ポチの愛情物語
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日帰り・・車に乗っていたのは往復9時間。そして、実家で寛いたのは、たったの2時間。「ただいま~~」沢山の荷物と愛犬ポチを抱っこし、キャバリアももちゃんのリードを持ちながら裏から入っていく私と夫。「お帰り~~~」ニコニコ顔の母が、杖を突きながら廊下の戸を開けた。「この子がももちゃん。。かわいいね~・・・さっお上がり」早速、ももちゃんは母の膝の上で甘えている。何時もなら「ポーちゃん。ポーちゃん」と背中をさすり「いい子だ。いい子だ」と言う母が「ポーちゃんこんにちわ」と2・3回頭を撫ぜて終わり。ふてくされたポチは、こたつの隅でももちゃんを睨めつけている。ももちゃんは里親募集で掲示板に載っていた4歳の女の子。気になった私は相手の方にメールを送り、手放す事情を聞いた。自営業を行っていた元飼い主さんの事業がうまくいかなくなり、引越しを余儀なくされ、泣く泣く手放す事にしたのであった。我が家にご家族で連れて来て「さよなら」する時には皆涙を流し、本当に辛い時間を味わった。お子さんに「おばちゃん。どんな事があっても、ももちゃんの事叩かないでね。どんな事があっても捨てないでね。ももちゃんの事よろしくお願いします」と、言われた言葉が耳から離れない。私は「大丈夫だからね。春休みや夏休みにここに遊びに来てね。ももちゃんにまた会わせるから、また遊んてやって」と答えたが、あの子達の涙を寄り一層誘ってしまったような気がする。受け入れてくれた母たちは大喜びで、これからも楽しい日々をおくって行く事であろう。でも、その一方で悲しみの中で暮らす家族がいる・・・・とても複雑な心境だ。今日、姉から電話が有り、母が杖無しで歩き、ももちゃんのお散歩に行ったと言う。一匹のわんちゃんが、人間の心と身体まで健康にしてしまう。私はあの子達に言いたい「頑張ってね。ももちゃんの事は、大事に・大事にするから、お父さんとお母さんの力になってあげてね」と・・・
Nov 1, 2005
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