1曲目の「Back In The Saddle」は、当時のコンサートのオープニングにも用いられたヘヴィなナンバーで、緊張感溢れるイントロからもう耳は釘付け。 スティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが真っ向から激突し、スティーヴのはちきれんばかりのシャウトと、燃えるようなギターの応酬が息を飲むようなテンションを生んでいる。カウボーイが突っ走るようなリズム・アレンジもイカす。 この曲だけで即名盤決定なのだが、3曲目の「Rats in The Cellar(地下室のドブねずみ)」も、ダーティでふてぶてしいオーラがみなぎるエアロならではのロックナンバーで、そのギラギラした疾走感
その他にも、リフが印象的な「Last Child」、重くヘヴィなギター・サウンドが怒涛のように迫ってくる「Combination」、思わず一緒に歌ってしまうキャッチーなメロを持った「Lick And A Promise」、ラストを飾る美しくそして悲しいバラード「Home Tonight」まで、一瞬たりとも耳を離す事を許さない驚異の34分だ。