2006.01.09
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テーマ: 海外生活(7776)
前回までのローマ物語で、体力を使い果たした。。。

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2005年12月28日

ローマから帰宅した次の日、大雪で外に出られなかったこともあり、ゆっくりと起き出してトランプなどを楽しんでいた。
しかし、雪が止むとすぐに「ショッピングセンターにお買い物に行こう!」とヤギたちはバタバタ支度を始める。
今度ばかりはコックさんも行きたそうだったので、「じゃあ、わたしは家でゆっくりするからいってらっしゃ~い!」とヤギたちを送り出した。(←クルマは5人乗りなので誰か1人がお留守番になるのだ。)

わたしはふ~っとため息をつき、この隙に、久しく入らなかったお風呂でもゆっくり入ろうか、と洗面所に向うと、すぐにジョバンニが戻ってきて「おい、いくきーと!君はスッチーをしてたから、見方がわかるだろ?ぼくたちの帰りの飛行機の時間を確認してくれ!」とチケットを突きつける。

なんだよ~、それぐらいわかれよ~~~。。。。。としぶしぶチケットを見て凍りついた。

ジョバンニ カルロ ◎◎ 
搭乗時間: 11.00


January 30!? つまり 2006年1月30日!?


OOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHHHH,NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!

たったの1週間だけだと思ったから、こころよくこのヤギたちの滞在もOKしたのだ!
1ヶ月とは長すぎる!耐えられんっ!!!!!!!

わたし「あ。。。。あんたたち、確か、帰りはあさって、って言ってたわよね、1ヶ月もうちに居ないわよね?」

ジョバンニ「あん?何を言ってるんだよ?」

わたし「帰りが1月30日になってる~!!!!」

ジョバンニ「あんだって!?」

ジョバンニは家を飛び出し、家の外で雪合戦しているヤギたちに向って「ストップ、ストーーーーップ!!!ショッピングセンターは中止だ!!みんな戻って来い!!!」

ヤギたちは訳がわからないまま、ゾロゾロと戻ってきた。事情を知ってパニクるヤギたち。
発券したときに、なんの確認もしないアニマル共である。汗

わたし「落ち着いて!チケットを発券した旅行会社に電話して、変更をするのよ。」

←堂々と言うな、あほう!
わたし「チケットと一緒に普通は封筒に入れてくれるはずだよ。。。」とチケットの入った封筒を探るが、そんなものはどこにもない。

更に混乱するヤギたち。

ジョバンニ「やい、マルちゃん!今からおれたちをマルペンサ空港に連れてけ!!」

何言ってるんだ!?我が家からマルペンサは遠いんだぞ!!!!!

わたし「マルペンサ空港に行ったところで、お金払わないと日時の変更ができないよ。旅行代理店に連絡しないと。。。あっちのミスなんでしょ?」



電話でもさんざんパニクッた末、彼女に替わりに旅行代理店に行ってもらう、という原始的な方法でひとまずは落ち着いた。

大迷惑もいいところの彼女、すぐに旅行代理店に行ってくれたのだが、日時の変更の問題前に、すでに閉店しかけていた旅行代理店、責任者が帰宅してしまっていて、「どちらのミスかわからないので、明日、責任者に聞かないと。。。そちらのミスの場合はおひとりにつき、100ユーロ追加していただくことになりますよ。」と。

こうしてヤギたちは「100ユーロだって!ちくしょう!!」と言いながらも、まだ日時の変更もなっていないのに、とりあえずは連絡が取れたことに安心して、ショッピングセンターに買い物に行ったのであった。汗

わたしは「あほらし、もう知らん!」とゆっくりお風呂に入って、ヤギ飯用に肉じゃがを作る。
しかし夜の9時半になっても、まだヤギたちは帰宅せず、10時ごろ、カッカしながら独りで食べようと支度をはじめると、やっと帰ってきておっとがまず先に「アモーレ!!」とわたしに抱きついてきたのであった。

おっと「死にそうになったんだよ!死にそうに!!」

なんでもヤギたちは買い物が終わり、クルマに乗り込んで、暗いまた雪の降り始めた夜道を通常のスピードで走っていたところ、雪ですべってギュルギュルとスピンをし、ガードレールに突っ込んだ、と言うのだ!

