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2005年11月01日

(4)

テーマ：不登校の子供の気持ちについて(12)

カテゴリ：こどものココロ

今日は11時ごろに珍しく、シレンが学校に行く支度をしていました。

「お母さん、学生服どこ？」と聞いてきたので、「アンタ今まで着て行ってたんじゃないの？」と言うと「体操着で行ってた」との答え。
衣替えしてから一度も学生服に袖を通していないって事か。

最近のシレンは、週二回、午後の一時間程、学校に行っています。
９月は週一回でした。
明日も行くようですので、今月から週三回行くようになるのかな。

それにしても、今日は昼間前にしかもちゃんと学生服を着て行ったのは何故？と思っていたら、学校から電話があり「シレン君の名札がありましたら、持ってきてもらえますか」とのこと。
どうやら、写真撮影の日だったようです。
もちろん卒業アルバム用の写真です。

滅多に使わないから、無くさないようにとしまっておいたんでした。
名札を学校に持っていくと、すぐに写真を撮ってその後帰ってもよいというので、シレンと一緒に帰ってきました。

中学校卒業かあ。
なんといっていいかわからない３年間でしたね。
彼にとっては、どんな時間だったのでしょう。
学校に通った日数は、全部合わせてもきっと３ヶ月あるかないか。

でも今は、残りの中学校生活を、その後の自分の為に使おうとして頑張っている。
最近キモチが不安定な様子が顕著なのも、シレンの中にいろんな葛藤があるからなのでしょう。
私は、母親として何ができるのか。
何をしてあげたら、彼が少しでも楽になれるのか。
考えても考えても、わからないのです。

うなずいて、頭をなでて、肩を抱いて、こぼれる涙を拭ってあげるしかないんです。
なんて頼りない母だろう。
それでも、シレンにとってはただ一人の母親なのです、私は。
うん。

足をしっかり地面につけて、ふんばって立って、子供達がものすごい勢いで懐に飛び込んできても、びくともしない、そんな母親になりたいなあ。