や精神面の不安をサポートする医療の体制がお

ろそかにされたままでは、相互不信が深まる。

 医療訴訟が急増したことにも示されている。

 ゆとりも失われた。

 医師の不足や偏在が顕著になったことが、公立病院の赤字体質をま

すます深刻にした。

 そして、医師らの過重労働が一段と厳しくなった。

 月八十時間の時間外労働が過労死ラインといわれる。

 ところが、ある基幹病院の医師は、倍の百六十時間を数える。

 休むこともなく、一日の半分以上を病院で過ごしていることにな

る。

 何より、当事者である医療の側から困難を乗り越えようという強い

意志が伝わってこない。

 責任主体の喪失である。

 中核であるはずの日本医師会の存在感が乏しい。

 開業医、勤務医合わせ、十六万人。

 医療崩壊という公益の危機に、この巨大な公益法人は何を考え、ど

んな改革のビジョンを持っているかが見えてこない。

 医療は、医師と患者の間に信頼関係がなければ成り立たない。

 まず、その点から今の医療を立て直して欲しい。

 そうした意味でも守る会の活動は示唆に富んでいる。

 守る会は、住民と医療の橋渡し役を任ずる。

 ○コンビニ受診を控えよう。

 ○かかりつけ医を持とう。

 ○お医者さんに感謝しよう-と訴える。

 この三つを欠くため、医師に過剰な負担を強い、医師と患者の相

互不信を強める原因にもなっていると考えられる。

 発足当初の目的は、小児科を守ることだった。

 しかし、運動の過程で医師の悩みを聞き、医療の実情を知れば知

るほど、患者の問題でもあるとわかってきた。

 それは病院や行政側にもいえる。

 それぞれの考えや悩みを市民=患者に伝えてきたか。

 理解を求める努力をはらってきただろうか。

 多忙を理由に白衣に収まり、病院の殻に閉じこもってこなかった

か。

 まず、お互いに現状をさらけ出すことだ。

 各地にタンポポの花が咲けば、医療の姿は少しずつ変わっていく

だろう。






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Last updated  Jan 3, 2009 08:09:12 PM
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