ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 31, 2009
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 今月初め、NYメトロポリタン歌劇場にてオペラを観る機会があった。観劇後の感激は今も冷めやらず。

 オケの演奏会でも多少は言えることだけれども、オペラ会場の観客席はとりわけ白人さんの比率が異様に高いことに気づく。この国この街って、「人種のるつぼ」のはずぢゃなかったのか。非白人のガイジン客ってオレだけ?と勝手に焦ってしまう。

 一方、舞台に目をやると、いろんな国籍の人が活躍してる。舞台と客席とで人種分布が激しく異なってるわけで。

 さて、オペラ観劇ですごく新鮮に思うのは、「楽章間の拍手はダメ」みたいなおカタいお約束がないこと。見事なアリアを歌った歌手に対しては、その場で惜しみない拍手と掛け声で褒め殺し。音楽がまだ鳴っていようが、芝居の流れが思いっきり中断しようがお構いなし。

 歌舞伎を観たことは一度しかないけれど、そのときも同じ感想を持った。
 ジャズやポップスでもそう。見事なソロを披露した人には、直後にその都度拍手するのが常識かつ礼儀。

 ま、それぞれの分野で作法は違うだろうけれども、やっぱりクラシックの音楽会は敷居が高すぎる。拍手はダメ、咳やクシャミもダメ。ちなみに、イビキもダメ、ゲップやオナラはもっとダメっ!……らしい。

 拍手したい、クシャミしたい、という欲求をぐっとこらえながら、最後の最後まで耐えつづける。そのへんを、禁欲プレイとして楽しみながら鑑賞できるようになったら一人前か。







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最終更新日  Nov 1, 2009 01:14:52 AM
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