ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 28, 2015
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カテゴリ: 映画、テレビ
「碧い瞳のアリス」(評価:★★★★☆ 四つ星)

 主演女優ジュリアンムーア氏がアカデミー賞ほかいろいろ獲りまくりの作品。日本公開は六月。http://alice-movie.com/

 まだ五十路なのにアルツハイマー症と診断された大学教授のお話。症状は徐々に悪化し、家族が介護する。

<感想>
 多くの人にとって身近な題材なためか、映画館はほぼ満員だった。主人公アリスのちょっとした仕草や台詞に思わず「あるある」と反応してしまうぼくら。
 さすがムーア氏、ご名演。記憶を失い、時折、何を見てるのか焦点の合わない目つきをするようになる。
 ただ、美しすぎるそのご容貌はちゃっかり保持。さらには、整然としすぎた周囲の環境といい、ちょっと非現実的だったか。おそらく、「ぼけ」とは最も縁遠い対比キャラという位置づけのもと、頭が良くて金持ちで仕事も私事も完ペキにこなす美女、そして彼女の属するニューヨークの富裕層社会をそれなりに描写してるのだろうけど。
 脇役としては、夫(アレックボールドウィン演)の立ち位置が印象に残った。介護しなきゃいけない立場ながら、自分の仕事もあるし、どうしていいかわからない。態度的にビミョー。
 名作と言ってよい。ただ、観てて苦しくなるし、かといって愛と感動の号泣ものでもないので、むやみに人サマに薦められない。





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最終更新日  Mar 6, 2015 07:16:53 AM
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