わたし「で、クルマは!?」 ←修理代、出す金なし。

おっと「幸いにもなんとも なかったんだよ。」


ほ~、よかった。クルマもおっとも無事で。心の底からほっとした。

まだおっとの生命保険も2回分未払いだし、今死なれたら困る。。。。。。。。。


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2005年12月29日

ベネチアに行った。 
クルマで2時間半もかかる日帰り旅行にあんたら、10時半にのんびり起きてるんじゃないよ!

お日様が気持ちよく出ていたのはベネチアに向う高速道路の上だけである。汗

現地に着くと、陽が傾きかけ、ミラノよりも寒かったので運河を行く船でサンマルコ広場まで行っただけで、

写真だけ撮って、いそいそと帰路に着いたのであった。←何しに行ってん?
この度、 新しく楽天に仲間入りしたベネチア在住のJOYchan には、出発前に現地の天気だけ聞いて、遭うこともなく、失礼しちゃってごめんなさい。


チケットはというと、無料で日時を変更してもらえることとなった!
しかし、当初の予定の12月30日のチケットはすでに満席で取れず、31日、つまり1日伸ばすことに。

イタリアではこういう状況の場合、こう言う。「昨日までの客も、1日過ぎれば腐った魚の臭いがする。」



。。。。。。。。。。。。。 うまい具合に言うものである 。うんうん。



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2005年12月30日

今まで、食事つくりをずっとわたしたちにまかせっぱなしだったヤギたちは、さすがに悪いと思ったらしい。
昼食はおばさんが南米風セボイアード(魚の丸揚げ)を作った。重かったがおいしかった。
夕食は、包丁も握ったことがないようなジョバンニが:

油の池に漬かったフライドポテト、2次油を使って炒めたウインナー、3次油で目玉焼きを作って振舞ってくれた。

コックさん「ううう、酸化した油の味がする。」←言うことがさすがに違う。

わたし「。。。。。。。。。。。。。。」

家中が油膜で覆われ、息が出来なくなるわたし。窓を開けるとジョバンニ「寒いじゃねえか!」とたちどころに閉めてしまう。

この日、わたしの繊細な胃は完全に壊れた。

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2005年12月31日

やっとヤギたちが午前中に旅立ち、おっとは泣きながら前日の油でべとべとになったキッチンを磨き、わたしは荒れ放題に荒れた家中を掃除した。

コックさんはすっかりダウンして起きてこなかった。←このやろ。

気持ちがまだ悪い中、夜から目目さん宅の年越しパーテイに呼ばれる。
いつもはおいしすぎる目目さん作の日韓合作のおせち料理も、味が半減して感じた。ひじょ~に哀しかった。
おっとは12時が来るまで耐えられず、布団を引いてもらって(目目さんちは純日韓式なのだ。)眠ってしまった。
鉄の胃を持つコックさんだけがガンガン飲んで食べるのをうらやましく見ていたのだった。
目目さん、ごめんよ。

こうやって、ぱっとしないまま年が明け、 2006年1月1日 になった。


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未だにまだ10日も前のことを書いているわたしって。。。。。。。

ネタはまだ他にも、年が明けてからの事件が目白押しなんだけど。。。。。。。。。。。





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Last updated  2006.01.09 23:34:29
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お目目@ Re:イースターいろいろ。(03/31) いくきーとさん、ご無沙汰しております目…
Hinatabocco@ 大丈夫ですか? いくきーとさん、このブログはもうノータ…
Ikukito @ ごめんなさい。 >shion0851さん そ。。そうです。26歳だ…
かつしちー @ おめでと! 色んな偶然があるんですね。 相変わらず…
shion0851 @ そーなんだ 26歳なんですか、そうですか・・・(-_…

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