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実って、たわわになり頭を垂れる稲穂の如く、私、心を入れ替え、私が今まで散々ご迷惑をおかけいたしました皆様の懐を豊かにさせて頂きたく、この様なお願い、ご協力を仰ぎに参りました。私が取り掛かっておりますこの事業に、ご当家ご主人様のご賛同を得たく、こうして参りました。昔の嘉で、是非とも。座布団を外し、額に畳の模様が付くのではないかとばかりに低く低くそれなりに長く頭を垂れ、あああ、疲れたっ。肩が凝る。こういう口上は性に合わねぇったらありゃしねぇ。育ちのお陰で自然に学んだとはいえ。まぁな、こういう時こそ、星実という名前も役には立つ。今は世間の並いる雑魚に成り下がった昔の悪友も、俺様の役に立つってわけだ。お前、まだそんなアホなことしてるんか、と言わんばかりの仏頂面の前で俺は卑屈なそぶりでな。というのは、へへっ。女遊びも金遣いも親父殿からしたら目も当てられない、へへっ。よくまぁ廃嫡されなかったもんだ、と我ながら思う。で、男の悪行もう一つ、酒。これだけはダメだった。これだけは親父殿のお眼鏡にかなった、というより、まだ親父殿の方が少しはいけた。親父殿、飲まれはしなかったが、付き合い程度、嗜む程度には。一方、俺、どうにもならない。飲まれないどころか、飲めない。飲み屋の前どころか、酔っ払いが側に来ただけで、俺の方が酔っ払いになってしまう。料理に使われてもだめ。味醂もだめ、お屠蘇もだめ。女と金、博打ではやりたい放題だったのだから、酒ぐらい飲めなくたってと思うだろうが、そうは問屋が下さない。酒飲めない奴が手を出す、いや、口に入れるのはなんだか知ってるだろっ。甘いもの。これが、めっぽう値がはる。酒より高い。で、口に入れたらあっという間に消える。ここで、俺に憑いてる鬼さまがヒソヒソ囁き始めた、というわけだ。親父殿が堅苦しく伝統守って続けてきた家業、古呂と過呂の田亀の商いを利用しようぜ、とな。
May 1, 2026
へへっ、なんぼのもんじゃい。廃嫡だって? そんなのできっこねぇに決まってる。誰がなんと言おうと、親父殿の血を真っ当に継ぐのは俺しかいねぇんだな。妹らじゃ不安だろっ。若いし女だし。家を継ぐのは男って決まってる。廃嫡、廃嫡と長年脅しやがって。もっとも、廃嫡されたって、もう、痛くも痒くもねぇわ。はいはい、本家はそちらでどうぞ。俺が出てくわ。勝手に分家作るわ。女遊びの何が悪い。血を繋ぐ子があちこちにできて、何が悪い。女子供養うには金かかるってか。それ、その分、稼ぎゃいいんだろっ。欲しいものは手に入れる。その何が、どこが悪いってんだ。誰だって、欲しけりゃ欲しい、当たり前だろうがっ。それも俺だけのもんにしておきたいに決まってるだろっ。さもなきゃ誰の種だかわかりゃしねぇ。神仏がご覧になってるってか。俺、神仏の眼など、見たことねぇわ。見た奴いたら、連れて来いっ。死んだらバチ当たるってか? 閻魔様? 見たことねぇくせに、見たことあるよな嘘つくなっ。お前、死んだことあるか? ねぇだろう。親の金を使って? というか、そりゃな、あの時は黙って持ち出したんだが、とっくのとうに返しただろっ。産んでくれ、育ててくれなんて頼んだこともねえわ。親の金使ってあちこちばら撒いて、悪事仲間増やして、へへっ、悪事仲間は俺より先に悪事から遠ざかってさ、真っ当になって、どこそこの家督を継いだとか、どこそこに養子に入ったとか、ふんっ ってなもんだ。その頃は癪に触ったが、へへっ、皆、今は雑魚に成り果て、俺の役に立ってる。無断で持ち出した金だって、熨斗の代わりに利子付けて返しただろっ。俺には商いの鬼が憑いてるんだ。この鬼様、賢い、俺みたいに悪賢い最強の鬼様なんだな。真っ当至極、真面目堅物親父殿には乗ってくれねぇんだよ。借金などできっこねぇ親父殿の代わりに借りた金で米相場に手を出して、しこたま儲けたんだから文句ねぇだろっ。その儲けた金を元手に、更に稼ぐ、なんてのは、俺にはできない。けど、親父殿にもできねぇだろ。儲けるってことそのものが、親父殿にはあり得ねぇことだろっ。江戸っ子でなくとも、俺、宵越しの金は持ちたくない、いや持てねぇ性分だもんな、義理を返した後はパァっと使いまくる。金の匂いに集まる輩が多いってのが、実際の世の中なんだよ、なっ親父殿。鬼様、様様。この世はな、雑魚うじゃうじゃで成り立ってるんだよ。親父殿が崇め奉る古呂とか過呂とかそんな会ったこともねぇ古過ぎるご先祖様は俺の鬼様にとっくに追い出されたぜ。ほれ、仕上げを五郎次郎ご覧じろってなもんだ。妹婿に継がせた本家より、俺の分家の方が、名が通ってるだろっ。馬鹿正直に真面目腐ってなんてのは、商売には向かねぇんだよ。俺はな、名前に負けたんではなく、名前を巧く使ったのさ。星が実れば日になり燦然と輝くのさ。いい名前つけてくれて、クソ真面目な親父殿、感謝しとくぜ。第9話https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202511150000/の続きです。
Apr 15, 2026
「オフ会のチャットに、ちょっと長めの書き込みがあったんだけど」「うん、読んだ。なんかたいへんみたいな?」「チョコ、君ちだよね。チョコレート色の男の子ん所」「奥様が倒れたとかで、しばらくオフ会からオフしますってか」「冗談書けてるから、深刻では無いんだよね」「たぶんね」「詳しくは語れないでしょ。この時代。個人情報保護だし」「ってか、まだ詳しくはわかってないんじゃない?」「あそこ、お子様いらっしゃるんでしょ」「なんかそんなこと言ってたような。もう半年近く前でしょ。記憶が混乱していて」「混乱どころか消え去っている。忘却の彼方ってな」「チョコ君、お子様の所に行くのかなぁ」「さぁ」「あっ、思い出した。無理だよ、すぐには。たぶんチョコ君のママパパの話だったと思うけど、子どもが二人いて、家と逆で姉弟だわ。でどちらかが外国暮らしで、どちらかは沖縄だったか北海道だったか、国内でも遠い所に住んでるって」「えっ、それ、別の子の家族の話みたいな記憶あるけれど」「あ〜そうかも。フランス語の名前のポメさんたちのママの話だったかも」「じゃぁ、チョコ君は、今はチョコパパと暮らしてる、ってこと」「かも」「気にしたって、しょうがないわ」「そりゃそうだ。けど、奥様が倒れたら、えっ? 入院してる? 自宅介護か? えっ、チョコパパが頑張ってる?」「チョコ君が頑張ってるんじゃない? しょっちゅうお留守番させられて、たぶん。けど、気にしたってしょうがないでしょ。チャットであんまり尋ねるわけにも行かないしね。手伝うってもねぇ」「そりゃそうだ、けど、なんか、この先の僕たちのこと、考えさせられる」「あっ、なんか暗くなりそう。この話、お終い」「そうやって逃げる」「うん」「う〜ん」「そもそも、家の場合は、どっちかが先発った時用に、残された方が寂しくないように、で、両方天国に引っ越しちゃったら、ケンタかリサの所でちょいの老後を任せる、って考え方だったから、一応二人の了承得ているし。チョコ君の所だって、そう考えてだったのかもしれないし」「でも、チョコ君の所のこと聞いちゃうと、家も どっちかが倒れたら大変だわ。身につまされる、っての? なんとなくね、天国への転居って、勝手に、あっと言う間、ロケットでthree two one zero, ignition fire 天国直行便。カウント入る前の介護とかリハビリとかは考えていなかったから」「そうそう、なんとなくね、毎日元気で、急死っての考えてたから」「ピンピンコロリね」「そうそうそれっ。最近、言葉が思い出せない」「やだなぁ、ボケの始まり?」「違うってば。これは加齢による華麗なへんし〜ん。ボケるかも、って心配するのが良くないらしいよ、だから心配しないに越したことはない、🎵のんびり行こうぜ、俺たちは〜」「のんびり、ってのは介護やリハビリが長い? のんびりは、いやだ〜」
Apr 1, 2026
「よかったわぁ。そりゃ、今までのHome Coming Dayで会っていたとは言ってもほら、ツイッターやチャットで、もう気心知れているしね。なんか気楽」「だったみたいね。男性は少なかったけどね」「やっぱり、男の人単独はいなかったし、夫婦参加も家以外3組だけだったし。男性って、犬にメロメロって、なんか照れ臭いの? ちょっと距離感じてた人が多かったかもね、ママの参加者の方が多かったし」「でしょ、わからないでもないよ」「結局、馴染みのマスターとばかり話ししていたみたいで」「マスターも驚いていた。ほら、Home Coming Dayのことを話したことはあったし貸切予約も入れていたけど、ポメ親ばっかり12組だもん。いくら看板犬がポメでもね、ちょっと壮観過ぎた?」「ねぇねぇ、カフェのラッキーと 家のちょい以外の11匹、名前全部言える?」「と思うよ。ツイッターは時々見てるし。ちょいと名前が似ているチャイでしょ、ハッピー、プリン、ポメ、チョコ、シルバー、ルージュ、ブラッキー、ノワール、色系はこれでおしまいだよね、後、あの奥のテーブルにいたのが、五郎君で、あれっ、今何匹?」「10。あと一人。忘れられている子、かわいそ〜」「えっ、誰? どんな子?」「ハッピーと毛色が似ているかな」「ハッピーって、家の三郎の前の?」「うううん。家のじゃなくて、オフ会の方の一番幼い子。ショップが別の」「あっ、サニー」「誰と誰が夫婦で、誰と誰が姉妹かは?」「ハードル高い。シルバーとノワールが姉妹、でしょ。夫婦は、え〜と、ハッピーは違う。一番年上が、ブラッキー。人間の方では、老夫婦の所の男の子がチョコだっけ、みんなシングルだよね」「うんうん」「で、夫婦は、え〜と、ポメとプリン?」「そう。ラッキーが男の子で、家のちょいが女の子なのはわかっているでしょ、後の子達の性別は?」「もういいよ。降参しとく、目が回りそう。記憶が追いつかないよ。11は多い」「ふふ。見た目じゃね、マナーウエアつけていたらわかりにくいもんね」「ああ、だから服を着せたがる人がいるのかも」「なるほどね」「服って可愛いけど可哀想でしょ。動きが制限されたり、脱がす時に静電気起きるし」「うんうん。でも、なんか、幼稚園や学校の先生の気分がわかった気がする。今は流行らないけれど、名札をつけて欲しいよ」「あら、名札つけていた子もいたでしょ」「五郎くんと、ノワールさんと、そうそう、チャイ君」
Mar 15, 2026
ゆなは ばぁばとじぃじのお家が好き。ママの方のママとパパ。パパには言わないけどパパの方のパパとママは苦手。ばぁばは色んなお話の本を読んでくれるしじぃじの作るのりまきはとってもおいしいしお花もようののりまきは、とってもきれいだし。じぃじがばぁばだけに作るお稲荷さんは、ばぁばだけずるい、と言ったら一度くれたけどゆなの嫌いなしらすやごまやはすが入っているから もういらない。ばぁばとじぃじのお家が好きなのはね、どうしてかっていうとね、一番の理由はねばぁばとじぃじのお家には、ちょいがいるからなの。白くて、ゆなよりちっちゃい犬。ゆなよりお姉さんなのに、ゆなよりちっちゃい。でも、ママの妹なんだって。で、もう少ししたら ママの妹なのにママより年上になるんだって。ややこしくって ゆなにはわからない。わからないけど、ちょいは大々 大好き。ちょいはね ママやパパのとは違う言葉みたいなのでゆなとお話できる。ちょいはね暖かくて柔らかくて優しい。けど、ゆなね、ばぁばとじぃじのお家の前はママのお部屋だった所は嫌なの。だって、あのお部屋、怖い男の人が住んでいる。この男の人も、ママやパパのとは違う言葉みたいなのでゆなにお話してくる。ちょいのとはちょっと違う。ゆなはその男の人とはお話ししたくない。大人の言葉で話してくるから わかりにくい。それに怖いちょいとは違って優しくない。柔らかくない。暖かくない。あのお部屋には怖い人がいるって ゆなが言うとママもパパも、いないっていうの。どこに?誰もいないでしょ誰もいないだろうって。じぃじとばぁばも、誰もいないよって言う。今、このお家には、じぃじとばぁばとちょいだけだよ。前はリサとケンタもいたけど、それにハッピーや三郎も住んでいたけど。ゆなちゃんのおじさんケンタは別のお家に住んでいるしマルチーズのハッピーや豆柴の三郎は、天国に行っちゃったし。あのお部屋にいる怖い人のことはちょいも知っているけどちょいは ばぁばとじぃじにも言わないんだって。だってばぁばもじぃじもちょいの言葉がわからないの。その人、よくわからない人。いつも お部屋の壁の上の方窓の向かい側の壁の、ドアとは逆の角あたりから、じっと見つめてくる。いつもそこにいる。お顔だけある。からだがないんだよ。変でしょ。幼稚園の男の先生ぐらいの年でえっとね、おじさんでもなく、お兄さんでもないくらい。まんまるいメガネをかけている。話しかけられるとそっちにお顔を向けそうになってけど怖いからほとんど見ないようにしているの。ゆながご本を読んでいると 覗き込んでいるってのはわかるんだけど。だから本を閉じるって意地悪はしないけどだって意地悪ってしちゃいけないんだよね。だからゆなは時々ご本を開いたままにしてるんだけど。ばぁばやママやパパみたいには読んでくれない。ちょいだって読んではくれないけどゆなのそばにくっついていてくれる。聞いててくれる。あっ、お顔だけの男の人も聞いてくれてはいるみたいだけど。あっでもあのお顔が ちょいみたいにゆなのそばに来てくっついたらうわっ怖い。あっでもあのお顔は 動かないから。いつもじっとしてるから。でもね、その、前はママの部屋だったお部屋には、ちょいを追いかけてって時にしか入りたくない。なんかね、寒いし。怖いし。一度ねちょいを追いかけてそのお部屋に入ってちょいとくっついてゴロゴロして遊んでいてちょいと二人で眠っちゃったの。そしたら その男の人が壁から降りてきてゆなは怖くて泣いて叫んでちょいに起こされて泣いて目が覚めたらお顔だけの男の人は、ゆなにはくっついてはいなかったんだけど上目使いでちらっと見たらやっぱり天井近くの壁にいたんだけどだからたぶん、夢だったんだよね。夢だよね。やっぱりあのお部屋は嫌い。夢の中まで怖くなる。怖いの嫌い。ばぁばとじぃじのお家は好きだけど昔のママのお部屋は嫌い、怖い、大嫌い。ちょいが入っていってもゆなは入りたくない。怖いの嫌い。泥棒は嘘つきの始まり 第7話 ゆな ゆうな その1〜3https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202508010000/の続きです。
