ペット喜怒哀楽

Twelve Y.O.

書籍名:Twelve Y.O.
著者名:福井晴敏
出版社:講談社文庫 \680

Twelve Y.O. ( 著者: 福井晴敏 | 出版社: 講談社 )

感想:
第44回江戸川乱歩賞受賞作
米国海兵隊が沖縄から撤退したのは......自衛隊内の秘密組織と、米国政府、かつてのスキャンダルBB文書をめぐる、暴力的なかけひき。冒険小説というか、軍事の裏側というか...... 私には面白くなかった。沖縄のぐそー(後世)にからめたりしてあるのは、それなりに面白かったし、沖縄の米軍基地問題に関してもね。
「嘘と犠牲の上に成り立った新世紀を次の世代の子供たちに手渡す」って部分と、「社会全体の風潮としてこの国を停滞の戸口に追いやっている現状」という文章は気に入ったけれど。なんか、最近、目に付く厚めの文庫を買っていると、どうも、自衛隊とか軍事に関連するものが増えてきているようで、これも、世の中の流れなのかなぁ。なんか、嫌ですねぇ。


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