ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 3, 2018
XML
「変わらなきゃ」

 カルテットを合わせるのはたぶん半年ぶり。今回はヤナーチェクの難曲に挑戦。楽譜が各人に配られたのは四か月前で、よってさらう時間は充分にあったので言い訳できず。てか、ヤナーチェクを弾くこと自体生まれて初めてかも。
 Vln1 Yさん、Vln2 ぼく、Vla Nさん、Vlc Eさん。

 お題は「クロイツェルソナタ」となっているけれども、ベートーベンのそれをパクってるのではなく、トルストイの同名小説をもとに作られたとのことで、ちょっとややこしい。読んだことがないのでよく知らないけど、妻が浮気をしていることを知った夫が嫉妬と怒りのあまり妻を刺して死なせてしまうお話らしい。妻の浮気相手がバイオリン弾きで、クロイツェルがお得意なのだとか。

 合わせるのはかなり苦労した。もちろん何度も立ち止まってスコアと入念に照らし合わせながら。
 確かにチェコっぽいとこはある。チェロの高音がハ音記号ではなくト音記号ってのもドボルザークみたいでチェコ流?

 音程もそうだけど、とにかくテンポがコロコロ変わるので落ち着かない。
 第1楽章なんて、短い曲なのに15回以上テンポ変化がある。しかも、例えばAdagioとCon motoが交互に出てくるのに、その都度テンポが少しずつ速くなってく、とか。

 3楽章と4楽章はもっと難しい。きちっと縦の線を合わせようと努力しすぎるよりかは、横の流れを滞らせないようにしたほうがうまくいく。

 さて、肝心の男が妻を刺す場面、ぼくはてっきり第3楽章のジャカジャカしたとこかと思ったけれど、どうやら4楽章の練習番号8、ビオラの箇所らしい。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Apr 7, 2018 11:15:32 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: