ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 25, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「にんげんだもの」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 音楽の才能がありながらも、幼少時の体験や「曲の呪い」に縛られて精神的に追い詰められていった作曲家と、彼の作品を再演しようと奔走する男の物語。舞台はチリ(のサンチャゴほか)。
 クラシック音楽を舞台にした南米映画って珍しいし、期待して鑑賞に臨む。日本(語)では未公開っぽい。
https://www.imdb.com/title/tt0442236/

 感想としては、評価を一つ星にしようか、いや五つ星にしようか悩みに悩んで、結局三つ星。

 残念ながら主人公の二人のどちらにも感情移入できずじまい。人間の弱さとかいう普遍的なものを描いてるとも思えず、かと言って「天才」さんは普通の人とはやっぱり違うもんだと言ってるようにも思えない。

 映像的にはかっこよかったり猟奇的だったりして、さすがは南米。構成に凝りすぎててわかりづらかったけれども、監督の狙ってることはよくわかる。
 監督の名前はパブロ・ラライン。たぶんチリとかスペイン語圏の映画界では既に知られてるはずで、そのうち世界的に有名になるような予感がする。

 音楽映画として観るなら、クラシック音楽やオーケストラ演奏とかに少しでも知識のあるあなたやわたしにとっては苦笑せざるを得ない場面もあるものの、ま、そこは許容範囲内。


 この呪われた楽曲は、劇中で何度も繰り返し演奏され、印象に残る。曲名は「Rapsodia macabra」(死の狂詩曲)。バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」の終曲に似てる。





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最終更新日  Apr 26, 2021 07:33:49 PM
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