みんな おおきくなぁ~れ!!

みんな おおきくなぁ~れ!!

次女 Cocoが生まれるまで・・・



妊娠後期のスクリーニングで、赤ちゃんの心臓がみえにくい・体重も少し小さいかな、と言われる。
2週間後、定期健診(29週)。この日、初めてパパと4歳の長女HINAが
お腹の赤ちゃんを見た。
今回の出産は、パパと二人で、是非HINAを出産に立ち会わせよう、と話していた。
前回言われた、心臓がみえにくい・・・
その日もやっぱり見えにくい・・・
HINAは赤ちゃんの写真をたくさんもらい、上機嫌で、その後約束していたドラエモンの映画に、ルンルン気分でパパと出かけた。

パパとHINAが診察室を出た後、産科医は私に言った。
実は、小児の心臓の先生に赤ちゃんを一度診てもらおうと思って。
といって、院内PHSを手に取った。
あいにくその日は不在。
次の日診てもらおうとなった。
この時私には、まだ、この心臓がみえにくい という意味がわからなかった。

翌日働いていると、産科のE医師から電話。
胎児心エコーは午後3時から、その前に一度産科外来に来て、と。

産科で診察。
実は、昨日の時点ですでに赤ちゃんに胸水が溜まっていた。
私がみても、わかった。

そして、胎児心エコー。
29週、1100g、30週は超えないとNICUも・・・
エコー中の医師の会話から、これはまずい・・・伝わってきた。
29週かぁ、小さいね・・・
えぇぇぇぇ!!!ま、まさか・・・産んじゃうの?と私はドキドキ。
小児の心臓のT医師から病態を聴く。
ピンとこない。
学生時代に勉強した胎児循環・・・・
頭がパニック・・・

COCOの病名・・・左心低形成・・・

パパに電話、冷静に説明している自分がいる。
どうやって説明したら、パパにわかるかな・・・

ばあばにも電話し、ただならない事が伝わったのか、急いで来てくれた。
パパは仕事で帰ってこない。
話もままならず、私は急いで入院準備。
明日にも出産!?という雰囲気だったので、その日はHINA&TOYと3人でベッドで寝た。
これが最後か・・・。

そして、すぐに出産しても、その後の治療に耐えられないということで、
翌日から、毎日産科の診察をうけることになった。
胎児心エコーは週1回。
出生後の治療に耐え抜くために、
なるべくお腹で育てよう・・・週数・体重をかせごう・・・
これが医師たちの見解。
胎児心エコーの日は、オペ室・カテ室をおさえてエコーに望む。
一番の山・・・誕生に備えて・・・

赤ちゃんの様態が変化したら、すぐに出産。
しかし、それがいつか・・・誰にもわからない・・・

だんだんと状況がわかり、パパとたくさん話をした。
これからの家族のこと、生まれてくる赤ちゃんのこと・・・

左心低形成・・・
アメリカでは心臓移植の対象。
10万人に一人の重度の心臓病。
大きな手術が3回必要で、最初の手術を乗り切れるのが5割、2回目が3割、
3回目まで到達できるのが1割・・・
そして、元気に大きくなれるのは1%・・・

パパとお互いの気持ちが理解できず、口論することもあった。
私は生まれてくる赤ちゃんのこと、全部知りたい・・・
治療法の選択を迫られたとき、親として自信を持って答えが出せるか・・・
後悔なんて、絶対あってはならないし、したくない・・・
その時、ゆっくり考える時間もない・・・
でもパパは、病気を認めたくなかった・・・知りたくない・・・

でも、家族として、これからどう進んでいくか・・・
我が家には4歳の娘HINA、1歳半の男の子TOYがいる。
下を向いてクヨクヨするのではなく、前を向いて進んでいこうと・・・

それから毎日家族みんなで過ごし、いろいろなところへ出かけ、1日1日を大切に過ごした。
いつかわからない出産・わが子との対面・・・
”あぁこれが子供たちと最後のお風呂”
”あぁこれが子供たちと一緒に寝る最後”
妊婦なのに、朝食を抜き、必要最低限の水分で日中を過ごし、今日かもしれない帝王切開に備える。
”あぁ今日も無事家に帰ってこれた”
毎日が緊張だった。

そして無事産休(32週)に入った。
産科医・新生児科医・心臓医・私での話し合い。
どんな状況にも対応できるように、いろいろな部門の医師立会いの下、
帝王切開、目標36週となった。

TOYと同じ保育園ママであり、産婦人科ナースでもあるハル君ママに言われた、とても感銘をうけた言葉・・・
”入院準備(子供の保育園、私の入院中の子供たちの事、家の事)が済んだら、出世後、医療者の声を聴いて過ごすことになるお腹の赤ちゃんに、今のうちにたくさん話しかけてあげて、そして、HINAとTOYとたくさん遊んであげて。”

そうよね、私は3人のママである。

ハル君ママには、妊娠中から、いろいろと相談にのってもらった。

赤ちゃんの事、HINA&TOYの事、出産の事、入院の事、仕事の事・・・・
たくさん元気づけられ、パワーをもらい・・・
私が前向きに、こうして、出産に望めたのも、ハル君ママのおかげ。
ハル君ママに、とーっても感謝!!

目標1週間前、産科でのエコー。
一目見て胸水の増大に、”あぁ、もう近いな”と思った。

入院が決まり、前日に家族で動物園へ。
しばらくは、家族揃ってのおでかけもできないかな・・・

この手にわが子を抱けるのか・・・
泣き声を聴くことができるのか・・・


医師からCOCOの心臓のことを聞いてから、いろいろ考え、悩み・・・
辛くなることもたくさんあったけど、私や、家族にとってはとっても貴重な時間だった。

こうしてCOCOは生まれてきた。







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