ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 23, 2020
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カテゴリ: 映画、テレビ
「だましてガッテン」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 副題は、Delivery of Prodigious Bribe to American Regime for Make Benefit Once Glorious Nation of Kazakhstan 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画。 

 続編はないものとばかり思ってた2006年のお騒がせ映画「ボラット」が帰ってきてギャフン。カザフスタン人ボラット様がまたもやアメリカで大暴れなさる。しかも今回はコロナウィルスと大統領選挙という今まさに話題になってる旬のネタをうまく活かして制作されている。

 前回ほどではないものの、あまりにお下品ネタばかりで、素直に笑ってよろしいものか。当局からお叱り受けそうな内容だし、こうゆう映画は多少肌に合わなくても観といたほうがいいと思って早速鑑賞いたした次第。

 今回はボラットの娘さんも加わる。彼女はまだ顔が割れてないからいろいろやらかしちゃって大丈夫。しかもこの女優さん、お若いのに大熱演。一流芸人と勝手に呼ばせていただく。
 てか、ボラット父娘とカザフスタン側の人たちは役者さんたちの台本通りの演技としても、アメリカで撮影された部分はどっからどこまでが演技、ヤラセなのか謎。かと言って、そのへんをネットでいちいち調べるほどでもないよーな。

 見どころは主に二点。トランプ大統領を称える共和党支持者の集いに潜入し、カントリー歌手に変装したボラットが一曲歌うとこ。
 あとは、ボラットの娘が新米ジャーナリストに変装し、ホテルの客室でトランプのお抱え弁護士ルディ・ジュリアーニ(元NY市長)を取材するとこ。彼女のお色気攻撃にジュリアーニおじいさまメロメロ。

 ボラット父娘の芸達者ぶりも凄かったけど、この映画は来月の大統領選挙前に公開されることに意義があると思うので、意地でも間に合わせて編集し終えた制作側には心から拍手を送りたい。よく頑張りました。高得点四つ星。






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最終更新日  Oct 24, 2020 08:35:35 PM
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Re:映画:続・ボラット Borat Subsequent Moviefilm(2020年アメリカ)(10/23)  
LimeGreen  さん
サシャ・バロン・コーエン、いいですよね~。

娘さん役はブルガリアの女優さんだそうですね。 (Oct 24, 2020 11:41:35 PM)

Re[1]:映画:続・ボラット Borat Subsequent Moviefilm(2020年アメリカ)(10/23)  
T.H. さん
LimeGreenさん

そうそう、この人タダモノぢゃないです。かなり切れます。脚本も自分でお書きになってるみたいだし。もっと評価されてほしい。

娘さん役も名演でした。こんなトンデモ系汚れ役を演じたことで、今後の彼女の役者人生にとって吉と出るか凶と出るか、どうなんでしょうかね。
(Oct 26, 2020 06:36:02 AM)

Re[2]:映画:続・ボラット Borat Subsequent Moviefilm(2020年アメリカ)(10/23)  
LimeGreen  さん
T.H.さんへ

続きです。
ジュリアーニ氏とのからみでなんかあったみたいですね~!
SNL見ててやっと分かりました~
(ちなみにAdeleの姿を見て、顎が外れるかと思うぐらい口をあんぐりあけてしまいました…この方だれよ?Kate McKinnonとおんなじサイズじゃないのよ?声はAdeleでも別人じゃんよ~って)
(Oct 26, 2020 08:19:56 PM)

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