日本語はダメか2

日本語はダメか2

2011.10.18
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カテゴリ: 女 男 愛


 カラオケでは、むろん、アカペラだった。
 あまりお上手とは言えなかった。
 でも、せつせつと歌い続けた。


ミラボー橋


 ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ

   われらの恋が流れる

  わたしは思い出す

 悩みのあとには楽しみがくると





   月日は流れ  わたしは残る



 手と手をつなぎ顔と顔を向け合おう

   こうしていると

  われらの腕の橋の下を

 無窮の目差しの疲れた時が流れる



   日も暮れよ  鐘も鳴れ

   月日は流れ   わたしは残る



 流れる水のように恋も死んでゆく

   恋も死んでゆく

  生命ばかりが長く

 希望ばかりが大きい





   月日は流れ   わたしは残る



 日がたち週が行き

   過ぎた時間も

  昔の恋も二度とはもう帰ってこない

 ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる





   月日は流れ   わたしは残る


ギョーム・アポリネール『ミラボー橋』より(堀口大學訳)

※無窮=むきゅう   目差し=まなざし   生命=いのち

◆ギョーム・アポリネール(Guillaume Apollinaire)
:フランスの詩人・評論家。父はイタリア人、母はポーランド人。
 芸術全般にわたって19世紀と20世紀をつなぐかけ橋の役割を果たす。詩集「アルコール」「カリグラム」、評論「キュビスムの画家たち」など。(1880~1918)






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最終更新日  2011.10.18 19:19:45 コメントを書く


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