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2008年02月14日
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カテゴリ: こんなの聴いた!
東京オペラシティコンサートホールでの東フィル定期
曲目:マーラー 交響曲第6番「悲劇的」
指揮:ダニエル・ハーディング

一度この若きマエストロの音楽を聴いてみたくて、たまたま入手したチケットで、何の予習もなく、それほど親しみもないマーラーの6番に挑戦しました。
79分。当然休憩なし。最後まで耐えられるだろうか?
結果としては、2楽章ですこ~し意識を失ったものの(ゆっくりの楽章ですからね・・・。しかも仕事終わりに駆けつけてるわけで、と言い訳。)あとはずっと目も耳も冴えていました。

マーラーの6番は「悲劇的」というサブタイトルがついていることは知っているものの、それ以外の知識は全くなく、プログラムで慌てて予習。
最近の東フィルさんのプログラムはほんとに詳しくて素晴らしいです。先日のブラームスに続き、これも保存版。
なるほど、「死」を強く意識した曲なんですね。

で、4楽章でハンマーあり。

慌てて仕入れたので、この程度の予習しか出来ず、演奏に突入。
しかし、出だしからいきなり強烈な迫力にわしづかみにされます。
なんじゃこりゃ??と耳をすましているうちに、どんどん曲は進みます。
なにしろ初演を聴く聴衆の気分(要するに全く聞いたこと無い)なので、1回聞いただけじゃどんな旋律も覚えていられません(爆
なのに、音楽の輪郭というかフォルムはなんだか強烈に印象に残っています。
あと、カウベル。
牛の首にぶら下がってるのんきな音ではありません。まさに、葬式の行列の鐘のような音。
それがいつまでも耳に残ります。こんな悲しく侘しいカウベルは聞いたことありません。
マーラーの曲は、最後は神のもとに昇天していくようなイメージで締めくくられることが多いように思うのですが、(私の少ないマーラー体験から)この曲だけは最後にただただ絶望的な気持ちが残るような感じでした。
弦楽器の最後のピアニッシモのピチカートのあと、ハーディングもオケもぴたりと動きを止めて、30秒近く棒も弓も下ろされず。

先走ってブラボーとか言う人がいなくて、ほんとに良かったです。

そしてその後はブラボーの嵐。
ハーディングは何度も引っ張りだされましたが、ちょっとさすがにぐったりというか、力を出し切った感がありました。

それにしても、まるで初演を聴きに行った聴衆のような私の耳をも最後まで引き付けたあたり、まだ30歳そこそこの若きマエストロ・ハーディング。
こいつはただものではない予感です。

日本のクラシック界は、昨今イケメンブームらしいですが、本場はそれだけで盛り上がるほど甘い世界ではないでしょうから。
今後も機会を見つけて、彼の演奏を聴きに行きたいものです。

ただ、東フィルとは相性が良いのか微妙。
それとも東フィルがイマイチだったのかしら?なんだか、今日は音程もところどころ不安定でした・・・。





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最終更新日  2008年02月18日 23時07分46秒
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