ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 19, 2011
XML
 先日行ったポールマッカートニーのライブで気づいたこと。選曲について。

 ポール様ってば、決して「円熟した今の自分の才能」をさらけ出そうとするのではなく、あくまでビートルズとかウィングス時代の曲に固執してライブを構成してた。つまり、ほとんどが30年とか40年以上前の曲。
 普通、作曲家だったら、自分の最新作をどんどん披露していきたいと思うに違いないのに、彼は既に何十年ものあいだいろんなところで飽きるほど歌いまくってきたであろう曲を、ひたすら律儀に歌ってた。しかも余計な編曲をしていない。

 それって、いろんな意味でスゴい。自分の市場価値を理解してるってことか。

 現に、会場の客の年齢層は激しく高くて、みんなして青春時代を再現、疑似体験したいと思ってやってきてるに違いなく、ポール氏は、そんな空気を読みまくり?
 ま、老夫婦がおそろいでビートルズのTシャツ着てたり、子どもや孫を連れてきてたりしてるのは、見てて微笑ましいものがあった。

 さらにポール氏は、ライブのなかで、ジョンとの当時の確執に関してチラリと語ってみたり、ジョージの遺品の楽器を演奏したり。
 そうゆう意味では「後ろ向き」のライブだったけれども、客の大半はそれで満足してると思います。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jul 20, 2011 09:09:23 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: