ペット喜怒哀楽

チャーム・スクール

チャーム・スクール(上) チャーム・スクール(下)

書名 : チャーム・スクール
著者 : ネルソン・デミル
出版社: 文春文庫 上下各\780 上下共に2002.10.5第3刷
                上549ページ 下485ページ

感想 : 一部2005.12.29日記に記載

* 旧ソ連在モスクワアメリカ大使館、外とは別世界。内部で完結できる社会になっている。ボウリング場、室内プール、スカッシュ、映画館etc.そんなもんなのでしょうか...私の知っている大使館はそうではなかったけれど。でも、在日カナダ大使館がたしかそうだし... 体制が正反対の国にあるとそうせざるを得ないのかも。

* アメリカに自由と皿洗い機があるからといって、全員がアメリカに来たがるわけではない。

* 海兵がロシア女と逢い引きをするために設けられた所。..やっぱり軍に女は付き物? はぁ~。

* 誰もが当然あるべきものと考えているアイデンティティが、ここでは破壊される。地球上の人間は男も女も誰もが、言語、習慣、ニュアンス、仕草、さらに神話といった母国に固有の要素を体現しており、それらの要素が個人に、特定の国家、文化、社会の一員としてのアイデンティティを与えている。

* 十年以内に、われわれは世界じゅうの主要な白色人種国家についてそれぞれ学校を設立する。ヨーロッパ諸国、南アメリカ、カナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、わがロシア民族がその国の国民として通用しそうな国ならどこでもだ。そしてそれらの国の社会組織にロシア人を潜入させる。その結果、今世紀の終わりまでには、地球上のいたるところに、われわれのつくりだしたドイツ人、フランス人、イギリス人、その他の国民が出現することだろう。すべてモスクワのために働くそうした国民がね。

 どこぞの拉致なんてこれを実際にやったようなものだし...



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