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2006年02月25日
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カテゴリ: 映画
 映画「ミュンヘン」を観に行った。映画館へ行くのはいつ以来だろうか…今日は嫁の友達が家に遊びに来るからと家を追い出されたといっては語弊があるが、外で時間をつぶすこととなり、たぶん時間のあるだろう森伊蔵を誘って30男2人で土曜の昼間に映画館へ足を運んだ。

 そもそも何故ミュンヘンかというと、やはり時期がよかった。過去最多参加人数ながら最も不甲斐ない成績をあげる日本代表が奮闘する「トリノオリンピック」が実施されているのに、オリンピック会場で起きたノンフィクションの事件はあまりにいいタイミングだった。これを観ないとオリンピックを理解できないような気がして、まあそれは大袈裟だが(笑)

 物語は、オリンピック選手村でのテロ行為からいきなり始まる。その後は、イスラエルとパレスチナのテロリストの報復合戦なのだが、これが実に興味深い。宗教的背景が比較的薄く、主人公のアヴナーはとても庶民的なため感情移入しやすい。しかし、テロリストなのだ。殺人行為自体とてもリアルな描写でだが、必要以上に残忍な死体映像は長くは流れない。淡々と殺人行為が繰り返される。そして、主人公は迷う「おれは正しいのか」

 9.11以降のアメリカのイラクへの攻撃に対する強いメッセージが感じられる。(以下はネタバレになるが…)
最後にアヴナーはテロリストから足を洗い、ニューヨーク・ブルックリンで家族と共に暮らすのだが、ここで非常に興味深い映像が見れた。ブルックリンのイースト川ほとりで会話をする場面がある。1972年のミュンヘン事件後だから、9・11テロでなくなったはずの世界貿易センタービル(ツインタワー)がロウワー・マンハッタンに際立って高くそびえ立っていたのだ。当時は世界一の高さを誇っていたのだ。これこそが、スピルバーグ監督の最も視覚的に示したかったメッセージであると思う。

 そして、この映画は音楽がとてもいい。哀しくも、美しい、そして一定のリズム、中東っぽさを感じさせるエキゾチックな感じ。やはり、ジョン・ウィリアムズだ。「スター・ウィーズ」シリーズでその素晴らしさを感じ、この映画でも「そうじゃないのかな…」と思いながらエンドロールで「やっぱり」「素晴らしい」と感服せざるを得なかった。
「ミュンヘン」オリジナル・サウンドトラック





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最終更新日  2006年03月01日 00時31分01秒
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