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ガーベラ@ Re:幸福を人と分かち合えば、それは減るどころか更に増大するのです 初コメントお邪魔致します少なからずや…自…
H4O@ Re:どう思いますか?(10/24) 病院だけのせいにするのはおかしいのでは…
まさみ2240 @ 日本脳炎 三年前のワクチン積極勧奨中止のきっかけ…
Mar 1, 2009
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 駅のホームで1分ほどの短い休憩をとっている彼は、誠実そうな老

紳士のようです。

 たくさんのファンがカメラを手に、名残を惜しんでいました。

 顔の中央、エンブレム(シンボル板)が少しさびていて、さすがに

体力の衰えは隠しきれません。

 彼は、次のように語っているようでした。

 「気持ちの上ではまだ若いもんには負けないつもりですが、子ども

たちから、もう十分働いてきたのだから-と隠居を勧められましてね。

確かに、子どもたちのように速く走ることはできないし、ここらが引



 彼ら-昭和時代から黙々と走り続けてきた「富士」(大分-東京)

と「はやぶさ」(熊本-東京)が今月14日付のJRダイヤ改正で廃

止になると聞いたときの寂しさを、どう言ったらいいでしょう。

 九州を発着する夜行寝台特急列車ブルートレイン(略称・ブルトレ)

が、とうとう姿を消してしまうのです。

 ブルトレは、1958年からの「あさかぜ」(下関-東京 2005

年廃止)を最初として約半世紀、時代をけん引してきました。

 1964年に登場した新幹線は英語で「Bullet Train」

(弾丸列車)と呼ばれます。

 ブルトレは、つづりは似ていても、その半分以下の速度でしか走るこ

とができません。



は新幹線、飛行機、高速バスというライバル三者との競争に、価格面

でもスピード面でもサービス面でも太刀打ちできなくなっていきまし

た。

 そして、既にこれまでもいろんなブルトレが利用者減少のために廃

止を余儀なくされてきたのです。



くら」(長崎-東京)が2005年に、それぞれ廃止になったときも、

寂しい思いをしました。

 それでも、まだ「富士」や「はやぶさ」があるからと、慰めにして

いた鉄道ファンは少なくないでしょう。

 それがなくなるのですから、こたえます。

 団塊の世代が青年期のころは、九州-東京間を空路で行くことはも

ちろん、ブルトレに乗るのも高根の花で、急行の自由席で丸1日かけ

てとことこ行くのが普通でした。

 特急追い越しなどのためにしばしば長時間停車するし、硬い座席で

お尻は痛むし、なかなか大変でした。

 それだけに、ごくたまにブルトレに乗ることができたときは、心が

弾んだものです。

 「ゴ、ゴン…」と連結器から重い音がして動きだす。

 加速で背中がシートに軽く押しつけられる感触。

 通路側の大きな窓に夕景色が流れていき、見知らぬ町のオレンジ色

の明かりを、ぼんやりと見つめる。

 「タタン、トトン」というレールの音にまどろんでいるうち、いつ

の間にか夜が明ける。

 上り列車では、やがて朝日に染まった富士の山姿が-。

 ブルトレには、この速度で夜間に走るからこその、特別な味わいが

ありました。

 夕方にたって翌日の遅い朝に終着駅に着く、まったりした時間の流

れに身をゆだねる鉄路の旅は、新幹線や飛行機では味わうことのでき

ない上質なひとときでした。

 列車の複数の車両に動力装置を分散させている電車と違って、ブル

トレは、たくましい機関車が長い編成の客車を一手に引き受け、ぐい

ぐい引っ張ったり押したりして進みます。

 政治の世界でも経済の世界でも、強い指導力を備えた人物が難題を

解決に向かわせていった、そのような時代と、ブルトレの機関車の寡

黙なけん引ぶりを重ね合わせるのは、感傷的すぎるでしょうか。

 国内各地を結ぶ交通手段が高速化すればするほど、もともと国土の

狭い日本の「体感面積」は、どんどん狭まっていきました。

 半世紀の間に、これ以上狭くなってどうする、と思えるほど国土が

狭くなった気がするのですが、この「収縮現象」がやむ気配はまだあ

りません。

 高級感のある車両を投入した「北斗星」(札幌-上野)など、一部

のブルトレはなお運行されますが、いつまで続くか、将来が約束され

ているわけではありません。

 社会が効率化、高速化を飽くことなく追求してきた1つの必然とし

て、愛すべきブルトレが私たちの視界から消えようとしています。

 便利な高速のものと情緒のある低速のもの、2つの交通手段を同時

にほしがるのは無理なことと分かってはいても、後ろ髪を引かれます。

 高速化で得たものはもちろん大きいけれど、その代わりに、得たも

のでは埋め合わせの利かない何か大切なものを失ったのではないか

と。

 九州-東京間をひた走ってきたブルートレインよ、これからも私た

ちの追憶の中で末永く生き続け、ふと脳裏に浮かぶこうした問いに答

えて欲しい。

 長い間、ご苦労さまでした。夢と感動をありがとうございました。





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Last updated  Mar 1, 2009 08:03:08 PM
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