ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 30, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「未成年の主張」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 日本(語)ではおそらく未公開。日本語ウィキのページは https://ja.wikipedia.org/wiki/カモン・カモン_(映画)
 主演は二人。伯父の役がウアキン・フィーニクスさん、甥がウディ・ノーマンさん。

 ぼくの感想としては、「惜しい」。前半はイマイチ、後半は悪くはないのだけれど、かなり上級者向きの映画という印象。
 結果的にいろいろと気に入らないとことか鼻につくとこがあったので三つ星。主演二人の演技はとぉっても素晴らしく五つ星に値するとも思っただけに、話の展開が何ともわかりにくいのはもったいない。現在の場面と過去の回想場面とを激しく行き来したりして、何が起こってるのかキョトンとしてしまう。

 てか、わざわざ白黒で撮影したのが裏目に出ている。白黒で撮ればかっこよい映画が作れるってもんでもない。ロサンジェリス、ニューヨーク、ニューオーリンズ、デトロイトなど、異なる色彩の個性的な街が登場するのに、それぞれの魅力もわかりづらかった。LAの青い空とか、NYの黄色いタクシーとか。

 むしろ、この映画の隠れた見どころは、主人公(ラジオ番組の制作人)が取材する子どもたちが活き活きと語る場面。各地を訪ね現地の子どもたちに現在の暮らしや将来の夢とかあれこれ聞き出すという番組らしいのだけど、どこまでが台本にあってどこまでが彼らのナマのご意見なのか、とにかく子どもたちがいいことをしゃべる。
 実際、映画の最後の最後、クレジットが流れてるときに彼らの発言が音声のみでひたすら流れる。これは聞きごたえあり。今日の映画館では誰一人として席を立たず、みんなして最後まで聞き入ったのであった。





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最終更新日  Jan 1, 2022 12:19:22 AM
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