ピアノ教室!!
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みなさんは、練習またはレッスンで「スケール」をなさっていますか?スケールとは、”ドレミファソラシドドシラソファミレド”っみたいなもので、それぞれの「調性(ハ長調やト長調、ホ短調など)」の音階ののぼり&くだりをやるものです。 さて、一般的には何もシャープやフラットがつかない「ハ長調」が最も簡単であると認識されていると思いますが、果たしてこれは本当でしょうか? たしかに、とくに初心者の方の場合、勉強するものにシャープやフラットがついていない方が、すべて白鍵を弾けば良いため混乱が少なく、”かんたん”であると思います。 ですがみなさん、「スケール」を弾くときはまったく逆なのです!!!!!! 理由ですが、まずピアノの鍵盤をみると白と黒という2つの色の鍵盤があります。そして、黒い鍵盤のほうが白い鍵盤よりも”上”というか、”奥”に入っています。(=黒鍵のほうが長さが短い。) そして、私たちの指はすべて長さが違います。親指は5本の中で一番短いですし、中指は一番長いですね。っということは、長い指が黒鍵をたくさん弾く「調」が、一番弾きやすいのです。もっと言えば、最も簡単なのは、「調号(ト音記号やヘ音記号の隣りに書かれている”シャープ”や”フラット”)」が多い調から、スケールを弾くことなのです!!!!! 何を弾くにも、いつでも「生えているままの手の形」で演奏することが自然です。調号が多い調の方がよりそれに近づくのです。 ハ長調は、シャープやフラットが1つもないので、すべての指が白鍵を弾くーーーつまり長い指にとっては指を意識して”縮めて”弾かなければなりません。逆に、最もシャープまたはフラットが多いのは、ロ長調です。ロ長調には、シャープが5つ付きます(ファ・ド・ソ・レ・ラ)。もっと簡単に言えば、ミとシ以外はすべてシャープです。「ロ」というのは、ただの「シ」のことです。”シ”から始まって”シ”でおわる「明るい」調。それが、「ロ長調」です。*詳しい指使い等は「ハノン」等をご覧ください。 みなさんの多くは、なにかを演奏するとき、シャープやフラットの数をとても気になさっているのではないかと思います。そのお気持ちは私も理解できますが、ちょっとした考え方でやりやすくなるのです。 調号は一番多くて7個つきます。ですが、7個付く調は少ないと思います。みなさんがどきどきし始めるのは、3個や4個からではないでしょうか? たとえば3個付いたとき、シャープなら「ファ・ド・ソ」の3つに必ず付き、フラットなら「シ・ミ・ラ」の3つに付くと決まっています。 おそらく3つくらいまでならなんとか、”これとこれとこれに付くのだなっ”と覚えられると思いますが、4つ付くともうやる気をなくしてしまう方、ちょっと待ってください!! 調号は、一番多くて7個付くっということは、シャープであれフラットであれ4個付いているということは3つはついていないわけですから、そちらを覚えれば良いわけです。 シャープが4つ付いた調であれは、「ラ・ミ・シ」以外はすべてシャープ。フラットが4つの調なら、「ソ・ド・ファ」以外がすべてフラットという具合になります。そして5個や6個の調の場合は、付いていない方の音を考える方が断然簡単です。4個くらいならば、それでもまだ”これとこれとこれとこれ”という具合に、付いている方の音を覚える方がラクという方も多いと思います(私はそうです)が、4個よりも、5個や6個のほうがある意味ではラクだと思います。 私が最近楽器店や本屋さんの音楽コーナーに行って思うことは、実にここ最近でずいぶん色々なタイプ楽譜が増えたなっということです。とくに大人の方のための楽譜が豊富になりました。以前はこんなには売られていなかったと思います。また、音楽をより楽しく学んでもらおうと工夫を凝らした楽譜もたいへん増えました。とても恵まれた環境になりつつあるのではないかと思います。 ですが、同時にあまりに”たのしく無理なく”という傾向に行き過ぎているように感じることがあります。私が疑問に思うのは、どんな曲でも「ハ長調」に直してしまっている楽譜です。たしかにハ長調にしたことによって、楽譜を読む初心者の方はずいぶん楽でしょうが、それでは「曲」の味わいが激減してしまうと思います。 どんな曲でも良いですが、みなさんがお好きな曲を思い出してみてください。その曲は何の音から始まるでしょうか。もしそれが「ソ」から始まる曲だとしましょう。でも、なぜ「ソ」から始まるように作曲家は書いたのでしょう?別に「ミ」でも「ド」からでも良かったと思いませんか? 作曲家が「ソ」から始まるように作ったのは、単なる偶然でしょうか。ただ書いたらそうなっただけで、とくに深い意味はないのでしょうか? 答えは違います。「ソ」から始まるには、「ソ」からでないといけない理由があったのです。始まりの音、つまりその曲の「調性」は、曲にとってとても重要です。”ドレミファミレド/ミファソラソファミ/・・・”でおなじみの「かえるの歌」ですが、もしこれが”ソラシドシラソ/シドレミレドシ/・・・”だったらどうでしょう?可能な方は弾いてみてください。明らかに曲の雰囲気がガラっと違うことがわかると思います。 「調性」には、それぞれの”カラー”があります。たとえば、ハ長調なら平和的。ト長調なら華やか。ハ短調はベートーヴェンの「運命」や「第九」、ピアノソナタの「悲愴」などさまざまな名曲を残したこともなにかその調の特性や意味があることがわかるのではないかと思います。 「調」には、それぞれの意味があります。始まりの音ひとつ、調号ひとつで、曲の雰囲気はガラリと変わってしまいます。引き立たせることも台無しにさせてしまうこともできるのです。 何を演奏するにも、原曲のままを弾くことが一番良いと私は思います。みなさんもどうか、シャープやフラットをおそれずに”なかよく”付き合っていきましょう~!!!
2005.10.03
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