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2004年06月07日
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昔々のお話です。秋田のある長者(お金持ち)の家に辰子という,美しい姫がおりました。その美しさは、言葉に表すことも出来ないほどで、どこに行っても人々を驚かせ、大事に扱われてといいます。(つまり、ちやほやはれました)辰子は、いつまでもこの美しさを保ちたいと願い、不老の泉を下男に探させ、程なく見つけることが出来ました。辰子は、泉の近くに祠をたてさせ毎日不老を願ったといいます。そして願いがかなう時が来ました。泉の水は量を増し、辰子の皮膚にウロコが現れ、見る見るうちに竜に化身しました。泉の神が現れ、「そなたの願い、不老不死の竜にしてかなえよう。泉を湖に変え、その主になるがよい」と語ったといいます。

田沢湖のシンボル、辰子姫像にまつわる伝説ですが、秋田の美人といえば、「花の色は…」で百人一首に登場する小野小町が有名ですが、彼女もあまりにも美人であったために終焉は、そのねたみなのか、事実なのか分かりませんが、よい話は、残っていません。第一、彼女の墓とさせるところが何カ所もあります。宮城の古川にもありますし、京都にもあります。つまり、彼女をしっかりと看取った方がいない、孤独な終焉であったということは事実でのようです。

山梨県の甲府に善光寺があります。川中島の戦いの時に、戦火から守るために武田信玄が、長野から移したと伝えられる立派なお堂です。鳴り竜でも有名ですが、ここに小野小町の像というのがあります。それは、ここまでしなくてもというぐらい醜く彫刻されています。説明には、小町の心は、このように醜かったのだとされています。当時の人が作ったのか、後の人が伝え聞きで作ったのかわかりませんが、事実はどうあれ、人の心をここまで醜く表現する憎悪の念の方に醜さを感じます。

宮城、古川の小野小町の墓の説明文では、一世を風靡した小野小町も年をとるにつれ、病を繰り返し、晩年は、孤独だったそうです。しかし、最後は、生まれ故郷の秋田雄勝で死にたいと、最後の力を振り絞って秋田に向かうが、その力果てて、この地で亡くなったとしています。

美人は、生まれついてのことですから、本人に責任はありません。また、ああ美しいと評価を下すのも世間ですから、本人の責任ではありません。しかし、それに踊らされるのは、本人ですが、踊るなという方が無理でしょう。このように考えると、美人も辛いものです。





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最終更新日  2004年06月07日 09時18分47秒
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