ポール・サイモンの曲『I Do It for Your Love』 この曲は以前にポールと仕事をしたことがあるトゥーツが、この曲がエヴァンスのピアノに合うと考え選曲したもの。 二人の濃密な時間…エヴァンスのアコースティックピアノがつむぐハーモニーは、ただただ綺麗だ。 美しい。 3曲目は再びアコースティックに戻って、スローに『This Is All I Ask』 もう酒を飲まなきゃやってられない。 部屋の照明を暗く。 夜の闇の中にそのまま消え去ったかと思ったら、再び目の前に出現する二人。
ローズとそのエフェクターが効果的な『Other Side of Midnight (Noelle's Theme)』 「カクテルピアノだね」と自嘲的に笑うシニカルなエヴァンスが見えるような。 いやいや。 エフェクターに頼るでもなし、ここまでスローなのにメロディを見失わせないこの表現の深さはなんともいえない。 新たな『Blue in Green』の姿。 フレーズの置き換えが彼のこの時期の重要な命題だったのか。 『Body and Soul』 この時間が永遠に続くかのような錯覚。 永遠などハナからないと判っているはずなのに。 この濃密な時間が永遠に続いて欲しいという願望か。
01.I Do It for Your Love 02.Sno' Peas 03.This Is All I Ask 04.Days of Wine and Roses 05.Jesus' Last Ballad 06.Tomato Kiss 07.Other Side of Midnight (Noelle's Theme) 08.Blue in Green 09.Body and Soul