日本語はダメか2

日本語はダメか2

2009.03.26
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ぽっひい、ふう、みい、よお、いつ……あと数日で今年の弥生も永久に去る。この100日近く、何をやってどう過ごして来たのだろう。

 たった今、某図書館長から電話。3月いっぱいで退職、とのこと。「お電話でなんですが、お世話になりました、先のことはこれから考えます。」
 他の3、4の異動も聞かせてくれた。

 3月。

ハートふと思い出す一つの詩。決まってこの季節に。


   勧 酒    宇(うかんむり、なし) 武陵

 勧君金屈し(「し」 古代の大型の酒器)

 花発多風雨
 人生足別離

 これは、井伏鱒二の意訳に依って巷間に知られている。



 コノサカヅキヲ受ケテクレ
 ドウゾナミナミツガシテオクレ
 ハナニアラシノタトヘモアルゾ
 「サヨナラ」ダケガ人生ダ


しょんぼり長い間、気になってきた。少し違うのではないか。
 サヨナラ 「だけ」 「だって」 あるんだよ、人生には。……そう受け取りたい、と。

 3月。

 金ノサカズキヒトイキニ
 ホシテ返シテクレタマエ
 花ガヒラケバアメニカゼ

          (松下緑 訳)



 今月いっぱいで退職する教師がいる。都立三鷹高校校長だ。
 生徒に触れていたくて、「嘱託で残って働きたい」と採用試験に臨んだが、叶えられなかった。

ことの起こりは、06年に東京都教育委員会が出した「職員会議での挙手や採決の禁止」通知である。職員会議で、挙手や採決に依って教職員の意向をはかることは「不適切であり、行わないこと」と。

 11月の校長会で彼は都教委に対して撤回を求めた。
「子どもたちに民主主義を教える教職員の言論の自由を奪うのは大きな矛盾。何より、生徒と直接触れ合っている教職員の声が反映されないと活性化につながらない」

 人事権を握る都教委に、現職の校長が反旗を翻すのは極めて異例なことだった。
 約200人の校長が出席していたが、誰も賛同しなかった。降格や異動を怖れたのだろう。
 新聞でも「たった一人の反乱」と報じられた。

 07年には、通知が守られていないとして、4校の校長が厳重注意を受けた。
 08年4月の校長会で再度撤回を求めたが、またもや一人ぼっち。 8月には「意見を述べ合い、どちらが正しいか都民に判断してもらおう」と公聴会を求めたが却下された。

「通知は、校長の権限強化のため、と言う。が、本音は、校長を縛り付けて、かつては多数決で職員会議の決定権を握った教職員を完全に管理したいだけではないか」と校長。

 3月。

 保護者や生徒たちからの信頼も厚い。
 市民団体も署名活動を進めてきている。

「都教委に逆らわなかったら、嘱託ものんびり続けられただろうに」と家人は嘆いている、とか。

 3月。花冷え。


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最終更新日  2009.03.26 20:30:26 コメントを書く


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