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Mar 18, 2009
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カテゴリ: マサの感じたこと
 春本番のような陽気に誘われて九州などから記録的に早い桜開花

の知らせが届いている。

 神戸の開花予想は二十六日。

 月末には花見ができるかもしれない。

 落語「長屋の花見」では、大家が貧乏長屋の店子(たなこ)を花

見に呼び出す。

 急に呼ばれた店子らは家賃の催促では、とおたおたする。

 「おやじが遺言でこういった。『おまえの代になっても店賃(た

なちん)を払うような大それた了見は起こしてくれるな』と」



 こんな店子を花見に誘う大家はよほど寛容だったのだろう。

 江戸時代の大家は地主に代わって長屋に住んでいた。

 「大家といえば親も同然、店子といえば子も同然」の言葉もあ

る。

 緊密な関係だったらしい。

 貧しくても人情味ある世界の話は笑って聞くことができる。

 最近耳にする「追い出し屋」はその正反対の世界の話だ。

 短期間の家賃滞納で入居者を住宅から閉め出してしまう。

 部屋の鍵を無断で付け替える、家財道具を勝手に処分するなど

のケースもあるという。

 敷金・礼金のいらない「ゼロゼロ物件」と呼ばれる賃貸住宅で



 借り手の多くは非正規労働者で、まとまったお金がなくても入

居できるが、滞納は容赦しない。

 この落語に出てくる「戸なし長屋」。

 戸まで焚(た)き物にしたが、取られる物もなく泥棒の心配は

無用、と貧乏暮らしを笑いとばす。



屋は背筋が寒くなる話だ。

 派遣切りや追い出し屋。

 こんな言葉が飛び交う世相では、落語のネタも生まれそうにな

い。






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Last updated  Mar 18, 2009 09:29:04 PM
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