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「私は逃げなかっただろうか … 」九州の小藩・筑前秋月藩で、専横を極める家老を失脚させ、藩政の刷新を成し遂げた間小四郎。やがて、同士と共に藩政の中核を成していくが、困窮する藩の財政を立て直し、本藩・福岡藩からの独立性を堅持するために、捨て石の覚悟で藩政に臨むことになる ... ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 先日、『蜩ノ記』 で直木賞を受賞した葉室麟氏の作品。秋月藩で起きたクーデター 『織部崩れ』 を題材に、藩を守るために毅然と生きた間小四郎の姿が淡々と綴られる。 「金というものは天から雨のように降ってくるものではない。 泥の中に埋まっている。 金が必要であれば、誰かが手を汚さねばならぬ。 どれだけ手が汚れても胸の内まで汚れるわけではない。 心は内側より汚れるものです … 」現代社会においては、およそ是とは認められないが、激しい葛藤を胸に秘めながら、覚悟を決めた小四郎の言葉が印象的だった。藤沢周平作品に似た清々しい読了感で、久しぶりに骨太な歴史小説に出会えた。満足度 ★★★
2012/02/19
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今日は春の市テニス大会 先々週、練習試合ながら本大会のシード選手に 6-1 と快勝し、いよいよ才能開眼か! ...と周囲を沸かせたものの、先週のテニスクラブのコーチとの試合では 0-6 と完敗 ...今日の大会も 0-8 と1R完敗 今日の相手も市内テニススクールのコーチでした。サウスポーのキックサーブのキレが抜群で、イージーなつなぎ球を許してくれない猛者でした。このところ、通算 0-14 の0行進 ...いくら相手が現役職人とは言え、何とか一矢報いたいもの。緩急、長短、角度でオープンコートを作る実践的な練習をやろう 今日のデ杯 錦織の第1セット、1ゲームビハインドからの逆転、その後のゲーム運びは安定感があって素晴らしかった。トップ選手の貫禄が垣間見えた気がする。添田の大金星★に期待したい。
2012/02/12
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絶対応報こそ正義である …応報刑思想で自分を納得させ、刑務官として刑の執行に携わってきた南郷。やがて自分の真情に払拭できないわだかまりが生じ、死刑囚の冤罪を晴らすことで救いを求めようとする ...第47回(2001年)江戸川乱歩賞受賞作品。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●昨年、『ジェノサイド』 で話題になった高野和明氏の初期作品。刑務官と前科者が死刑囚の冤罪を証明するために奔走する …しかも、その前科者の過去が死刑囚の事件にリンクするというある意味、都合のいい設定ではあるが、巧妙に張りめぐらされた伏線と終盤のダイナミックな展開が見事な至極のエンターテインメント作品だった。死刑制度の是非についても、いろいろな視点を与えてくれる。高野作品には絶対的な信頼を抱きつつある ...満足度 ★★★
2012/02/11
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