Mar 1, 2026
壁男のモノローグ私の名前あるのか?あったのだろう たぶん思い出せない。名付けてみた壁男私は壁男 になった壁なのか男なのかわからない壁の男たぶんあまどいや、雨戸ではない雨戸はないなぜあまどあっ窓窓は見えるけれどガラスではない向こうが見えない退屈だ 暇だわかってきたここから動けない手も足もあるのに動かせないかろうじて動かせるのは目?頭は動かせないなのに頭の中は動かせる記憶思考ぼんやり時が過ぎていく見えるのは目の前の部屋前より物が減った動くものが滅多に入ってこない。聞こえるのは風に乗ってくる様々な音レールの上を走る汽車みたいな音地面を走る乗り合いバスのような音遠くの教会の軽やかな高音の鐘の音と寺の重く響く鐘の音その辺りの墓地での話し声下の方から聞こえる人の声地獄か上からも ドスドス天国か犬の鳴き声猫の鳴き声烏や雀や鳩や様々な鳥の鳴き声たまに赤子、犬、猫蛙は時折多数牛や馬や山羊や雄鶏の声は聞こえないセミや虫の声もあまり聞こえない壁男には行けないたぶん 隣の部屋部屋から聞こえるラジオの声、楽曲意味不明な言葉の数々壁の上下左右から聞こえる様々な音たまにはイビキ、寝息、風の音天国と地獄の間にいるようなこの目の前の世界の外に大きく広がる世界があったという記憶があるその記憶がぼやけている目も耳も頭も心もぼやけている退屈ねぬぐねなぬなにぬねのいろはカルタ白い小さい犬は時々来てこちらを見上げているたまに来る白い少し大きい人間は白い小さい犬が見上げても絶対にこちらを見ないうっかり見上げてしまって私と目が合うとすぐに目を背ける辛い白い少し大きい人間は書物を開くあいうえお声を出している読んでいる字だ読めるあいうえおけれど私には声は出せない私は動けない動こうとすると白い小さい人間は見上げかけて目を下に向ける怖がっている悲しい私を怖がっている部屋には誰もいなくなる私の長い、いつまでも続く時が始まる私は動こうとしなければいいのか泥棒は嘘吐きの始まり 第4話 ね ぬ ぐ な その1、その2https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202505150000/の続きです。
Feb 15, 2026
「ねぇ、去年、ポメのHome Coming Dayに行ったの何月だっけ?」「暑くも寒くもなかったと思う。半袖でもなかったし、パーカーも羽織っていなかったし、どうして?」「また案内が来ている。Home Coming Dayのね。まだあれから1年経っていないよね」「うん、たぶん。気になるなら、カメラのデータ調べようか」「その前、初めて行ったのはいつだっけ?」「え〜と」「今度の、行く?」「チャットとツイッターのお仲間はどうするって?」「まだ案内来たばっかりだし、うん、でも聞いてみるわ、ってか、そのお仲間に会えたのも、あそこだったしなぁ」「なんか、ちょっと気が引けてる?」「うん、だって、そりゃ、みんなポメさんたちの家族なんだけど、色々いらっしゃるでしょ。私、苦手なのよね。こう、なんていうか、仕切りたがるっての? それにポメを着飾らせる人とかも」「まぁ、わからないでもないけれど、そこはほら、適当に挨拶して、後は離れていればいいだけだし」「うん、けど、もう3回目だから、色々顔見知りも増えてきているし、挨拶だけでもって人が多いでしょ。それに行く意味ある? もう2回行ったし、これ以上お仲間増えても、それはそれで面倒だし。ちょいだって、気の合わない子も乱暴な子もいるし、わざわざ連れて行くのもなぁ」「なんか、後ろ向き? フードが安く買えるからとか、抽選で何か当たるかも、とか思わない?」「わかるでしょ。この年になって、何も、気が合わない人と付き合わなくても、老い先短いのに無理したくないわ」「はいはい、退職して以来、私はずっとその路線です」「それに、服とか、いらないものが増えてもねぇ、行きたいなら、あなた一人で行ってみれば? 男性一人だと、仕切りたがり女性は近づいてこない、かもかも?」「逆だったらどうする? 独身やバツイチで、ってのが近づいてきてもいい? 一人で留守番の方がいいや。夕食作って待ってるよ」「ふふ、お爺さんに近づいてくる物好きもいるかも」「あなたが妬く以上にモテたりして? 年寄りって無害に見えるでしょ」「あら、モテたいの?」「いや、面倒」「じゃぁ、二人でパスね」「あっ、チャットとツイッターにはそう書いておくわ。モテるモテないの話じゃなくて、その日は先約あるので不参加って」
Jan 31, 2026
「Home Coming Day for Pomeranians だってさ」「何それ」「ほら、ちょいを買ったお店からの案内、今ポストに入っていた。で、来月はポメラニアンの番なんだって」「あ~、そういえば、お店の中にそんなの書いてあったわ。犬種ごとにっての。あの時は、ふ~ん、だったけど」「そうか、ちょいが来てから、もう10ヶ月も経ったんだ 🎵夏が来て、秋になり、冬が去り、春になったんだもの」「なんかまた、最初だけで後は即興」「私の、🎵もうすぐ春ですねぇ、ちょいと出かけてみませんかの方がまし」「🎵そうさ、人生なんて、そんなものなのさ」「はいはい、ちょっと今手が離せないから、読んで」「うん、わかった。『当店から新しい犬生を始められたポメラニアンさん達のご家族様、来月は、ポメラニアンのHome Coming Dayです。このご案内をお受け取りになられた皆様とご家族のポメラニアンさんは、いかがお過ごしでしょうか。皆様がお集いになられる年に一度の機会に、ぜひいらしてくださいませ。グッズ、ウエア、フード、トリートなどの割引即売会に加え、その日はポメラニアン専用になる裏庭ドッグラン、おもちゃプレゼント抽選会、ポメラニアンサイズ衣装無料貸出及びコスプレ撮影会等々ございます。参加費無料。ぜひ皆様のご家族のポメラニアンの兄弟姉妹にお目にかかる機会をお楽しみいただければ幸いです。なお、ご参加に際しては、未去勢、未避妊の場合は、マナーウエア等のご使用をお願いいたします』だって」「なんか面白そう? 行ってみる?」「行こう。だって、ちょいの兄弟姉妹にも、たぶん会えるだろうし」「あの時の小っちゃかった女の子とか、あの時、最初から考慮しなかった男の子とか、どんなかなぁ、ってかどんな色になったかな」「来るかどうか、わかんないじゃない。それに、あの子達の他には、ちょいと血のつながったお姉さんやお兄さんはいないわ。初産だったんだもの」「んなことないかも。だって、母犬は初産でも父犬の方、半分血のつながった子たちならいるんじゃない?」「そうか。ってことは、弟や妹がいるかもしれないどころか、半分お兄さんやお姉さんはいる可能性高いのね」「そうだよ。犬は、年に何回もだもんね。数ヶ月後に生まれた妹達や弟達もいるかも? 繁殖犬って大変だって言うじゃない」「その分、遺伝子は残せるけどね」「でも、雄はともかくも、雌の場合、出産は生命かかってる。ついでに、人間もだけどね」「うっ。人間の男性代表ではなくても、なんか、きつい」「でしょ、だから、女性は大切にされるべきなのよ」「両親ともに違うポメたちだっているでしょ。あそこ、ポメはちょいの両親だけじゃなかったし」「うわぁ、その日はポメだらけになるんだ」「あの日のちょいのママ、もうタフになったかな」「あなたのお嬢さんをいただきます。ちゃんと育てます、って言った時、あのママ、涙目になってたもん。なんかね、しっかり育てなきゃっての、しっかり意識させられたわ。あの涙、忘れない。なんか、一瞬、心が通じたんだわ」「あの時、色々小声で話していたでしょ」「そりゃそうよ。だって、犬と言葉や心が通じるって、そりゃあ~いうブリーダーさんやトリマーさん、ショップの方々ならなんとなくはわかってもらえるとは思うけど、動物と話していたら、変人って思われかねない、ぐらいの事は認識しておりますのよ」「ふふっ」「あの時、色々話したわ。『一才のお誕生日頃に連れてきます。ってか、その頃、また次の子たちが生まれていたりして。あなたも大変ねぇ。ごめんね、たぶん、チョイは避妊手術しちゃうと思う。あなたはまず3匹産んだし、私も2人産んだけれど、ごめんね。人間って勝手だよね。わかってます。ごめんなさい。この子、チョイにもごめんなさい』なんてこと語ったと思う。あの涙目、忘れられない。辛いよね。人間だったら、乳離れしてすぐお別れなんて、ひどい話だわ。それを人間はやっちゃうのよね」「法律じゃ、器物扱いだしね」「あっ、避妊手術、少し早めてもらおうかなぁ。かわいそうかなぁ。小さい時のは痛みを忘れる、トラウマにならないってほんとかなぁ。獣医さんと相談しなきゃ。手術後すぐじゃ、なんか不安だし」このお話は、https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202509150000/泥棒は嘘つきの始まり 第8話 ちょいとの続きです。
Jan 15, 2026
最低でも三人は子を為せとの家訓に従って、三人より多く子を為した。少し前の疱瘡やそれより前の大火や震災で看取る間すら無く老親や幼児どころか若い衆もばたばた亡くなっていく周囲の方々の嘆きを目に耳にしたが故に、万が一を考え、予備の予備とばかりに両手に余る子を為したのに、数年後の流行り風邪でまたもや、歳端の行かぬ乳飲子や可愛い盛りの幼子が次から次へと草葉の陰。 あの家訓は正鵠を射てはおったが、子の数があれでもまだ不足していたなどとは、思いもよらなかったわい。流行り病は怖い怖い。神仏を呪いたくなる程に怖い。長男の月善も三男の朝実も他界し、残されたのは次男の星実と、産後の肥立が悪く母を亡くした、まだ帯も解けぬ双子、朝華と朝麗の姉妹。双子は畜生道、縁起が悪い、ましてや女子なのだからと、一人は捨てるか養子に出すものとあちらこちらからせっつかれても、この子減りの時代に、そんな悠長なことは言ってられない。どちらかに養子を貰えばいいとはいえ、女子ではのう、儂の血が繋がらぬではないか。 儂の血を繋げるには星実に嫁を取ることだが、はてさて。どうしたものか。いや、悩むも困難。悩むも無駄。疫病続きでただでさえ嫁探しが難儀だというのに、あの体たらく。釣書の段階で無理。釣書では誤魔化せたとしても、人の口に戸は立てられぬ。断られるに決まっている。いっそのこと、朝華か朝麗を再従兄弟と結ばせるか。いや、そのような年頃の再従兄弟はおらぬ。他家に嫁いだ妹のところの甥の弥彦では年が離れすぎておるし、そもそも弥彦では儂の血がつながらぬ。他には、おっ、う〜ん、儂の従兄のところにおるにはおるが、昨年産まれたばかりではないか。儂の目の黒い内に朝華か朝麗との間に子を為せるまで見届けるのは、う〜ん。困ったのう。星実を廃嫡し、再従兄弟と再姉妹を結んで夫婦養子、いやぁ、これでは更に儂の血が薄くなる。古呂さま過呂さま以来ここまで連綿と繋いできた家系が儂の代で直に繋がらぬのは儂の不名誉。儂の恥。あちらの世でご先祖様の前で身を縮めねばならぬ。しかしながら出来の悪い息子とはいえ、廃嫡するのも心が痛む。 それにしても、誠実であれ、との願いを込めて星実と名づけたのだが、まぁよくもこんなにまで。情けない。誰のせいだ。儂か。儂のせいか。いや、儂は酒と煙草は少々嗜むが、女も風呂もましてや博打など。儂の好むのはせいぜい盆栽だろうが。本心は蛙さまの祠の脇の池を大きくして鯉を放ちたいが、鯉は田亀を喰うやもしれぬと代々御法度。 誠実とは程遠い星実をどうするか。嗚呼。第9話は、https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202502150000/の続きです。
Dec 15, 2025
母さんの名、七星という名前の由来を知ってるかしら。天道虫、いえ、お空の七つの星がよく見える春に生まれたから、でもございませんのよ。母さんは、夏に生まれましたしね。でも、母さんの名前をつけた月重お祖父さまと満月お婆さまは、その頃にも七つ星が夜空に見えたので、星の前に七をつけたのかもしれませんね、母さんは、七番目の子ではなかったですし、二番目でございましょ。 母さんの兄さまの名前は月満、弟は、朝重でした。残念ながら、お二人とも他界致しました。 どうしてなのかは、母さんもよくは知らないのですが、代々、最初の子には月の漢字を、二番目の子には星の漢字を、三番目の子には朝の漢字を使うと、決められていたそうです。えっ、どなたがお決めになったかですか。 さぁ、それも、母さんは存じませんの。今もですが、昔は今よりさらに赤子は簡単にあちらの世界に戻ってしまいましたから、子どもを三人は作るように、いつの頃からか決められていたそうです。でその子達の名前には必ず順に月、星、朝を使うということまでですよ。 母さんの父上月重さまと母上満月さまは、再従姉弟でご結婚されましたでしょ。本当は、姉弟ではなく、兄妹になるように、父上さまには年下の再従妹を探していたそうですが、お似合いのお年頃の方がいらっしゃらなかったそうです。 えっ、なぜ年下の再従妹を探していたかですか。それはね、今までも母さんの誕生日に話しておりましたように、古呂さまがお兄さまで過呂さまが妹さまでしたからだそうですわ。お二人は、私たちの遠い遠い、とても遠い御先祖さまですものね。で、再従姉弟でご結婚されましたのは、古呂さま過呂さまの血が時を経て、本家でありながら薄まってきたのを、もう一度濃くしようと思われたからだそうですのよ。母さんの父上さまにも母上さまにも月の漢字が使われているでしょう。それはね、先ほどお話しいたしましたように、どちらもそれぞれの最初のお子だからですの。 幸い、母さんには、あなた達、月路と星美と、今、お腹の中のお子。ご無事にお育ちになれば、月路さんが本家長男、星美さんが嫁いで、今お腹の中のお子は、男の子でしょうか女の子でしょうか。月路さんのお名前は、読み方が古呂さま、過呂さまの呂と同じですから、お二人に御守りいただけますように名付けられました。星美さんのお名前には、星の様に美しく瞬きますようにとの願いを込めましたの。 母さんのお腹のお子はどちらでしょうか。月路さんは、弟が欲しいのですね。星美さんは、お腹のお子が弟ならば、次は妹が欲しいのですね。祠の蛙さんにお願いしてみましょうね。第9話は、https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202502150000/の続きです。
Dec 1, 2025
十八で婿入りするまで、毎年私の実家の母様の誕生日に聞かされておりました昔話。私はこちらに婿入りしましたが、上の二人の兄様同様、なぜか毎年私の誕生日になると語りたくなるのです。あなた方のお名前も、婿入り先のこちらにお許しいただき、二人目のあなたには私の実家の最初の子につける月を使わせていただきました。月子さん、私の母、あなたのお婆様月姫の月ですよ。私は婿入りいたしましたし、あなたもお嫁入りするのでしょうから、私の実家からは益々離れて行きますが、あなたや将来あなたがお産みになるお子等がどこかで、月や星や朝がお名前に入る方々に巡り会えば、その方は、遠い、とても遠いかもしれませんが、もしかしたら、あなたと血のつながりのある方かもしれません。 私の曽祖父は月夫でしたし、私の祖父は月満でしたし、母が月姫でしたから、古呂さま過呂さまご兄妹の直系と申して間違いないでしょう。 もうずいぶん昔の話ですからね、曽祖父母の曽祖父母のそのまた曽祖父母のを何度も繰り返した頃の話ですから、口伝えで伝承され、時折、書き留めるご先祖さまもいらして伝わっている昔話を、月子さん、あなたにもいたしましょう。今日は私の誕生日ですからね。 覚えていらっしゃいますか? あの伝説を。もう一度、簡単にまとめてお話ししましょう。 私たちのご先祖さま、始祖さまの古呂さまと過呂さまの兄妹は、蛙の声に促されて、前にもまして、あちらこちらの田に出かけては田亀を捕まえ、口に入れるようになりました。たぶんに、蛙のようにぴょんぴょん逃げられず、蛙の卵や泥鰌のようにつるつる滑らず歯応えがよく、飴坊のように捕まえるのが大変な割には食べる部分が少なくはなく、沢蟹のように逃げ足は早くなかったですし、亀のように甲羅を割る手間も不要、目高のようにすいすい左右に素早く逃げもしなかったからかもしれません。 そのままでも食べていたそうですが、お日様で干したり、火で炙ったり、煮てみたり、それに何よりも、蛙に促されておりましたしね。月と星の夜が過ぎ、朝になった時に、古呂さまと過呂さまが共に見ていた夢の中では、蛙のみならず、飴坊と沢蟹と泥鰌と亀と目高等も、田亀から助けてほしいと、古呂さまと過呂さまに願っていたらしいですよ。 頼まれなくとも、気に入っていた田亀を食べることが、蛙はもとより、飴坊と沢蟹と泥鰌と亀と目高にも感謝されるなどとは思ってもいなかったそうです。朝、目覚めた古呂さまと過呂さまが同じ夢を見たことも、不思議なことがたくさん起きていた昔々のことですから。きっと、さほど気にはしていなかったのでしょう。 古呂さまと過呂さまが田亀を食べてくれるので、土壌はぬるぬる、沢蟹はざわざわ、飴坊と目高はすいすい、亀はのっそり、田亀に脅かされることも減り、平和になったことを蛙に感謝していたそうです。古呂さまと過呂さまに伝えたのは、月と星の夜の蛙の合唱でしたし。 月と星の夜の蛙の合唱を夢で見た古呂さまと過呂さまも、周りの生き物を助けられるのならと、元々好きな美味しい田亀をどんどん捕まえるようになりました。沢山捕えて、周囲の人々にも振る舞い、周囲の人々も、次第に田亀の美味しさに目覚め、自分たちで捕ろうとしても、古呂さまや過呂さまのようには上手くは捕らえられず。いつの間にか、古呂さまと過呂さまは田亀捕り名人になり、そのお子達も、それぞれ田亀が好きで、田亀を捕り、田亀を他の食物と交換したり。海辺の方々とは塩と交換し、塩漬けした田亀は前にも増してみなさまに喜ばれるようになりました。 あなた方が私の実家に参るとお参りする祠には蛙が祀られているのですよ。月と星の夜が明けて、朝になった時に、蛙の語りを思い出して、田亀捕りにせいを出したのがきっかけでしたから、蛙はとても大切にされているのですよ。第9話は、第2話https://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/202502150000/の続きです。
Nov 15, 2025
「ちょいがお嫌でしたら、対案をお出しいただけます?」「なんか、その言い方。いいよ いいよ。対案出てくるの数日後になりそうだし」「三郎が他界してまだ一年ちょっとなのに、二人合わせたら11匹目だから、慣れてる筈なのに、赤ちゃんお迎えって なんだか忙しない」「ペットロスからの回復過程よね」「11匹目なんだねぇ」「マイクロチップだって。よかった法制化される前で。いつからだっけ、義務になるんでしょ、あれ」「その内、人間も三ヶ月健診あたりで、マイクロチップ埋め込み法制化されたりしてね」「便利だけどね。迷子になった時とか捨てられたりしたら」「犬の話? 人間の話?」「どっちもと言えば言えなくもない。人間の場合だと、犯罪被害者特定に役立つだろうし」「なんか、それ、悲しくない?」「世の中、善人ばかりじゃないし」「マイクロチップって、小型犬だと、人間の大人の身体ににボールペン入れるような大きさでしょ。そんなの耐えられない」「異物にアレルギー反応なんて起きないのかな、とは思うけど」「ええっ、そっち? 痛いとか思わない?」「数年経てば、弊害もわかるようになってるかもね。人間に入れる前の動物生体実験だよ」「いやぁね」「僕たちが小さい頃、そもそも、犬を買うなんて発想、なかったし」「都内でもペットショップって、見たことなかったわ。犬は、母犬のところから譲り受けるものだったし」「僕の方は、もらっていただけませんか? 育てていただけませんか? だったよ。お金出して買ったことはなかった」「そうそう。純血種でもMIXでも」「MIXなんて言ってなかったしね。簡単に雑種」「MIXって言い出したのって、たぶん、私たちが初めて買った頃くらいから?」「雑種じゃ売るのに罪悪感があったりして?」「何でも英語にしちゃえばかっこいいって文化?あったもんね」「で英語じゃわかりやすいから? もっと色々な外国語にしちゃってね」「カタカナ言葉ばっかり増えていくわけよ」「マネーロンダリングならぬ、ワードロンダリング」
Nov 1, 2025
「そんなに焦ってるなら、今からもう一度行く?」「う〜ん」「やっぱり、一晩考える、にした方が、後で後悔しなさそうだし?」「それに、お迎えする準備がいるじゃない。いくら慣れていると言ったって、三郎が死んじゃってから一年経っているし、三郎があのくらいの時から、もう15年も経ってるから」「そうそう、今日だって、三郎のを見慣れた後だと、おしっこのシミもうんちもちっちゃくて可愛かったし。赤ちゃんを15年ぶりに受け入れるんだもの」「さぁ、準備しようか、買うものある?」「フードは買わなきゃ。でも、明日、今どれを食べているか尋ねてからでいいでしょ。あそこでも買えるし」「まぁ、明日、連れて帰ってくるって前提で、とりあえずの受け入れ準備」「ケージ、シート、水入れ、フード入れ、ここまでは今までのがある。出すのは、え〜と、ブラシ、爪切り、歯磨き、これはすぐにはいらない? けど買っておかなきゃ、あっ、歯ブラシは新しいの買わなくちゃ。あと、何がいるっけ?」「リードはある」「でも女の子だから、可愛いの探そうか」「三郎だって可愛かったです。それに女の子だから可愛いのって」「はいはい。けど、三郎のはくたびれているよ。捨てられないけど」「予防接種、全部は終わっていないでしょ。まだ、最初は連れ出せないわ。焦って買う必要はないわよね。ケージ、綺麗にしなくちゃね。組み立て、セッティングよろしく」「前と同じ場所でいいよね。ハッピーから3代目か。ボロくなったもんだ。でも国産? まぁ最初だけだし?」「取っておいてよかった。今ってか、どんどん高くなるんだもの」「こういう準備ってのも、ペットロスからの回復なのね」「かも」「三郎、ごめんね」「なんかね、生きとし生けるもの必ず死ぬってわかっていても、犬は寿命が人間より短いから、辛いよね。辛いのの繰り返し。でも、時が救ってくれる。時が経つと、昔の犬の死は、耐えられるようになってくる。祖父母や両親の死もそうだけど。今度の女の子が、僕たちの最後の子かな」「そうであってほしい。長生きしてほしい。ちょいに先立たれたら、この年じゃ、もう私耐えられなそう」「うん。ってか、もう、ちょいで決まり?」「うん」「僕には決める権利はないの?」「んなこと無いけど、あなた提案しないんだもの」「なんかね、せめて一週間でも一緒に暮らしてから、お似合いの名前を決めるってのは」「それじゃぁ、最初なんて呼んだらいいのよ」「そりゃそうなんだけど。で、ちょいって、外国語?」「えっ、日本語のつもり。どこかの方言だったりして?」「そうなの?」「うん。たぶん。天から降りてきた名前なんだわ」「へっ?」「前に言ったけど」「あれは冗談だと思ってた」「だから、チョチョイのチョイとか、なんかね、そういうなんか小さくて、名前も軽い名前がいいの。ほら 🎵ちょいと出ました、三角野郎が、四角四面の櫓の上でぇ〜って歌もあったでしょ」「チョイ悪親父とか?」「あっ、それ嫌だ。女の子なのに、親父は嫌だわ。ましてや、今から親父なんて、ちょいが可哀想」ちょいって なんか 小さくて、可愛い音だと思わない?」「うん、あまり思わない」
Oct 15, 2025
「さっき、そのまま連れて帰ってきたかったでしょ」「抱かせてもらったから。でも、抱かせてもらっても、どっちにするかは決めかねちゃう」「小さいこの方が、楽だけれど、でも、なんとなく、小さいと弱いのかもしれない、なんて思うし、でも、大きいと、もっと大きくなったら、重いしねぇ」「今小さいからって成犬になった時に大きくない、とは限らないし。色だって、絶対に白のまま、ってわけでもないらしいし」「やっぱり、一晩考える、にした方が、後で後悔しなさそうだし?」「けど、どっちにするって決めても、明日朝電話入れる前に どっちかはどなたかが買っちゃってるかもしれないし、もしかしたら2匹とも売れちゃってたりして」「そんなことはないだろう、ってか、ないよね」「いっそのこと、家で2匹まとめて、いや3匹?」「3匹はダメ、マンションの規約で2匹までだよ。2匹だって、大変だよ。フードやシート買う頻度、お世話も」「でも、自分たちで遊んでくれるでしょ。今だってそうなんだし、寂しくないじゃない」「それはやめようよ。せっかく今までより軽い犬種にしたのに。2匹合わせたら三郎より重くなっちゃう。世話だってたいへんだよ」「あら、私が1匹、あなたが1匹で、いいじゃない。どっちがうまく育てられるか、なんて?」「おいおい、僕とあなたが同時に死ぬ確率は低くて。残された方は一人で2匹の面倒を見るんだよ。昔と違って、今の犬は2倍ぐらい長生きするし」「そうねぇ、昔は狂犬病以外の注射なんてなかったし、歯磨きだって、えええっ?犬のぉ???だったもん。人間だってねぇ、朝1回の時代だったし」「隔世の感とはこういうことか。高齢者になって初めてわかる って? 日本の教育や医歯薬の進歩ってか、なんか、慣れちゃってたけれど、いつの間にか先進国だもんね」「なんか、逸脱しているんですけど、そっちじゃなくて、今は明日の犬の話だってば。それでね、あなたか私か、どっちかが先にあちらの世界に旅発って2匹のお世話が大変なら、その場合は、1匹をケンタかリサの所にあげちゃえば。どっちもペット飼える環境だし」「共働きじゃ無理無理、犬が可哀想」「その内、孫ができたら、しばらくは家にいるでしょ」「その内が過ぎたら」「その頃には、犬もお年寄りに近くなっているから、おとなしくお留守番できるんじゃない?」
Oct 1, 2025
「このこ、いいんじゃない、お望みの白だし」「こっちも白、どっちかにしよう」「こっちは、白だけど、男の子だし」「この2匹だけだよね、白で女の子」「T市の、他のお店も見に行く?」「今日、もう買っちゃうとか?」「僕は、どっちでも。あなたと目があったなら」「目は、どっちとも、ってか男の子ともあったし」「写真撮ってもいいかなぁ。どっちにするか一晩は考えたい。お店の人に動画撮ってもいいか、聞いてくるわ。ついでに一晩キープできるかどうか」「抱かせてくれるって。動画OK。キープは、今から明日朝までにすぐ買って連れてく、という人が現れなきゃね、らしい。明朝、どちらにするか電話欲しいって」「そりゃそうだ」「でね、今、このこ達のママにも会えるって」「ここ、ブリーダーさんも兼ねているから、奥に行けば会えるんだって。それに、ほら、このこたち、離乳は一応終わっていても、まだ親離れはしきっていないから、性格もわかるかも? ママがうんと大きかったら、このこたちも大きくなっちゃうかもしれないし、あっ、このこ達のパパは白系で小柄なんだって」「ここまで来た甲斐があったね」「ほんと、何軒目になるんだっけ?」「市内のホームセンターとショッピングセンター2つずつでしょ。市内のペットショップが、5軒だっけ、6軒だっけ? もう、覚えていないよ。でS市で2つ、 T市、ここひとつ目。合わせて、え〜と、12? 13? 14? ざっとひと月半。やっとやっと。明日はどちらかが我が家にってことだね」「うん、明日の朝まで、誰にも先取りされなきゃね」
Sep 15, 2025
