ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 17, 2017
XML
「愛という名のもとに」

 今日はカルテットの日。ハイドンで遊んだ。Vn1 ぼく、Vn2 Y氏、Vla N氏、Vcl E氏。

 全四楽章のうち、いちばん楽しいのは第1楽章。

 ぼくらのあいだで大論争になったのは第3楽章。テンポ指示が不明瞭。ってか、Affettuoso e sostenuto。速すぎず遅すぎず、(曲に対する)愛しさを込めて、という解釈でぼくらは弾いてみた。あるいは、逆の意味で、万人から愛おしく思ってもらえるような愛されキャラを演出すべきか。
 しかもソステヌートとあるので、ねっとり執念ぶかく?
 さらには、m.v.(mezza voce)とも書かれてて、決して声高に愛を叫んではいけないらしい。
 親しみやすい無難な音楽に仕上げることはできる曲だけれども、実はクセモノのハイドン様のことだから、何かウラがあるような気がする。そもそも、よくよく考えてみると8分の3拍子で愛を語るのってすごく難しいわけで。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Oct 21, 2017 10:35:43 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: