ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 4, 2008
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カテゴリ: 日常
 2008年がいよいよ始動。新しい手帳を使いはじめて一週間が経つ。

 近年うすうすと感じてたことだけど、周りの友だちはどんどん電子手帳派に改宗している。携帯電話と一体化してるやつで、バリバリ仕事がデキると周りに思わせるにもってこいの小道具。
 今どき僕みたいに紙製の手帳とペンで予定管理してる人なんて少数派?

 自分でも古風で保守的かと思う。でも、誰に何と言われようと手帳だけは電化したくないのだ。ただでさえ手でモノを書くことが少なくなってきてるわけだし、最後の砦のような気がして。

 そういえば、英語の表現で to pencil in というのをよく聞く。「予定を入れる」という意味で、文字通り鉛筆で手帳に書き込む画が浮かぶ。
 改めて考えてみると、なかなか味のあるイキな表現。

じゃ、今度の月曜、押さえとくね。Let me pencil it in for Monday.

 ……電子手帳派の奴がそう言ってるのを聞くと、思わず突っ込みたくなる。鉛筆使ってないやん、お前。



*****

 さて、手帳の話に戻すと。

 自分の場合、この十年ほどイギリスの某メーカーの手帳を使いつづけてきた。知人に勧められて使い始めたもので、意匠が妙に気に入っている。
 外側の革のカバー部分はそのまま。中身の冊子だけを毎年差し替える。イギリスからわざわざ取り寄せる年もあれば、訪英した際に店頭で買ってくる年もある。

 でも、今年はその手帳を買うのをやめた。たまたま見つけた別の種類のもの(北欧製の)に変えた。
 今までのに不満があったわけじゃないけど、そろそろ潮時かと思ったから。 慣れきった日常と敢えて訣別する ことも意外に大事なことだったりするし。

 手帳そのものの電子化とまでは踏み切れない僕が言うのもナンだけど、そんなわけで、ちょっとだけ心機一転な新年を迎えることができたのでありました。

追記:
 手帳、すなわち自分の今後の予定を記すものを、イギリス英語圏だとダイアリーと呼ぶ。
 ダイアリーって言ったら、過去のことを記録しておくものだとばかり思ってたのに。





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最終更新日  Jan 6, 2008 08:36:35 PM
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