怖い怖い怖い浮いていないやわらかくないあたたかくないまぶしい光が突き刺さってくる痛い怖い怖い怖い声も音も大きい音も突き刺さってくる今まで聞いたことのない声、音嫌怖い嫌うわっ嫌うわっうわっうわっうわっうわっうるさい耳が痛いえっ ゆなが出している音怖い怖い音怖い怖い音いやいやいやうわっうわっうわっゆなちゃん、泣かないで。これ ママ?ゆなちゃん、どうしたの?これ ばぁば?どうしたのかな?これ じぃじ?ゆな、パパですよぉ、初めまして。うわぁ 可愛い。これ誰?少し 怖いおお、小さいもんだな。これ誰?少し 怖い怖いからゆな やめるうわっうわっうわっ をやめるゆな怖いけどゆな やめる怖いのおしまいなんだって
Sep 1, 2025
揺れた押されたまどろんでいたいこのままがいいでも、押されるゆな〜 ゆなちゃん出てらっしゃい待ってますよぉゆな、出たくないゆな、このままがいいゆな〜 ゆなちゃんみんな待ってますよぉゆな、出たくないゆな、ここがいいあたたかくて やわらかくてふわふわでういていていつまでも半分眠っていて半分起きていてみんなの声が聞こえてみんな優しくてゆなもどったゆな〜 ゆなちゃん出てらっしゃい。ゆな〜 ゆなちゃんママは早くゆなちゃんに会いたいなぁ悲鳴になった。ゆな〜 出てきて!ゆな、出たくない怖いから 出たくないみんなの声がやさしくない怖いの 嫌い出たくないゆな もどるもどると悲鳴押されるいやだもんゆな もどる戻ると悲鳴悲鳴悲鳴みんな怒らないでみんな優しくないだから ゆな もどるでもでも悲鳴も聞こえなくなり押し出された初めてダメと言われたこのままここにいちゃダメだってゆな 怖い怖いの 嫌い。
Aug 15, 2025
ほんわり ほんわかゆら〜 ゆら〜浮いていて揺れていて薄いピンク色で薄いオレンジ色で時々薄い黄色で時々薄い水色で時々薄い藤色で時々薄い黄緑で薄いピンクの中に浮いていてゆら〜ゆら〜音に合わせて音楽に合わせて声に合わせてゆなちゃんゆな〜柔らかい声で ゆな〜 ゆなちゃん ばぁばですよぉ透き通った声で ゆな〜 ゆなちゃん ママですよぉ低めの声で ゆな〜 ゆなちゃん パパですよぉ枯れた声で ゆな〜 ゆなちゃん じぃじですよぉどれも優しい声で ゆな〜 ゆなちゃんくぅ〜ん ゆな〜 ゆなちゃん お兄ちゃんですよぉワフワフ ゆな〜 ゆなちゃん お姉ちゃんですよぉはっはっ ゆな〜 ゆなちゃんいつまでもいたいとこあたたかくてきもちよくてふわふわでういていていつまでも半分起きていて半分眠っていてまどろんでいられるとこ
Aug 1, 2025
ケロケロカードゲーム表面はケロケロ社のロゴマークのケロケロカエルが虹の下でニッコリ。70年代後半の電子系ゲームが流行る前でしたから、虹の赤橙黄緑青藍紫色の美しいカードと、TVCMでお馴染みになったケロケロカエルの笑顔は人気でした。裏面は、カエルの漢字4種類とスーパーケロケロ合わせて5種類7色虹色 計35枚からなり幼児から成人まで、1人から4人まで遊べる、同じ漢字を7枚集めたり同じ色4枚集めて早くケロケロと言って勝ちを宣言したり、絵あわせ、色合わせ、4並べ、ババ抜き等ができる。ケロケロ社各支店に保護者と行くともらえるカードゲームということになっていますが、訪ねただけでは、色とりどりの風船をいただいたり、キャンディやポケットティッシュをいただくだけ。ガラガラ回して当選すれば、ボックスティッシュ5箱。ケロケロカードをいただくには、ケロケロ社が得たい販売促進用個人情報の提供です。親は住所氏名電話番号職業家族構成を書かなければなりません。それだけで済むわけがありません。希望地域、希望間取り、希望価格帯も、チェックを入れなければ、ってなわけです。こどもの欲しがるケロケロカードゲームを入手してこども達を引き取りに行く。こども達は、保育資格や教員免許取得者と共にモデルハウスの庭やモデルルームのリビングで楽しい時間を満喫している間に、親の方は、ローンのシミュレーションまで進められ、お似合いの物件を勧められるというわけです。買いたい人には、新築物件、中古物件、変えたい人にはリフォーム、替えたい人なら、買う物件も売る物件も、ともかく個人情報を得て販売に力を入れるわけです。今は資金不足で買えない人でも、宣伝を続けていけば、近い将来に売れる、かも?親の方が静かなBGM流れる中にいても、こども達の方のBGMはいつものCMソング。こうして、こども世代も取り込まれていく。いつかは大人になって、住むところを入手する可能性は無限なわけで。変える替える買える帰るのケロケロ蛙に幼い頃から洗脳される。しかも、販促ノベルティグッズのカードゲームで、一家団欒の場でも、洗脳されていくわけです。
Jul 15, 2025
CMソング カエルの漢字はどんな漢字?🎵ケロケロ カエルカエル ケロケロカエルの漢字はどの漢字?今日の漢字はどの漢字?ケロケロ変える?ケロケロ替える?ケロケロ買える?ケロケロ帰る?ケロケロ蛙?み~んなできるケロケロケロケロケロケロ社いい感じ!どの漢字?このCMソングは高度成長期からバブル全盛期、昭和平成令和と、TVの天気予報やラジオの道路交通情報に合わせて放送され、どの漢字が出てくるかはランダムで、「当たった!」「外れた、ショボン」、とTVの前の一家団欒の光景にもなりました。
Jul 1, 2025
せやな、しゃぁないわな。 こまいこんから、あかんたれよばれてもて。保育園ん頃は、とんぼん羽むしって、頭だけ並べてシャツかませててん。たんぼに小便したり、ごっつう叱られたわ。小学校ん時は、スカートめくりに飽いてな、鉄棒に糊ぬってな。先生にげんこもろうた。中学ん時は糊はシンナーになってん、塗らへん、吸うた。数回だけや。あんなんどこがええんや。歯ぁもボロボロになるんやろ。勉強なんてつまらへん、わっからへん、しんどいだけや。 せやさかい、煙突とアヒルの並ぶ成績やったに、工業高校ん頃も、つるんで万引きや、今と違うて、パピポパピポとは鳴らへんかったんや。けどな、バイクふかしてた。ポリ公にはつかまらへんかったで。今なら写真撮られて結局捕まるやろ。昔はな、追いかけごっこやったし。逃げ切れる、ってなもんよ。おもろかったで。そないな俺でも、高校出て、好きんバイクを触れるからって自動車整備のこまい工場で一応仕事したで。やっぱ、わっぱが好きやったんやな。おっと、わっぱ言うても おまわりワンワンの持ってる手錠やないで。車輪のことに決まっとるやろ。好きやさかいそん仕事は長続きしっ、 てか、職場は長続きせんかったで。威張る先輩はどこにでもいたさかいな。それに、あん辺やと昔っからのワル仲間がおるやろ、で、金、貯まらへんねん。酒に煙草に賭け事パチンコ競馬競輪、金使うとこはごっつうあったさかいな。つるんでたら、金、貯まるわけあらへんやろ。 中学ん時ん修学旅行で来た東京なんて気取った街にも一度は住んでみたろか、なんて思てな。で修学旅行以来乗ったことんなかった新幹線で来たわけよ。何もかも高いがな。高い上にツンとしたんばかりで、女だけやないで、男もな、ツンとしとんよ。ツンもやけど、ツンツン真面目クッソ真面目ん東京は俺には似合わん、マジ似合わん。せやさかい、こん町まで来てな、 したら、東京以上に関西の言葉目立つんやで。こういう言葉だとな、ここら辺みたいんど関東やと お笑いかヤクザと思われてん。怖がられるか笑われるか。けど偶然、中学ん時の同級生、学生になってんのに出会うて、そいつんバイト先の飲み屋で幾度かガヤガヤわちゃわちゃやっとったら 工場長ん一人娘が俺に惚れたってわけよ。社長やないさかい、工場を継ぐってなわけにはいかんかったけどな。そいつの父ちゃんが工場長してるってんが、これまた俺の腕が活かせたわけよ。高度成長期って言うんやろ。しょうもない高校出た後、あちこち流れたやろ。人当たりや技術だけは身についてたさかいな、流れもんでもすぐに雇うてくれてな。工場長の婿殿候補やさかい、信用されたってわけよ。 でな、嫁ん次には娘もでけた。嫁に似て中学ぐらいまではかわいかったんが、そん後は、俺に似て女だてらに悪さばかり、毛ぇも爪も顔もケバい化粧した三十半ばになってもうた。結婚もせず、ふらふらぷらぷら ぷぅ花子の耳や牛の花輪みたいんピアスがぷぅらぷぅら、ピアスも男もとっかえひっかえぷぅらぷぅら。こちとら はらはらどきどきやがな。 でな、話を元に戻すんやけど俺は工場長が住んでた家に養子になってん転がり込んで住んどったんや。義理の親父やおふくろを嫁が看取ってしばらくすりゃ、もう嫁も家もぼろぼろや、どないしよ、俺のお涙頂戴の退職金で建て直すかって時に、嫁が、老後は街中のこじゃれたマンションに住みたいなんてゆうてな、へそくり出してきてん。ほな、こんボロ家と土地売って、足してなんぼや、どうにかなるやろて思うてもた。 よぉく言われてるやろ、日本経済の低迷やら、少子化とやらで、このK市も寂れてきてな、ボロ家ん土地も大した金にはならんのよ。そん割には新築は高いまま。いや、高くなる一方。よってもって、街中の新しいマンションなんて、無理、無理、無理、どう転んでも絶対無理。娘がこまい頃は田畑広がる田舎やったんに、今は一応は首都圏ベッドタウンやさかい、経済が低迷してようが、シャッター街あろうが、それなりに高いんやで。新築なんて、そもそも俺に似合うておらんしな。負け惜しみやないで。 せやな、しゃぁないわな。 でな、中古のマンションを探し始めたん。中古なら、中古になった俺にも嫁にも中古になりそうなぷぅ花子にも似合うとるやろ。桜の花が散る頃やった。第5話 終わり
Jun 15, 2025
ね な ぬぐ。頭の中で、音になって、でも、耳も口も動かない。あの二つに、私は何かを伝えたい、らしい。でも、何を伝えたいのか、それすらわからない。ましてや、伝える方法がわからない。ね な ぬぐ。首も耳も口も動かせない。動かせるのは目だけ。ぼんやり見えるだけ。耳も動かせない、ぼんやり聞こえるだけ。どれだけ経っているのかもわからない。時々 白いのと大きいのが視界に入るだけ。どれだけ経っているのかわからない。けれど、二つの内、大きい方が、さらに大きくなった。そして、その大きい方が、少し小さくなったと思ったら白い方よりさらに小さい動くものが増えた。増えた。足し算を思い出した。今まで1+1だったのが1+1+1になった。2が3になった。3番目の小さいのは、私のいる方を見ているようだがはっきりはわからない。いつも口を動かしている。私の口は相変わらず動かせない。首も耳も動かせない。見ているだけ。3番目の小さいのは白い小さいのよりよく動く。そして、私の視界の中にいることが多い。だから、3番目の動くのをずぅっと見ていた。ずぅっと。あちこち動く、私にもあるような感覚。でもどこも動かせない、私は白い小さいのよりも、この3番目の小さいのに似ているような?小さい白いの。小さい白くないの。大きい白くないの。私は、小さい? 大きい?私は私がわからない。夢を見ていたようだ。動くものが何もない。木々 そうだ、木というものがあった。動く水。上下、全部水。また木々。鈍く光るまっすぐな線。平行に鈍く光る線。それと直角に交わる別の平行線。今見える地面の色と似た木々も平行。また別の夢。尖った屋根、槍みたいな屋根。その屋根に、十が付いている。そうだ、十は、十番目、一、二、三、四、五ごにじゅう。じっこ。鐘の音。カネはカネでも金ではない。金、おあしとも言うんだっけ。また別の夢。地面に火。何かを煮ている?夢が色々教えてくれる。見せてくれる。目ではなく、頭の中に。そうだ頭。頭に目が二つ目のそれぞれの横に耳目の間に、鼻。鼻の下に口。花は鼻で匂う。何も匂わない。な ね ぬぐ。ね な ぬぐ。なにぬねの。つねならむ。わからない。第4話 終わり
May 31, 2025
上も左も右も下も真っ白。後ろは見えない。首が回らない、曲がらない。首って何だっけ。目の、前だけは真っ白ではない。けれど、何だかわからない。地面の色のきれ? 白い背の高い箱に細長い箱がたくさん。箱じゃなくて、本だ。きれの床で何かが動いている。白い何か。 本はたいせつな物だっけ。本に書いてあるのは字。見慣れたような、見慣れていないような。目の周りに黒いものが、目のすぐ上下左右に見える。円いような何か。私は誰? わからない。この感じは何? 感じ? 漢字? 漢字って何だっけ。ね ぬぐ な、な ね ぬぐ。つねならぬ。違う。つねならむ、がいろは歌。なにぬねの だっけ? いろはでなくて。いろは歌。何だっけ。イロハだっけ。いろはよりしっくりくるような、そうでもないような。ぼんやり、何も覚えていない。覚える? 思い出す? 何も思い出せない。首だけではない、何も動かせない。何も? 何もって何があるんだ?目だけが回る。目、見えるってこと? 私は考えている? 考えるって、何?目はどこにある? 何だっけ。この目のまわりの。まわり? 目がまわる?まわり、まわる、首はまわらない。首って何だっけ。うごかせない首、首の上、黒い、たぶん、まるの中に目。目で見ている。だんだん分かってきたような。わかるって何だっけ。ぼんやり暗くなって、ぼんやり明るくなって、目だけが動かせて。見えるものは、ずぅっと 地面のようなきれのような、本がたくさん、変わるのは、白い小さなものと 白くなくて もっと大きい何か。この二つは、見えなくなったり 見えたり 時々音を出したり。これの繰り返し。延々と永遠に続くような。永遠って 何?な ね ぬぐ。この音が私の中でくりかえされる。聞いたことのあるような、ずぅっと昔のこと。いつ? いつって何? 昔って。見えたり見えなくなっている、白いものとそれより大きいもの、くりかえされるからなのか、何か親しみを感じる。 もしかしたら自分も同じなのか。あの二つから 私は見えるのだろうか。白い方は、時おり 私の方を見て、何か音を出す。あの二つにも 目が二つずつある。その下の動いているものは口だ、口が開いたり閉じたりしている。口が閉じたり開いたりする度に何かぼんやり聞こえる。音。けれど、よく聞こえない。聞こえない、ってことは聞こえるってこともあるわけだ。聞こえるってどういうこと。聞こえるってことをわかろうとしたら、目の横に耳があると分かった。耳で聞いていると分かった。目が動かせるなら、耳も動かせるかもしれない。動かない。そうか、目の下の方に首があって、でも首が動かせないのと同じだ。私には目がある。首がある。耳がある。けれど動かせない。動くものなのだろうか。目の下に、私にも口がある、と思い出した。口も、耳と同じで、動かせない。動かせないから、音が出せないのか。目の前に時々現れる二つ。形が違う。特に口の形が違う。私もあの二つのどちらかと似ているのだろうか。あの二つには、私が見えているらしい。
May 15, 2025
警察官達に加えて隣人の視線が俺を観察している。営業トークはやはりジャージにはそぐわない。「それ、こちらの所有者の許可をいただいてらっしゃいますか? 実は、お留守の筈なのに深夜過ぎても、今朝方も電気が付いているので不審に思われたご近所の方々から通報を受けましたので、参りました。もし許可を得られてるのでしたら、問題ないのですが、とりあえず、署の方でお話しを伺わせて頂きたく、ご足労お願いしたいのですが」「ですが、もう1時間ほど後にはお客様がいらっしゃるので、後ほどでもよろしいでしょうか」「いえ、お時間は取らせませんから。なんでしたら、私、そのお客様と直接お話しいたしましょうか」「いやぁ、それは………… 警察からお電話ですと、お客様にご迷惑掛かりそうですし、困ったなぁ」シミュレーションしていたセリフは滑らかに口をついて出てくるものの、内心、本当に、心の底から困っていた、焦っていた。足首は特に痛い。「わっかりました。じゃぁ ちょっと身繕いさせてください、荷物もございますし」「念の為、同行しましょう」警察官は靴を脱ぎ、俺の斜め後ろに付いてくる。左足首が痛い、両肩も腰も痛い。頭の中はフル回転。昨日のコンビニ夕食のゴミと、今朝食べる筈だったものは持たねばならないし、布団も畳んで、電気もブレーカーを落とさねば。後、何があった? ビールの缶ぐらいか。何もまずいものは持ち込んでいないはず。お客様を待つため、ここから動けない、と繰り返して、パトカーの中で、簡単な事情聴取に応じることで、当座の難題はなんとか切り抜け。最初は遠まきに見ていたお節介な隣人諸氏もいなくなり、一旦、家の中に戻り、着替え、お泊まりセットの底に見つけたミニシェーバーを使い、身繕いしてコンビニ弁当を食べて、この先、来るわけのないお客様のご案内時刻を過ぎるまでここにいて、だって、どこでさっきの警官が見張っているかも、いや、そんな暇は無いかもしれないけれど、その次は、多分捻挫した足首の治療にどこか整形外科を探して、あっそうだ、勤務先にも連絡しなきゃならないし、K署での事情聴取に行くのは明日以降でいいことになったが、勤務時間じゃまずいし、いや、困った。支店にも俺の身分紹介、もう入っているかもしれないし、そしたら、来るはずの無い客のこともバレてしまうだろうし。そもそも俺が泊まっていたことも。ってか、今日、俺、当然出社してる時間じゃん。もう遅刻。無断じゃん。あああああ。泥棒は嘘吐きの始まり第3話 今夜もお泊まり 終わり
Apr 30, 2025
「だいじょうぶですか。ドアを開けてください」「えっ、あっ、ちょっと待って、まだジャージで、顔も洗ってなくて、歯も磨かなきゃ、髪整えなきゃ。いてて、あちこち打ってしまって」「そのままで構いません。ドアを開けてください」「えっ、でも」と言いながら、ドアノブに手をかけて、鍵、鍵はどこだっけ。何をどう言えばいいんだっけ、ここはどこ?は思い出したけれど、今度は、俺、誰なんだっけ。頭の中は目まぐるしく、いや、思考は虚しく、ぐるぐる空回り。肩が痛い、足首痛い。腰も痛い。なんとかやっと解錠してドアを開くと、目の前には制服警官が二人。周囲にたぶん警察官でない人が3、4人、その後ろにパトカーが2台。パトカー横にも制服警官の姿。あああああっ、え~と、え~と。 警察官が、バッジみたいなのを開いて見せてくる。これが警察手帳なのか。S県警K警察署の巡査部長某と巡査某だと名乗ってきた。名前? そんなの頭に入ってこない。ともかく、やはり警察官らしい。本物らしい。パトカーもいるし。 隣人らしい人たちが、ヒソヒソ。「知ってる?」「ご兄弟の友人でしょうか」などと。あっ、その手もあったか、などとまだ寝ぼけた頭でふと思うものの、いや、ダメダメ、ここは本名でないとこの先まずい。「お名前教えてください」「冬木です。何かあったのですか」「緑川さん、ではないのですね」と言われ、営業モードが目覚めた。パジャマ替わりのジャージ姿で、足首痛めてまっすぐ立てず、我ながらみっともないことこの上ない。「いえ、緑川様から委託されて、こちらの管理と販売に当たっております、ケロケロ社K駅前支店の第二販売課長をしております、冬木と申します」 「え~と、冬木さんは、昨晩こちらにお泊まりだったのでしょうか」「あっ、はい、営業時間前8時過ぎにこのお宅をご覧になりたいお客様がいらして、私、自宅がやや離れておりますので、明日、いや、今日のご案内の準備のためにいっそのこと前日からこちらに泊めていただこうと」「なるほど」皆の視線が俺一点に集中している。
Apr 15, 2025
半分夢の中で、聞き慣れないピンポンの音がした。スマホのアラームの音、こんな音にしたんだっけ? 電話の着信音 変えたっけ? う~ん、誰? 寝返りをうった。枕元にある筈のスマホを手探りで、布団から畳まで手を伸ばして、やっとスマホを見つけた。寝ぼけたまま、スマホのボタンを探し、画面が明るくなって、ロックを外そうと指を動かすが、巧く動かせずやり直している内に、ピンポンに重ねて、今度ははっきり聞こえた。ドンドン叩く音。スマホのロックを解除して、ピンポンはスマホではなく、ドンドンもドアで ピンポンは家の呼び鈴だと気づいた。気づいたけれど、ここはどこ? え~と、俺、誰?とまでは思わないけどさ、なんて、馬鹿なセリフが頭の中で響いていた。だんだん意識がはっきりしてくる。取り敢えず布団から出て、頭に当たった紐を引っ張れば照明が灯くはずなのが、消してしまった。もう一度、二度引っ張って、やっと明るくなって。まだぼんやりした頭で周囲を見回して、ピンポンとドンドンの意味が分かった。うわっ、血流が一気に上がる。血流が上がると、血圧は上がるんだっけ下がるんだっけ、頭の端ではまだ余計なことを考えている。一気に上がった血流で、階段をドタドタ降りていき、スマホが引っ張られてコードから外れ、ほぼ同時に俺は階段を踏み外してダダダッと十段ぐらい滑り落ちたので、凄まじい音がした。いや、音よりも何よりも腰も肩も痛い。玄関のたたきに落ちる寸前で止まった。イタタタ。すぐ目の前のドアの外から「大丈夫ですか」「はっ、はい」「ほら、やっぱり誰かいるでしょ」「すみません、K警察ですが、確認させていただきたいことがあるので、動けるようでしたらドアを開けてください」動けるさ。腰が痛いし、足首にも違和感があるが、靴に足を突っ込み、ドアノブに腕を伸ばしながら、素早く……考えられない。頭の中は大混乱。何をどう答えればいい? 取り敢えずスマホは、あっ、スマホどこ行った? 階段の下に転がっていた。身体を捻りよろめきながら手を伸ばして拾い上げた画面に大きく時刻が表示されている。06:50。えっ、早い。出社するには早過ぎる。ってか、応答しなきゃ、いや、誰だか名乗らねば、えっと、俺、誰なんだっけ。あっ、財布、名刺入れ。昨日どこに置いたっけ。名刺入れ。あっ、上だ、いや、下に吊るしたスーツの中。
Mar 30, 2025
ロッカーからお泊まりセットを取り出して、今夜の宿に向かう。母親は既に他界、銀行勤務の兄一家は福岡に、独身の弟はカーディーラー勤務で仙台にいる。家の近くのコンビニで弁当と味噌汁2つずつとビール1缶、天然水1リットルを買って、家に向かう。ビジネスホテルよりもネットカフェよりも不便だけれど金のかからない家。今は誰も住んでいないから、鍵を開けてからスマホで照らして、ブレーカーを上げる。夜間に訪ねて来る人もいないから、玄関の灯りは消す。売りに出す算段はしているから細かな荷物はだいぶ片付いたけれど、介護施設に入所している父親が戻ってこないとも限らないので、仏壇も含めてまだ大型家具は残してあるし購入希望者内覧用にと電気ガス水道も契約されたまま。ほとんど使わず基本料金のみ払ってはいるわけだから、もったいないけれどったって、俺の金じゃないし。SDGsの意味では別にもったいなくない。むしろ、貢献しているのかもしれない。お泊まりセットから、パジャマがわりのジャージ上下と下着、バスタオルを出し、シャワーを浴びる。しばらく使っていなかった水は、やはり臭い。さっぱりしてから、台所でコンロのガスの元栓を開き、買ってきたペットボトルの水を小鍋で沸かして、味噌汁のカップに注ぐ。飲み頃になるまでに、ハンガーに明日のシャツやネクタイをセットし、押し入れから布団を出し、布団乾燥機で布団の湿り気と匂いを飛ばす。食べ終わり、弁当と味噌汁の容器を袋に入れ、持ち帰るのを忘れないように明日の荷物の横に置いた。ゴミを残しておくと家の中が臭くなる。次に、朝食用の弁当と味噌汁をテーブルに置き、布団乾燥機を外し、きちんと元に戻し、缶ビール片手に布団に潜り込もうとし、おっといけない、その前に御仏壇にご挨拶。手を合わせて念じる。お線香は無しで。火事が怖い。電気を消して布団に潜り込んだものの、布団乾燥機の予熱が冷めてきたら、古い一戸建ての宿命よ、底冷えがする。少しは寒くないだろう二階の電気を付けて雨戸が閉まっているのを確認してから下におり、布団とスマホとビールを仏間から持って上がる。暗い中での鑑賞は目によくないらしいから、電気を点けたままビールを飲みながらスマホで映画を探している内に寝落ちした。
Mar 15, 2025
アメンボとサワガニとドジョウとカメとメダカとカエルは会議を開きました。誰かがタガメをなんとかしなくちゃ。どうやって?誰が? タガメをやっつけられるのは、タガメを食べてくれるコロとカロだけだってのに。じゃぁ、誰かがコロとカロに頼めばいいんだ。誰が頼む?どうやって? コロとカロはどうしたら分かってくれるかしら。昔は、人間も私たちみたいに通じ会えたのにね。音がはっきり出せるのは誰? ドジョウって鳴ける、でしょ? サワガニだってブクブクザワザワだよねぇ。アメンボとメダカが、じっとカエルの方を見ていました。やっぱりかえるだろ。カメも首をうんと伸ばして、カエルを見ています。普段、歌合戦しているし。カエルは答えました。声だけならね。確かにしっかり出せるけどさ、でも、おとなになったら鳴いているのはいつものことだから、何かを伝えたいなんて人間は思ってくれないと思うよ。女の子達にだって、結婚しようよ、ってなかなか伝わらないってのに? 種の違う人間には伝わらないと思うよ。やってみなきゃわからないでしょ。そうだよそうだよ。やってくれよ。やってみてよ。 満月の夜は、明るくて、眠るのが惜しいくらいです。大きな木の下の藁囲いの中で、コロとカロの兄妹は背中合わせに胡座になって暖をとりながら、編んだ藁の寝具に潜む虫を取っては口に運ぶ手も止まりがち、うとうとしていました。時折メダカやフナが水面で遊ぶのか、微かな水音が聞こえていました。少し離れた苫屋から、薪の弾ける音も響くほどの夜のしじま。その時です。近くのたんぼからいきなりカエルの大合唱。コロとカロはビクッとして腹ばいになって外を覗きました。辺り一面、カエルの声。今までもカエルの声は聞こえていましたが、今晩のは、今までに体験したことのない大きさでした。耳の奥にまで入ってきて、耳鳴りのようになり、頭の左から右、右から左、行き場を無くした音が顔の奥で渦巻いているような、両手で耳を抑えても、藁を重ねて被っても、頭の中の音が止みません。音が回っているのか頭が回っているのか目が回っているのか、地面が回っているのか、怖くなり、二人は地面を転げ回り、それに疲れて寝入ってしまいました。 昨晩の轟が嘘のように静まり、様々な小鳥の声が響く中、地面の冷たさに目を覚ました二人は顔を見合わせました。何か悪い物を食べたか? 首を横に振ります。コロ、聞いたか? 首を縦に振ります。カロも聞いた。夢じゃないよね。うん、夢じゃない。タガメを食べて、って言ってたよね。うん、もっともっと食べてって。ゲコゲコが言ってたよね。タガメは悪い奴なんだって。ゲロゲロ言っていたよね。うん。悪いかどうかは知らないけれど、美味いよね。うん。じゃぁ もっと食べよう。カエルが喜ぶらしいしね。第2話 カエルの恩返し 終わり
Mar 1, 2025
むかし むかし、大昔、この地で人間がお米を作り始めた頃のことです。田んぼに住んでいたタガメは、神様のように慕われていました。いえいえ、たいそう恐れられておりました。水の中の乱暴者でした。 雨の滴の様に優雅に泳ぐアメンボの美青年は一飲みにされ、サワガニの坊や達はざわざわ逃げ惑い、ドジョウのお嬢さんは組伏せられ、メダカの生徒や先生は追いかけられ、カメのお爺さんお婆さんは追いかけられ、カエルのお母さんお父さんですら食べられてしまうくらいですから、卵も かわいい盛りのおたまじゃくしも食い散らかされ、皆、恐れ慄いておりました。 お米を作り始めたとはいえ、その頃、人間はお米だけを食べていたわけではありません。周囲にあるものは何でも口に入れて食べられるかどうか試しておりました。炙ってみたり、焼いてみたり、干してみたり十人十色。コロとカロの兄妹はタガメが一番美味しいと思いました。アメンボほど頼りなくなく、ドジョウほど滑らず、サワガニほど顎が疲れず、カエルの卵ほど噛みきれないこともなく、炙っても干してもほど良い歯応えのタガメは最高のご馳走でした。コロとカロは番を頼まれた水田で、タガメばかり採るようになりました。タガメはどんどん減っていきました。 アメンボもサワガニもドジョウもメダカもカメもカエルも、互いに食べたり食べられたり、人間にも食べられておりましたが、タガメが減ることは、水の中に生きる者たちにとって、幸せなことでした。 あそこの田んぼには、タガメが少ないんだってさ、いいなぁ。伝え聞いたアメンボは飛んで、サワガニはザワザワ歩き、ドジョウは頑張ってヌルヌル土手を超え、カメも重い体を四つ足踏ん張って境を越え、カエルはピョンピョン跳んでコロとカロが番をする水田に移住しました。飛ぶことも跳ぶことも登ることもできないメダカは残され戦々恐々。ところがどっこい。タガメも飛べるものですから、移住先まで追いかけます。コロとカロはタガメをガシガシムシャムシャポリポリ。 背に腹は変えられず我が身我が命を絶やすまいと卵や子を置き去りにする親は移住先でも子作りに励み、それを狙ってタガメも移住。コロとカロもタガメを追いかけあちらこちら。追いかけごっこにはきりがありませんでした。
Feb 15, 2025
第一話 さっちゃんは河原幸代っていうの 後編二人の声などどこ吹く風、勝手知ったる我が家のように、初老の女性はふうらふうら、スタスタ奥に入っていく。相変わらず、「さちよだよ、かわいいね、さっちゃん」と繰り返し歌い続けている。のぶとネギが追いついて、両方から腕を取ろうとして、態度も言葉も改めた。何か、波長が違う。「お客さん………ですか。事務所を通してくださいよ」「ここ部外者立ち入り禁止ですよ」「あっ、お兄ちゃん達、新しく入った人? 私 さっちゃん。初めまして」とにっこり笑うと、両手を膝の前で揃えてペコリ。のぶもネギも、ついつられて返事をしてしまった。「初めまして…ってか、え~と、どちら様で」「さっちゃんで~す、パパいない? あっ、さっちゃんのパパはね、ここの課長さんなの。部下が二人しかいないけど、課長さんなんだって言ってるんだよぉ」 のぶが事務所の方に向かいながら大声を出した。「課長、お客さまですよ~。課長も隅に置けない、ってか年増趣味なんですねぇ。それとも…まさか、本物のお嬢さん? ってなわけないですよね~さっちゃん だそうです」 事務所から、マスクの下で口をもぐもぐさせながら出てきた課長を見て、さっちゃんの側に張り付いているネギが、頭の横で左手人差し指をくるくる回してニヤッとして首を傾げた。まったく、何しているんだ。少年鑑別所まで行ったことを自慢たらしくしゃべるネギには後で注意しておかなきゃ。あの婆さんには気付かれなくとも、三方が開いている敷地では、どこで誰が見ているかわからないってのに。家で仕事してりゃぁ、たまには双眼鏡覗いてる誰彼がいるかもしれないってのに。ああいうところがまだまだダメなんだ、あいつは。近所は皆顧客って思わなきゃ。壁に耳あり障子に目あり、あっ、こんなこと言っても通じないだろうな。障子ってなんですかぁ、だもんな。「私、こちらの課長の鈴木ですが、え~と、どちら様でらっしゃいますか」「課長さん? えっ、パパはもしかして社長さんになっちゃった?」「社長にお嬢さんいたっけ?」「社長は先月亡くなりまして」「パパなくならないもん、やっぱり社長さんじゃなくてぇ、課長さんだってば。パパ~、かくれんぼしてないでよぉ。さっちゃん来たよぉ。 パパを迎えに来たんだって。さっちゃんはね、パパと一緒にお家に帰るのっ。あれっ、私のランドセル どこ」「ねっ」と言って、ネギが頭の横でまたしても指を回すのを「やめろ」と手で払い除け、課長は事務所に戻り、マスクをしたまま駅前交番に電話をかけた。受話器からだってコロナが伝染るかもしれない。後で消毒しなきゃ。いや、消毒のアルコールも貴重品だし。 しばらくして、サイレンを鳴らさず敷地内に入ってきたミニパトカーの女性警察官に「ランドセルを一緒に探しに行こうね」と話かけられながら、後部座席に別の女性警察官と一緒に乗せられて、初老の女性は去って行った。第一話 終
Jan 30, 2025
第一話 さっちゃんは河原幸代っていうの 前編 昭和モーターズは、何しろ流行っていた。コロナはまだどのように伝染するのか分からず、ワクチンも服用薬も開発されず、武漢から広まり世界を席巻し、世界中の国々でパニックになり、パンデミックと騒がれ、病院に辿り着いても長蛇の列、やっと医療機関内に入れて、やっと医療スタッフに会えても治療の術も定かでなかった頃。死者数が各国で日々増加し、遺体搬出火葬埋葬すらままならなかった頃。マスクも消毒用アルコールも入手困難、高騰した頃。世界中でリモートワークが盛んになり、日本でも電車やバスがガラガラになり、幼稚園や保育園から大学まで休園休校になり、やむを得ず出社する人々を除けば、ともかく家に閉じこもる。他人と接したくない人々も、自家用車での外出ならば、家族以外と接することも避けられる。通信販売での買い物が増え、食事を作りたくない、作れない人にはデリバリーが流行り、運送業は大忙し。外食産業や観光業で開店休業が事業縮小になり、閉店を考えている内にもはや倒産すら視野に入る個人経営の店舗が増えていく中、昭和モーターズは、修理依頼が増え、流行りに流行っていた。 S市との境を流れるT川のK市側土手脇の昭和モーターズの事務室で三時の休憩時間に、機械の音も止みマスクを外して、税抜一袋二、三百円の個包装の菓子や煎餅を並べ、湯呑みのお茶や自販機のコーラを飲みながら、ほっとした顔の工員が集っていた時、遠くから川風に乗って歌声が聞こえてきた。場にそぐわないというよりは、歌と声がそぐわない。初老の女声。歌声がだんだん近づいてくる。「さっちゃんはね、さちこじゃないんだ、さちよだよ。かわいいね、さっちゃん。かわいいね、さっちゃん」また繰り返される。「さちよだよ。かわいいね、さっちゃん。さちよだよ、かわいいね、さっちゃん」「あれ、あの歌、違くない?」「知らないっす。古いっしょ」「幼稚園の保母さんとか」「あり得ないね。歌詞も節も違うし、壊れたCDだ」「あっ、それももう古いっしょ」「壊れたLPじゃわからないと思ったからCDにしたのに」「あれ、課長、知らないっすか。今LPって流行ってるっす」「おいおいおいおい、危ない、あの婆さん、入ってきちゃったよ。車の下、覗いているぜ」「あの婆さん家の車じゃないんすかぁ?」「うんにゃ、旦那のとか、息子のとか?」「おい、誰か、聞いてこいよ」「ネギ、お前行けよ」「俺っすか?」「お前、後輩だろ、行ってこい」「チッ、先輩風吹かしてよ」と言い合っている間に、女性はリフトの設置してある奥の方へスタスタ歩いていった。のぶとネギが事務室を飛び出した。「おばあさん、そこ危ないから」「ばあさん、出てけよ。入ってくるんじゃねぇってば!」
Jan 15, 2025
🎵 聖夜 🎵silent nightではなくてbe silentでもなくてbee silentなんですね。長年の疑問が解消しました。長年といってもここ20年ぐらいかなぁ色々検索していたんです。最近、ネット検索すれば一応 なんとなくはいろんなことがわかっちゃうでしょ。まぁ話半分以下と思って読んだ方がいいみたいですけれどだってそれぞれに経歴と資格を有した方々が独立して責任を持って書かれている内容が概ね共通している時以外はあんまりね。医学や法律の専門家だって見解の相違って結構ありますしそうでなければコピペでどんどんできちゃうし最近は文章もAIが作っちゃうしねっ世の中どれがほんもの?どれが真実?ほんものも真実もたくさんたぁくさんあるわけで。で要するに大抵のことは一応 大まかになんとなくはわかるような気にはさせてくれる変な時代なんですけれどでもBEE SILENTってものがあるんだにたどり着くまで結構かかったのでした。何かって?みつばちの蜂蜜を略奪する時に人間がスプレーするあの中身の成分。私蜂蜜大好きなんです。でね蜂蜜をいただく度に蜂さんありがとう。って 心から思うんです。お米の一粒をいただくよりもよっぽど感謝しております。なのになのにねただでさえ略奪しているってのにその時にスプレーしているでしょって映像を時々目にしちゃうわけです。ミツバチに刺されないようにミツバチを追い払うためにあのシュッの中身はなんなの?まさかミツバチを殺しはしないでしょ。殺虫剤は、まかり間違わなくても人間にだって弱毒性ぐらいはあるでしょ。じゃぁ 二酸化炭素とか?それともただの水?ですから養蜂業の方が蜂蜜を奪う時のスプレー噴射を見る度に検索かけていたりってのがずぅっと。で先日やっと見つけたんです。ってのがBEE SILENTミツバチさん1匹の一生でやっと大さじ?1杯が取れるか取れないかぐらいってのを私はありがたくいただくわけです。出会ったことのない見ず知らずの土地で子孫繁栄のために働かれたミツバチさんたちに感謝するわけです。人間が蜂蜜を強奪しても残りの蜂蜜で蜂の子孫は生き延びられている?なんていろいろ思っちゃうわけです。でもうひとついつも思うわけです。他の蜂は蜜を作らない?アシナガバチとかクマンバチとかスズメバチとかシマウマが乗馬に適さないのと同様ミツバチ以外のハチは人間には有益ではないってことなんでしょうね。これも地球上の生物の多様性?人間の独裁?テーマ、動物にしておいてちょっと悩むわけですフツー動物に昆虫は含まない、らしい。でも動く物なんですよね。生きている物生物 も。地球も動くけれど?車も動くけれど?
Dec 30, 2024
月、水と続けて同じテーマで書いていればご常連さまなら〇に何が入るかいえご常連さまでなくとも小学校1年生で学習した国語が身についてらっしゃるなら当然 正解できると思うわけですが私、11月後半の 「銃が売られている」12月初旬の 「野菜が売られている」でショックを受けていたわけです。でもねまぁ、民放ですしCM見させられてはおりますが番組制作費の負担はしておりません。けれど今回のは NHKです。年間一応負担額があるわけです。BS番組です。BS料金も支払っております。文句言ったっていいでしょ。もちろん番組名も覚えております。番組は面白かったですよ。タンパク質が歩くなんてね。開始してえっもう終わりが近いちょっと残念って思ってた開始後47、8分経過した頃のことでした。我が家の書棚には日本放送協会編日本語発音アクセント辞典なるものが鎮座致しております。昭和55年第31版定価2800円(消費税のない懐かしい時代)これは、東京に住んでいて色々な出身地の方々とお話ししていて発音やアクセントに興味を持ったから購入したものですが関西出身の夫ともアクセントで揉めた時には役立ったこともありました 笑今や、孫まで関西弁化しています。関西弁の伝染力 凄まじい。でこういう書籍を(今でも)発行するNHKですから民放よりは日本語に注意なさってると思いたいわけですが昨今は主に理系の番組で今回の題でも記したように「見られる」を使わず「見ることができる」なんていう音も文字も多い、美しくない日本語がこども向けEテレでも多用されているのでそちらは もう諦めたくはないけれど諦めておりますがそりゃねNHKに日本語の美しさを要求するなんて人手だって不足している現代日本で人材不足までなんとかしろって文句つけるようなものでしょうしね。諦めればいいんでしょ。でもね〇に「が」を入れられるとしかもNHKでしかもナレーションで言われるともうなんたるちあもうどしたらよかんべナレーションって原稿は文字でしょ。ナレーションの文章を書いてらっしゃる方は現代人いえ未来人なんですね。現代の小学校1年レベルの助詞ですら間違えるなら「見られる」なんてのまで要求するのは無理無理無理難題無理なんだい無理なんだってばだ〜か〜ら〜諦めろってか?まぁね学校で使われる教科書なんて古い情報しか書いてないですものね。DNAのことだって縄文時代のことだって専門家が見つけたり専門家の間では当然のことになっても、教科書に掲載されるまでほぼ半世紀かかりましたものね。
Dec 27, 2024
一昨日書いた「銃 〇を売っている」でショックを受けていたわけです。でね、一昨日書いたのは、11月23日のこと今回書くのは正確には覚えておりませんが、たぶん 今月初め頃。もちろん番組名もチャンネルも今回は発言者の氏名も覚えております。発言者の話していた中でのことなので文字で間違えられるよりは気にならなかったのですがただねぇその発言者日本語をご職業となさってる話芸のプロなわけです。なので、やはり間違えないで頂きたいたいわけです。でまたしても「売っている」の前の助詞なんですよね。ここに「が」が入るのはもしかして現代では当たり前なのでしょうか?強調したかった?もう正しくはない とは言えない時代になってきているのでしょうか?私が変なのでしょうか?「が」を入れたいのでしたら「野菜が売られている」となると思うのですが。まだるっこしいでしょ。この表現。あまり日本語的ではないですしね。being sold を訳したみたいな?
Dec 25, 2024
民放番組でした。11月23日 夜チャンネル、記憶しておりますが時間帯も記憶しておりますが番組名を存じませんのでこれ、別に銃でなくてもいいんです。ただ、その番組では 銃だっただけで。まぁ、銃 だからと、強調したかったのかもしれませんがそういう助詞の使い方なさる場合もあるようなないようなでこれってどの助詞を使うかってたぶん今でも小学校1年生の国語のレベルだと思うのですがでたぶん全国どこでも 同じだと思うのですが中国人が日本語の助詞に苦労するのは存じております。韓国語に助詞はあっても日本語とは異なるものもあるというのも存じております。世界中の言語に助詞に相当する言葉の有無はそれぞれでもしかしたらあまり助詞を使わない関西弁ですと日本育ちの日本で義務教育を受けていても両親が日本人でもわからなくなるのかもしれませんし標準語以外の方言の中には標準語とは異なる助詞を使うこともあるのやもしれません。けれどたぶん首都圏の放送局が?作ったたぶん全国放送だった番組で文字で出たんです。つまり、話し言葉ではなくて。文字を入れた担当者も正しくないということに気づかなかった?長々と前置きしましたが題の〇に入る文字現在の日本で正しいとされている助詞は何が入るかごぞんじ ですよね。「を」ですから。「が」は間違いとされていますから。ちなみに私が引っかかったのはTVで 言われ、文字放送ではなく画面に大きい文字で出た文章には「が」が入っていたことです。話していて間違える、ってのなら、あり得るとは思います。でも、文字で、ですから。内容もショックでしたが助詞にもショックでした。「が」を入れたいなら「銃が売られている」ですよね?放送ってNHKでなくとも日本語を正しく使ってほしいと思う私は変ですか?
Dec 23, 2024
私のメモです。おおよその生年月順それなりにニュースに登場する方々有名 イコール いい人かどうかはそれぞれの主観で異なるでしょうしですから私は大嫌いな人も。他国からや国際機関から犯罪者とされているあるいは本音ではその国内でもかなり嫌われている方々もね。時が経つとえっ?どこのどなただっけ?何をなさった、なさってらっしゃる方?と メモしていた私でもわからなくなるのです。アッバースさん 1935.11麻生さん 1940.9バイデンさん 1942.11田中さん 1944.1 女性スーチーさん 1945.6 女性ルラさん 1945.10トランプさん 1946.6菅さん 1946.10グテーレスさん 1949.4ネタニヤフさん 1949.10モディさん 1950.9スビアントさん 1951.10ティヌブさん 1952.3小池さん 1952.7 女性ラマポーザさん 1952.11プーチンさん 1952.10シーさん 1953.6メルケルさん 1954.7 女性 志位さん 1954.7黒岩さん 1954.9シュタインマイヤーさん 1956.1ツァイインウェンさん 1956.8 女性石破さん 1957.2野田さん 1957.5岸田さん 1957.7マルコスさん 1957.9フォンデアライエンさん 1958.10 女性ユンさん 1960.12オバマさん 1961.8シェインバウムさん 1962.6 女性アルバニージーさん 1963.3大野さん 1963.11枝野さん 1964.5ハリスさん 1964.10 女性アサドさん 1965.9蓮舫さん 1967.11 女性トルドーさん 1971.12サンチェスさん 1972.2斎藤さん1977.11マクロンさん 1977.12ゼレンスキーさん 1978.1熊谷さん 1978.2スナクさん 1980.5キムさん 1984.1女性のなんと少ないことか。だからと言って女性が増えたら平和になるかどうかは未知数ですけれど。あら私よりお若いんだ老けて見えるけれどとかあら私よりお年が上なの?お若く見えるけれどとか一国(団体、機関)のトップまぁそのご高齢で頑張ってらっしゃるその若さで頑張ってらっしゃるなんて感じません?無理が通れば道理引っ込むなんてね。って政治家がどんどん増えている印象。でも長生き🟰頭が硬いってわけでもないような?お名前や生年月間違えていたら嫌なのでわざと、フルネームでは書かないようにいたしました。でも、なんとなく、どなたかお分かりいただけるでしょ?生年月、数字が半角全角混在していますね。悪しからず。間違えないようにコピペしているとこうなってしまったのでした。
Dec 20, 2024
お歳暮のシーズンが一段落したら次はクリスマスプレゼントで次はお年賀で次はヴァレンタインで成人祝い卒業祝い入学祝いなんだか贈答品を何にしようか追いまくられている印象で悩む時もあれば楽しむ時もあってで贈答品の中身ではなく送られ方? 梱包?へぇ〜!と思わされたこと何回かあります。40年以上前りんごが一箱送られてきました。お若い方々なら段ボール箱って思うでしょ。実はその40年以上前でさえ私は驚いたのです。だってね木箱。それもわざと隙間を作ってで中には外にこぼれないように藁クズ?で保護されてりんごがたくさん。ある意味、とってもエコでしょ。ただ、当時、すでに部分的にでもS区ではゴミの分別が始まっていたので包装部分を捨てるのにはやや苦労しました。ほぼ同じ頃シャコが送られてきました。生きているの。で今度は段ボール箱でしたけれど緩衝材はおがくず。届いた時に怖かったんですよ。箱の中で音がするわけです。それからだいぶ経ってでもまだ前世紀。数年間続いて釘煮が送られてきました。送ってきた方が手作りした釘煮なわけですが小さな企業でもなく純粋に一般家庭の手作りで親戚友人知人に配るためのね。へぇ〜!と思わされたのはそういう手作りくぎ煮を送るための宅配便のセットがあったんですね。外箱、外ラベル、プラスチック容器、そのラベルぜ〜んぶ。その方が亡くなられる前に釘煮の元の小魚が不漁になってお終いになってしまったのですが宅配便の業者がそういう送付セットを作っていることに驚いたのでした。もう一つこれは冒頭のりんごよりも前のことですが番外編みたいな?う〜ん今の時代なら割とあり得そう?でも今なら航空便?4月のある日海外からの船便小箱が届いたんです。小箱といっても、1辺20cmぐらいの立方体。とても軽いんです。で、中身の表示の部分がにじんでいて読めなくて送り主は親しい方なのでそこには不安はなかったのですが開けていったら中にはあまり大きさの違わない市販の箱が入っていてそれを見て中身はすぐにわかりましたがわざわざ一ヶ月以上前に船便にして送っていただきありがとうございました。当時の日本では、無いことはなかったけれど買おうと思ったら都内あちこち探し回ったことでしょう。イースターエッグ特大。でも中が詰まっているわけではなくて中は空気なわけで。卵の殻の部分がチョコレートなわけで。日本のとは違ってとっても甘いチョコレートで。一部欠けていましたがほぼ全形のまま。ありがとう と思うと同時に色々考えさせられてうわっでした。コロナ以降連絡取れなくなった方からの思いがけないプレゼントでした。
Dec 18, 2024
私 前期高齢者海外よりは日本国内で過ごした人生の方が圧倒的に長くて動物園好きで海外でも動物園には行くけれどでもでも今までの半世紀以上どこでも目にしたことのない鳥が上空を飛んでいたのです。まぁ動物園で鳥が飛んでいる姿なんてそうそう見られるものではないですけれど。サギみたいな?ツルではないし。でも白黒ハクチョウでもないし。やっぱりサギ?でもあんなサギ見たことない。アオサギもゴイサギも野生のを見たことあるけれど。それよりももっと大きい印象。優雅というよりバッサバッサって感じ。その日には調べたんですよ。サギ 白黒 関東 って検索かけてね結果は ゼロ。あっもしかして外来種?温暖化で国外から飛来してきた?ミナミジサイチョウみたいな?覚えてらっしゃいます?サギ 大きい鳥 で検索した時に出てきたから思い出したのでした。で大きい サギみたいな 白黒の。ミナミジサイチョウみたいにどこかの飼育施設みたいな所から逃げてきた?これほぼひと月前のことでした。頭の片隅にずぅっっっと引っかかっていたわけです。でね今月1日放送のNHKのダーウィンのブータンのサギの回の録画していたのを先週 遅ればせながら見てうわっこれだわ。もちろんブータンのサギではなくてブータンのサギが絶滅しそうなのを技術援助している日本の科学者達の紹介の中で一瞬映った鳥の画像をほんの一瞬だったのですが私のアンテナに引っかかって録画ですから巻き戻してじっくり見てその後PC等で検索して。えっ?でも日本では絶滅したことになっている?けど育てている所もある豊岡市?兵庫県だわ遠すぎる でしょ?私が住んでいるのは首都圏。ちょっと飛んでくるには遠すぎるでしょ。いくら大きい鳥でも。あっ野田市にも!千葉県これかなぁ。でコウノトリを調べると鳥の中では 特大だそうな。なるほどサギにしては大きいと思ったわけ。なるほど私が人生で初めて見るわけだわ。私貴重な体験したんですね。外来種では(たぶん)なかったんですね。でも、国内では絶滅していたからサハリンからいただいたそうでそれから増やしたってことは日本に定着した二世以降は外来種 とは言い切れない?元々住んではいたわけで?微妙?人間だったら どう呼ぶか、なんてね。で(たぶん)逃げ出したのではなく放鳥されていたんですね。地球温暖化由来でもなく飼育施設からの逃亡でもなく外来種でもなくほっ。とっても ほっ。また見られるのでしょうか。そうそういつも上を見ているわけでもないですし。偶然国道を渡る信号待ちで退屈だったからなだけで。斜め上。低めの上空でしたし。テーマは野鳥を選択しましたが(たぶん)他国から頂いたのの子孫でその上放鳥されていた(らしい)場合野鳥に相当するのでしょうか。自力で生きているから野鳥?野鳥にしようと放鳥したわけで?人間の場合は野人とは言わないのになぁ。
Dec 16, 2024
横浜市内で行きたい所があって、足を伸ばして由比ヶ浜だからついでに大仏さまと鶴岡八幡宮孫に見せたかったのです。首都圏に住んでいて神奈川県には住んでいないと私がこどもだった時にもこどもがこどもだった時にも孫がこどもの今も遠足でも修学旅行でも大仏さまにも鶴岡八幡宮にも行かない! ってわかったからでした。じゃぁいつ 誰と行く?家族か恋人と行くしかないわけ近いのに遠い?行こうと 「決意」しなきゃ行けない微妙な距離。久しぶりに行ってTV画面で見ていたあるいは聞きしに勝るOVER TOURISMに辟易しました。久しぶりに訪ねた神奈川県はウッソぉ! な状態でした。今回以前は横浜を通って鎌倉に行くと横浜の都会の喧騒(今から思うとなんてことない喧騒)を逃れて(人が少ない)鎌倉で癒された?ホッとしていたのですが今回は鎌倉の混雑の後横浜で 日常に戻ってホッとしました。大仏さまへの道も鶴岡八幡宮への道も行きも帰りも他者にぶつからずに歩くのはやや困難な状態。歩道から人が溢れている。最悪だったのは江ノ電鎌倉で江ノ電のホームを見た時引き返そうかしらと思うくらい怖気つくくらい首都圏ターミナル駅の朝の通勤ラッシュの如く電車の中でも足が一応床に着いているぐらいの孫を守るのに必死にならざるを得ない状況。でね鎌倉近辺由比ヶ浜を除いて芋の子を洗うような雑踏状態で四方八方から聞こえる言葉はどこの国の言葉?全く不明。国際交流系の活動もしていましたのでかなりな数の言語をどこの国、どの辺りの国かぐらいはわかるはずの私でも服装や行動様式や音や見かけからは推測不能な言語が飛び交っていました。警備員があちらこちらにいてボランティアガイドがあちらこちらにいてハトがめっきり減って。鳩サブレーが鳩の形なのは鶴岡八幡宮のハト由来だそうですけれど。以前なら絵葉書みたいな人間が入らない写真を撮れたのにそんなの不可能。あちらこちらからの海外観光客の写真にはあちらこちらからの見ず知らずの他人がたぁくさん写り込んでるのでしょうね。大仏さまの後ろ姿になんか侘しさを感じました。数がめっきり減ったハトさんたちは何処へ?鳩サブレーと鳩三郎さんだけ?思春期に祖母が歩いた由比ヶ濱と老いた私が孫子と歩いた由比ヶ浜の100年以上の違いよりも私が子育てしていた頃の鎌倉駅近辺と私の子が子育てしている現代のほぼ30年の違いの方が大きいわ。
Dec 13, 2024
そんな場所って、どなたにもあるのでは?S区で生まれ育って、子育て途中で都を脱出してで行かなくなったのが神奈川県。S区にいた頃には神奈川県には頻繁に。近いし、無料動物園があるし野毛山の方ですズーラシアはまだありませんでした。構想段階だったかな。ですから先日神奈川県に用事があり(そのついでに?前回記した由比ヶ浜にも初めて行ったのですが)とても驚いたことがあったのです。で私の人生を振り返ってたぶんなのですが神奈川県内でバスに乗ったことはなかったのです。小学校や大学の時の友人は神奈川県内に結構住んでらしてでもみなさん駅から間近でバスに乗る必要はなかったので。つまり神奈川県内では人生で初めてバスに乗ったわけです。自分でもへぇ〜!でしたけど。でね今までこの年齢ですからバス(自治体のであれ、民間のであれ)には国内外あちらこちらで乗っているわけです。ましてや自動車の運転免許証を取得したことのない私にはその上、いまだに、家族の(両親も子も義理の子も)誰も、運転免許証を取得したことがないのですから、仕事その他でどなたかの車に乗車することは皆無ではないけれど ごくごく稀でしたし、歩くか自転車かタクシーかバスか鉄道か航空機か船舶しか選択肢が無いわけで。でね神奈川県内で初めてバスに乗ってとってもとっても驚いたわけです。乗車する位置が後ろか中央か前かってのはねいろいろあるでしょ。体験的には中央乗りが多くて降りるのは、前中後 同じくらいの印象。あっワンマンバスの場合です。たぶん?ほぼ半世紀?車掌さんはいなくなってる、でしょ?で神奈川県内にお住まいの方にはもしかしたら普通フツーの当たり前の当然のことなのでしょうけれどそれとも、神奈川県の海沿い地域限定でのフツー?それとも、あのバス会社のみ?後にも先にもなにしろ、この1回の往復しか神奈川県内バス乗車歴がないものですから。ともかく今から書くことは私の人生初めてでした。バス停には乗り方の説明はありませんでした。普段から利用してらっしゃる地元の方々には当たり前のことでしょうしね。ですからバスが来るまでバスの前中後ろのどこから乗るのかさえ知りませんでした。前の人複数に続いてバスの前から乗車しました。ここまでは全く不思議ではありませんでした。で前の人たちが皆さん手にしてたカードを機械にピッこれも不思議ではないでしょ。で私も同じ機械にピッしたわけです。SUICAでね。そしたら運転手さんが「あっ、違いますこちらです」と別の機械を指してたぶん、前の方々がピッしてたのは定期券用?でねここで驚いたんです。「どこまで行かれますか?」私一瞬「はっ?」えっ? 降りるバス停の名前?うろ覚え。でもなんとか言えてで 指された機械にピッの後バスの後方に進み、そのままSUICAを手にしていました。降りるバス停を自己申告したのワンマンバスになってからは初めての体験でした。混んできた時用?なんのために降りるバス停を言わなきゃならない?うんと大袈裟に言えば、プライバシーの侵害?変な気分。???なまま今まで他の地域で乗っていたバス同様に降りる時にSUICAで精算するんだろう、って思ってねそのままSUICAを手にしたままでいました。で、バスの後方から観察していたらバスの中ほどのドアから降りる時にどなたもピッしないんです。えっ?えっ?えっ?推測するにどうも乗る時にどこまで乗るかを自己申告してその料金を前払いするってなシステムなんですね。へぇ〜!驚ろ木!桃の木!山椒の木!神奈川県民ってもしかしたら性善説?だって降りるバス停を近いのにしてで遠くまで乗るってことできなくはないでしょ。逆に遠くに申告しておいて急に近くで降りちゃったら払い過ぎになるでしょ。でもそれは乗客の責任ですし?っての全部ぜ〜んぶあり得るってぐらいはバス運営経営側はもちろん乗客の側も当然 理解してるでしょうしでもこのシステムなわけでしょ。私のこの体験横浜市内なんですよ。over tourismで外国人が多い横浜市内でね。う〜ん日本人の性善説が通じない文化の方が世界中には圧倒的多数なのに。このブログを日本の、あるいは海外から読んでらっしゃる方々のお住まいの地域のバスの運賃の支払い性善説の所は他にもあるのでしょうか。気にはなりますが申し訳ございません。ここう〜〜んと前にネトウヨ氏達にベタベタネチャネチャ荒らされましてそれ以来書き込みできないように設定してあります。善意で書き込もうとなされた方ごめんなさいね。
Dec 11, 2024
15〜18歳頃に詠んだ俳句です。由比ヶ濱 閑散として 初秋かな幻の猫バスを 先々月どこの観光地で見たかはこれ以上観光客が増えるのが嫌なので記しませんでしたが由比ヶ浜の方は、鎌倉が既に世界的な観光地になっているので今更 私が書こうが書かなかろうが ってなわけで地名を記します。江戸時代末期生まれの(私の)曽祖母(つまり私の祖母の母)の兄の別邸が長谷にあったので時折 東京府内から伯父の家に遊びに行っていた祖母の句です。今よりはよほど鎌倉に近かったS区に私が住んでいた時には鎌倉にも何度か足を運びましたが由比ヶ浜には 私は一度も行ったことがなかったのです。祖母がこの句を詠んだ時には祖母はその後どんな人生を歩むことになるのか知るはずもなくけれど私はその後の祖母の人生を祖母本人からもその子達からも耳にしているわけで思春期に由比ヶ濱を散策した祖母何を思っていたのか祖母が散策した頃の由比ヶ濱と私が先月散策した頃の由比ヶ浜とは見える景色はさぞかし異なっていることでしょう。今、私の人生の晩年。15〜18歳の頃の私にはここまでの私の半世紀以上は全く想像できませんでした。由比ヶ濱 閑散として 初秋かなこの 祖母の句に続けてみました 拙句若き祖母 明治に歩みし 由比ヶ濱老いた孫 令和の晩秋 孫子と歩む浜では大型犬が何頭も散歩し海の向こうには夕暮れ前から遠くにも近くにも灯りが灯りコンクリの護岸で仕切られた車道にはスポーツカーがビュンビュン閑散からは程遠いほぼ125年後の令和の由比ヶ浜でした。そもそも晩秋なのに全く寒くなくてね。地球が更年期のホットフラッシュみたいでね。少しは由比ヶ濱だったのは鳩サブレーで有名な豊島屋の羊羹由比の濱美味でした。
Dec 9, 2024
我が家の近くの個人経営の内科医いくつかあるのですがどれもコロナ禍ひどかった頃に当然のことながらマスクは必須発熱は来院前に電話で申告せよこれは分かりますよね。あのコロナの騒ぎの中じゃね。でコロナまた最近少し増えてきてるらしいけれど五類に移行してマスクは個人判断でってなってずいぶん経ってでも近所のクリニックの一つ私、健康診断の時にしか参りませんってか元々内科って人生でほとんど行かない科なのですけれどでなぜ行かないか。コロナのみならずインフルエンザやマイコプラズマ肺炎や🍎病(これ、ほとんど小児科ですけれど)(小児科系の病気にかかる成人もいらっしゃいますけれど)ともかく感染症に要注意のアレルギー故のほとんどのワクチン未接種者としては内科は危険な場所なのです。で 内科クリニックのひとつ相変わらず熱あったら受け付けませんマスク無しでは入れません診察は予約制のみ。急にいらしても、診察までかなりお待ちになりますなわけです。でしばしば思うのですが私(23年間、37.5度を超したことはないのですが)発熱したら どうするのでしょう。発熱していたらクリニックまで歩いて行くのだって辛いだろうし熱あったら受け付けてもらえないらしいし23年前の発熱時高熱だったけど結局クリニックには行かなかったし解熱剤とアイスノンと睡眠で治したわけででもあの時はまだまだ若かったし。で今前期高齢者。う〜んと我慢して我慢できるまでは我慢して解熱剤と睡眠で耐えられなくなったら救急車呼ぶのかなぁ。いやぁ電話する体力だって無くなっちゃいそうだから亡くなっちゃいそう死にたい病みたいなもんだからまっ いいか。であのクリニック誰が行くのでしょう。発熱しない慢性の病の人向けみたい?こんなだからねマイナ保険証問題には腹立てるだけだしいっそのことマイナどころか健康保険なんていらないわと思うわけだけれどこれまたもういらないってのできないことはないらしいのですけれど超めんどうだし。きっと手続きしたって通帳を別のにしたって年金から差っ引かれるってことになるんだろうし。国籍離脱日本脱出が一番てっとり早いらしいけれどそれも面倒で私から見たら矛盾だらけあちらから見たら整合性があるってことなんでしょうけれどね。視野が狭いのね。誰が?いえ対象が狭いのね。誰が?
