ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 21, 2017
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「ロマンティックが止まらない」

 いつものカルテット仲間で結集し、今宵はハイドン9-2を練習。ぼくはファースト。
 作品9ってことは、おそらく彼の四重奏曲のなかではかなり初期に書かれてるはずなのに、作風はしっかりと確立していて、てか、むしろロマン派っぽくもある。パッと聴いて、モーツァルトとかシューベルトとかメンデルスゾーンとかの曲だと錯聴しちゃう人、絶対にいると思われ。
 ファースト的には1楽章が特に難しい。速度設定に全てがかかってる。別にそんなに速く弾かなくてもいい曲らしい。アレグロなのかモデラートなのか、あるいはアレグロモデラートなのか、出版社によって表記が異なってるという噂も。
 この曲で特筆すべきは3楽章アダージオカンタービレかと。ハ短調の美しい小品。ファーストが勝手にカデンツァっちゃっていい箇所もある。最初4拍子で始まるのに、結局3拍子になって仕切り直すあたりは謎。





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最終更新日  Mar 23, 2017 09:04:39 AM
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