日本語はダメか2

日本語はダメか2

2011.10.18
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カテゴリ: 女 男 愛


 ヤボだが、フランス語に日本語のルビの付いた訳も探してみたい。

 今回の訳だが、改行一字下げが怒ってるあまりにも恣意的。
 コピーしたときにこんなに崩れたのか、フランス語の長さに従って出たり引っ込んだりしているのか。あるいは、訳がもともとこうだったのか。
 原文の方は、きちんと下げて書いてあるところとそうではないところが明瞭なのに。
「句読点」も原文に従ってぽっしっかり使って欲しい。
 ああ、悔しい。横のものを縦(日本語)にするだけが翻訳ではない。堀口大学さんがこんな風にしたとは思えない。


 Le pont Mirabeau  (Guillaume Apollinaire, 1880-1918)


  Sous le pont Mirabeau coule la Seine.   ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
  Et nos amours                   われらの恋が流れる
  Faut-il qu'il m'en souvienne           わたしは思い出す
  La joie venait toujours apres la peine    悩みのあとには楽しみが来ると

Vienne la nuit sonne l'heure            日も暮れよ、鐘も鳴れ
Les jours s'en vont je demeure.         月日は流れ、わたしは残る

  Les mains dans les mains            手に手をつなぎ
  restons face a face                顔と顔を向け合おう
  Tandis que sous le Pont            こうしていると 
  de nos bras passe                二人の腕の橋の下を


Vienne la nuit sonne l'heure             日も暮れよ、鐘も鳴れ
Les jours s'en vont je demeure.          月日は流れ、わたしは残る

  L'amour s'en va comme cette eau courante  流れる水のように恋もまた死んでいく
  L'amour s'en va comme la vie est lente    命ばかりが長く
  Et comme l'Esperance est violente      希望ばかりが大きい


Vienne la nuit sonne l'heure             日も暮れよ、鐘も鳴れ
Les jours s'en vont je demeure.          月日は流れ、わたしは残る

  Passent les jours et passent les semaines  日が去り、月がゆき
  Ni temps passe                  過ぎた時も
  Ni les amours reviennent            昔の恋も 二度とまた帰って来ない
  Sous le pont Mirabeau coule la Seine     ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる

Vienne la nuit sonne l'heure            日も暮れよ、鐘も鳴れ
Les jours s'en vont je demeure.          月日は流れ、わたしは残る

 詩集「アルコ ール」(1913)収録[堀口大學訳]

シャンソンとして歌われる音の美しさ、すなわち

   Vienne la nuit sonne l'heure     
   Les jours s'en vont je demeure.     

 このルフラン(refrain/英語のリフレイン)はクプレ(couplet/語り)とともに、シャンソンの基礎。

   vie est lente と violente  

ハートヴィエロンとヴィオロンと、美しすぎるほどの音の対比。




 ミラボー橋は、完成:1895年、 形式:3径間鋼アーチ、 橋長:173m(径間長:32m3m2m)、 幅員:20m
 最寄り駅は、メトロ:Javel 駅、Mirabeau駅         RER:Javel駅
アレクサンドル三世橋、ドビリィー歩道橋を設計したジャン・レザルとアメデ・アルビの設計。橋脚の上に4体の海の神々のブロンズ像が置かれている。


 1907年、無名のアポリネールが26歳のときに画家マリー・ローランサン(Marie Laurencin,
1885-1956)23歳とモンマルトルのピカソのアトリエ「洗濯船」で 出会い、6年間の恋が終わった時の詩。

 アポリネールは彼女のことを終生慕い続け、5年後にスペイン風邪で38歳で死んだ。
そのとき、枕元にはローランサン の名作「アポリネールと友人達」が架けられていた....






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最終更新日  2011.10.18 20:01:39 コメントを書く


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