Dec 6, 2024
半世紀前の数値と比較して現代人は体力的に劣っているというのを実感していたわけですが先日中学校の先生たちへのアンケート結果として現代の中学生は50分授業6時間で疲れ切っていて云々 という結果のニュースに驚いたというか今更?というか今だから?というか複雑な思いなのです。だって私が小中高生だった頃小学生は45分授業中高生は50分授業大学は90分授業でしたよね?しかも土曜日にも授業あったし。であの頃だって昼食の後の5時間目は眠いしだるいしでしたし土曜日なんて4時間終わって帰宅しなきゃ昼食ないわけであるいは体育系クラブ、部活なら土曜日の午後もフルで練習したり試合に行ったりでもしやと思ったのが中学生が疲れて集中できなくて教える側も同じらしくてでそういうのは、デジタル化による仕事が煩雑になったからとか人間関係がややこしいというかだから深い付き合いをしないからとかというのとは違ってもしかして前回書いたそもそも体力が昔より劣ってきているからだったりして?なんてね。まさかまさか男女平等社会であるいは貧困社会で共働きしているからこどもと真剣に向き合って話する心通わす時間がないからとかタブレットやパソコンを毎日ランドセルやカバンに入れて持ち歩くからつまり、紙の教科書にプラスされちゃったわけでとか重さに耐えかねてでも、もしかしたら日々鍛えていると言えなくもない、とも思えなくもない、のにとかまさかまさか50年分の歴史を余分に学ばせる、からなんてことはないでしょうし。だったり?なのかも?かも?かも?中学の授業時間を短くしてで高校は?大学は?その内、考えることも働くこともみんなみ〜んなAIやロボットに任せてえっ?人間は何のために生きることになるのでしょう。何だかペットみたいな?神?まさか。
Dec 4, 2024
健康診断ではなくてね。健康診断は、ほぼ毎年受けているわけです。で、体力測定大学でやった記憶はないから高校3年が最後?で、得意な種目?も不得手な種目も記憶はしているけれどまぁまぁ私は平均的なところにいてけれど いちいち数値なんて覚えているわけないでしょ。高校3年ってことは前期高齢者の私はそれから半世紀も経っているわけで。その後、その半世紀以上の間毎年10月頃に自治体の広報なんかに書いてあるのを見つけることもあったけれど行ったことはなくて。で今年偶然体力測定を受けたわけです。で色々数値が出るわけです。であちらでもこちらでもガックリ来てらっしゃる。たまにスゴイ?数値が出た方がいらっしゃるとうわ〜っ って歓声が上がったりしてね。でも9割近い方々がガックリ派でなぜガックリ派が多かったのか年齢層、男女別の全国平均なるものが検査項目ごとに表示されていたのです。で体力測定が終わりに近づいた頃すみません!みなさまガックリなさってというかガックリさせてしまって!と担当者の声。何と表示されていた性別年齢層別種目別の数値かなり古いものだったらしいのです。でみなさん一応にほっとなさった私もね。けどふと気づいてしまったのです。その表示されていた性別年齢層別種目別の数値は半世紀ほど前の全国平均数値だったらしいのですが半世紀前の若者(つまり当時の私の年齢層)も高齢者も(つまり私の祖父母の世代)も数値が現在の若者や高齢者よりもかなり高い数値。それってつまり現代人は体力的には衰えてきているということなんですよね。半世紀前確かに今ほど車社会ではなかった?今ほど家電製品 多くはなかった?
Dec 2, 2024
近所に、コンビニもハンバーガー店も寿司も焼肉もピザもチキンも和食系もファミレス系もその他いろいろそれぞれ複数ブランドあって店内でも店頭でも配達でもってたぁくさんあるわけです。でね先日家を出たくなかったのです。なんかねドッと疲れていてで注文しようと思ったわけです。その時我が家にいた若手も誰も、動きたくなくて。若手ですからスマホで注文も慣れたもの。こちらもタブレットやPCで調べるところがね店頭価格や単品価格が出ていない表記されていないものもあるわけです。なんで?まるでインフレ率が超高い国みたい同様に思う人は世の中結構いらっしゃるみたいで画像で店頭メニュー価格入りなんてのまで登場している日本 いったい ぜんたいどうなってるんだ?でデリバリーをデリバリー業者に頼むとデリバリー料金あるいは最低注文価格があるでしょで最低注文価格は(これは、クリアしていたのですが)お店独自の配達を依頼しても概ね請求されるのは同じでも金額は異なるでデリバリー業者独自の商品価格もあったりどのデリバリー業者を使うかってのもあったり店舗独自配達だと配達エリアがあったりで、同じブランドなのに複数店舗の配達エリアになってるしどっちかを勝手に選べって?セットメニューになるとお得感が異なる。やれクーポン持っているとかポイントがあるからとか侃侃諤諤平和な日本。もううんざりしちゃったわけですこれを複数人であれがいいこれがいいそっちは高いこっちならクーポン使えるそれなら買いに行った方が安いいや面倒だいや疲れているうわっ〜〜〜!!!ただでさえドッと疲れていたのが余計に疲れる。でどうしたかって?自宅にあったカップヌードルやインスタント食品でとりあえずご一同様空腹感をおさめて冷静さを取り戻そうよあとはご想像におまかせいたします。もう、食べたくなくなるどうでもいいわってのもあってね。デジタル社会と人手不足とインフレと日本文化?とまでは申しませんがほんのちょっと前までのきちんとしたってのがどんどん失われているってな印象。なんとか理論ってありましたよね。選択肢が広いと選べなくなるっての。はざま?転換期?もういやや。食べるものを決めるのって超 めんどい生きているのってめんどいすぐ死にたくなる私。そうそう実店舗でもねスーパーも含めて医療機関も含めて会計の機械が異なるでしょ。自分で精算や注文ってのが増えて店舗ごとに機械が異なってその上なんとかカードもいろいろあってチャージとか、ペイ系とかポイント系とか、会員系とかこれまたどれを、どっちを使えばお得なのかとかどの向きに入れろ とか向きのみならず、どっちが上か、表か裏か矢印をって言ったってその矢印が消えていたり ね私はスマホの衛生上外で支払いにはスマホは使いませんが。ほんっと面倒。ほんのちょっと前なのに「昔」が懐かしいです。注文とりに来てくれてっての。どんな(味ですか)とか何が(入っていますか?)とかおすすめは(どれですか?)とかって質問すらできない。勝手に推測しろって?メニューに書いてあるって?サイトに全部書いてあるって?書いてないから 質問したいのに?FAQだと?そこをまず調べろ、と?でもしかしたらいえ、ほとんど?機械が作っていてすでにロボット店員も登場してますし人間が機械に合わす時代。もういややもうええわ。こんな非人間的社会。
Nov 29, 2024
いろいろな場所で待たされる時、待たせる側が「おすわりになってお待ちください」ってよく耳にする、でしょ?私、慣れましたけれど「おすわりになってお待ちください」と耳にする度に丁寧に扱われている犬の気分になります。一昔とは申しません。二昔とも申しません。でも三昔ぐらい前まではね「おすわりになってお待ちください」という表現は、日本語を正しく使う教育をされていないつまり社会に出たばかりの若者言葉だったんです。「おかけになってお待ちください」でしょ、三昔ぐらい前まではね。最近では「おかけになってお待ちください」とたまにたま〜〜に耳にするとこの方のご両親ないしはこの店(企業)は「正しく」日本語教育(躾)をしたんだってなんか嬉しくなっちゃいます。「おかけ下さい」「おかけになってお待ち下さい」はもう死語の領域?「おすわりください」「おすわりになってお待ちください」はい、はい犬の心境で待たせていただきます。噛まず、騒がず、静かに。
Nov 27, 2024
犬にどれだけ言葉を覚えさせるか犬にその言葉でどれだけ「しつけ」をする「べき」なのか幼い頃より、犬は身近にいて、昔なら、「おすわり」は最低限?で、「待て」させて「お手」させて「よしっ」ってのね。犬の躾教室なんてのまで最近はかなりありますし。保護犬は躾をすると引き取り手が増える とかね。犬A君までは私も ある程度 そういう躾をしていました。でもね、犬Bさんになってから教えているのは、一応「おすわり」(ほとんど声に出さず、アイコンタクトのみ)と「STAY」と「NO」(「おしまい」)だけ。おすわり は食べる前の合図みたいなもので。STAYは、嬉しくて仕方なくてぴょんぴょんして制御できなくて、抱けなくてって時にのみNOは口に入れたら危険かもしれないものをとどまらせる時のみ「おしまい」は吠えてほしくない時に吠えた時のみ。これでも多いのかもしれないなぁと思っているわけです。共に暮らしていれば犬の方が賢いとすら思うわけです。だって犬は、人間の家族の音声言語のみならずアイコンタクトやそれすらなくても心を読んだ行動をできる一方人間はどれぐらい犬(猫)の言い分を理解しているのだろうかってことになると言語、非言語能力は犬(猫)の方が優っていると思っております。
Nov 25, 2024
金に名前は書かないから盗まれたものとは限らないからとかなんとか、だから、誰の金だかわからないからというなんかややこしい法律解釈を耳にしたことがあります。でね、商品券も、そうらしいってのは、商品券を転売する小さなお店ってあちらこちらにあってで 違法だなんて話は聞いたことないから合法 なんでしょ。でね、私、利用したことないんです。便利よ少し安く買えるわよ、とかねでもでも不安になるわけです。もしそういうのを使おうとして使えなかったら?図書券が図書カードになって便利だなぁと思ってました。あれ、使用期限のあるものもあるのね?そういえばTDLができた頃の何枚綴りかの余ったの次回にも使えましたっけでもあれから40年?まさか、今でも使える?先日ある商品券を入手しようとその商品券が使える店舗に行って買おうとしたのです。遠方の方に送るためにね。でお店の方がこういうのがありますって出してきたのには裏に販売店の印鑑が押してあるの。でその販売店が全部ばらばらなわけ。つまりお金と一緒で使い回しができる物ってことなんでしょうね。けど私としては私がたらい回し? お裾分けしたって思われるのは困る相手だったわけでう〜ん結局その商品券を私は買わずに帰ってきました。なんかなぁこれだったら現金送る方がいいか?いや、それはあんまり。ではQUOカードとか?図書カード?本、読まない方だし。さぁどうしましょ。
Nov 22, 2024
父が40代だった頃それは私の目の前で起こりました。立ったまま片足上げて靴下を履こうとした父はそのまま 固まりました。ぎっくり腰になってしまったのです。それを目にして以来靴下を履く時私は床に座るか椅子やベッドに座って靴下を履くようになりました。パンツ(スラックスの方)を履く時にも同様に床に座るか椅子に座って履くようになりました。問題はパンツ(下着)の方なんです。履くのって概ね浴室、ないしは洗面所(脱衣所)でしょ?でこれ床に座るのは床が濡れているからなんとなく気持ち悪いしこれ、自分の家ですらねましてや温泉や外で履く時どこにも座りたくないわけです。靴下みたいに短くても立ったまま履くのはぎっくり腰になりそうで怖いですしパンツ(スラックス)を履く時にはすでにパンツ(下着)を身につけているからどこかに座るのは抵抗少ないのですが問題はパンツ(下着)の方それも浴室の場合これねぇあまり気にせず立ったまま片足ずつ上げて履いていたわけです。である日50代と思しき男性つまり見知らぬ方々が私の近くでおしゃべりしているのを耳にしてしまったのです。パンツ(下着)を履くときに足を上げてどこにもつかまらずに?(これ、そもそも悩みません?だって、片手でどこかに捕まっていたらパンツは片手で持つわけでなんか、とっても器用?)履けるかどうかが若さを失ったかの基準なんだそうななんてねそれを聞いて以来浴室で下着を身につける時に片足上げてというのが怖くなってきたわけです。時折、足指先(爪先)が下着の淵に引っかかってよろめくことがあるわけでそんなの若い頃だってあったわけですけれど幼い頃だってあったわけですけれど幼い時なら身長も低いから倒れた時の痛さ、衝撃度も低い?成長が止まってからは身長そのものは縮んでいないので若い時と今と衝撃度は変わらない?いえいえきっとふらついて、よろめいて倒れたら今の方が痛い?身にこたえる?うっかりしたら打ち身骨折?なんてね、気にし初めてう〜ん仕方ないから浴室用の椅子を先に拭いて座って履くように習慣づけようとはしておりますがまだまだ身についていなくてつい片足上げしたくなり面倒ねぇ。ということで浴室用の椅子二つにしました。一つは濡らさないようにして。
Nov 20, 2024
自分が幼かった頃、いえ、若かった頃でもいいのですが布団(ベッド)からどうやって起き上がっていたかつまり、仰向けかうつ伏せか、横向きに寝そべっている姿勢からまずは座り、それから立ち上がるまでどういう動きをしていたかこれが思い出せないわけです。 起き上がり方、体勢の動く順初めて意識したのは妊娠してから。ゆっくり、横向きにってのね。これお腹を庇うためのみならず急に起き上がって脳貧血を避けるためだったらしいのですが。で昨今気にしているのが反動つけて起き上がるのは老化?どこかの筋力が弱っているからだという説。でもねぇたぶん私30代後半から反動つけて起き上がっているんですよね。今でも。昨今の実感ですと反動つけられない時の方が目覚めていないというか元気が無い印象なんですけれど。同じくベッドなら上半身を起こしてから床に立ち上がるのはともかくも布団なら上半身を起こしてから立ち上がるのってどこかにつかまりますか?畳や床に手をつきますか?手を使わずに立てますか?なんてね考えてしまうと動けなくなりそうな。案外無意識にやっている行動でしょ。こういう部分に注意しないと危ないかもしれない年齢になってきているのでしょう。たぶん。
Nov 18, 2024
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