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2008年10月13日
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カテゴリ: こんなの観た!
東野圭吾を読み始めて、2作目に読んだのが「容疑者Xの献身」でした。

だって、話を知ってるのにラストに泣いてしまいましたから。相当原作に忠実だと思います。

原作を読んだ時は、そのトリックに驚くと同時に、「なぜ?どうして?そんなことができるわけ?」と石神の行いを理解できない気持ちの方が強くて、感動というより読んでいて息苦しくなりました。(つまらないとか不快ということではなく。)こんな風に愛されたら、自分だったら辛いし、逃げたくなるだろうな、と。

映画では、その石神の「動機」に少し膨らみを持たせていて、超凡人でミーハーな私にも少しは理解できるものになっていました。(安易?といえなくもないけど)

とは言うものの、やはり石神の犯した罪はあまりに重いし、やってしまったことに対しては理解不能です。

小説を映画化したり、ドラマとのコラボで作った映画って結構失敗するものが多いのですが、(少なくとも私の個人的印象では)この作品は珍しく成功していると思います。
それは、ひとえに堤真一と松雪泰子の力によるところも大きいのではないでしょうか?
原作のイメージからは程遠い堤さんですが、映画を見ていたらあまりのリアリティに(ストーカーっぽい雰囲気とか、冴えない高校教師の感じとか)すっかりハマってしまいました。松雪さんの、薄幸の美女っぷりも最高です。



堤さんの前では福山くんもさすがにかすんで見えますが、二人の天才の明暗を描くには、素晴らしい配役だったように思います。

観終わった今、印象に残るのは石神@堤真一の迫真の演技です。
留置所の天井を見て想像する四色問題は、あまりに美しくて、映像化のすごさを感じました。小説ではああいう言葉やこういう言葉で描かれていたものを、台詞もなく映像で魅せる。
あのシーンが一番泣けたかも。

まあ、全体的に観たら「それはあまり必要ないのでは?」と思うシーンもなきにしもあらずですが、それを補って余りある面白さがある作品です。

東野圭吾のガリレオシリーズはまだまだ続いているようなので、是非ドラマも続編作ってほしいです。
だって、小説も面白いけど、理系オンチの私としては、映像にして実験を見ないとピンとこないことも多いんだもの!

作品世界にどっぷりつかった私を、現実に引き戻したのは、前後に座ってた家族連れの発言でした。
子「あんまりおもしろくなかったー」
母「そうねー、よく分からないし」
子「ドラえもんの方が面白かったよー」

娘「あんまり面白くなかったー」
父「そうだな~、ドラマの方がコミカルで面白いよな」
母「そうねー。福山もあんまり出てこないし。」
・・・。まあ、そういう人も多いかもね。

この作品、R-18指定にしてくれ!子供の見るもんじゃない!!!残忍なシーンもエッチなシーンもありませんが、上記2組のような勘違いさんが続出してると思われます。








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最終更新日  2008年10月14日 00時30分45秒
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