ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 26, 2020
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「Wake me up before you go-go」

 先週に引き続きベートーベンの作品38の練習。今回は後半(4、5、6楽章)を。

 バイオリン奏者の視点から一方的に言わせてもらうと、この曲はそんなに難しくない。ピアノトリオ曲のバイオリンはどれもこれも小難しいのが普通なので、これは意外。

 4楽章変奏曲は、ピアノ(やチェロ)がとっても楽しそうなことをやってる。

 5楽章スケルツォにいたっては、バイオリンは中間部まるまる出番なし。96小節もお休み。お昼寝できるぐらいな長さ↓


 一方、チェロがご活躍。皮肉なことに、バイオリンで弾いたほうが早いんじゃねと思わせるほどの高音域。ほとんどト音記号↓


 6楽章で思いっきり楽しませていただくほかない。

 原曲の七重奏曲(ゼプテット)作品20とこのピアノ三重奏版を比較すると、原曲のほうが(バイオリンは)ずっと難しい。七人も集めてこの長大な楽曲に取り組むにはかなりの労力/精神力を必要とするし、そうゆう意味で、お気軽にベートーベンの交響楽兼室内楽を楽しむならこの三重奏版のほうがおススメ。





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最終更新日  Sep 28, 2020 12:16:00 AM
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