ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ポム・スフレ

ポム・スフレ

Favorite Blog

CD購入 PeTeRさん

MY PET SOUNDS kawasima9さん
ANDY DAYS akikkiさん
僕のお気に入り junktion2006さん
Kids Don't Look Back Kid Blueさん
Elimのブロォグ Elim Garakさん

Comments

わいマン@ Re:Faces 「Pool Hall Richard」(09/06) 今、2021年、今ごろにコンバンハ。 最近F…
tk4@ Re:The Beatles 「The Fool On The Hill」(04/13) ポールで、というかビートルズで一番好き…
tk4@ Re:The Beatles 「Don't Let Me Down」(04/27) この曲はもう断然オリジナルの方がネイキ…
tk4@ Re:The Beatles 「I Will」(07/13) 私もこの曲大好きです。 Paulの曲で5指に…
tk4@ Re:John Lennon 「Nobody Loves You(愛の不毛)」(08/31) 普遍性。 この一言に尽きると思います。 …

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Freepage List

2007.11.23
XML
テーマ: 洋楽(3407)
カテゴリ: 60年代洋楽
ポップ・バンド としてのイメージが一般的だろう。'77年には「Rumours」という 可もなく不可もない ポップ・ロック・アルバムをメガヒットさせている(全米1位を31週間記録)というハクもあるし

しかし、フリートウッド・マックというバンドは、元々 ピーター・グリーン を中心とした 典型的なブルースロック・バンド で、60年代後半にはChicken Shack、Savoy Brownと共に"3大ブルースバンド"と呼ばれていた(そうだ)。

キング・クリムゾンの1stと並ぶ "鼻の穴ジャケット" (上写真)が強烈なこのアルバム「English Rose(英吉利の薔薇」は、1969年発表。アメリカ仕様の編集盤であり、日本で初めてリリースされたフリートウッド・マックのアルバムである。
ピーター・グリーン在籍時の代表作で、直球ど真ん中といった感じの、 もろブルース・ロック ジョン・メイオール 門下生だったピーターのブルース・ギターは 素晴らしいの一言
その後のピーターの不遇ぶり(墓堀り人夫もやったとか)を考えると、 「エリック・クラプトンになれなかったよ」 という歌が捧げられてもおかしくないくらいだ。

また、サンタナで有名…というか、ほとんど サンタナの曲だと思われている 「Black Magic Woman」もピーター・グリーンの作品で、このアルバムに収められているヴァージョンがれっきとしたオリジナルだ。
ここで聴けるオリジナル・ヴァージョンは、ラテン的な味付けをしたサンタナのそれよりも、やや重苦しい雰囲気を醸し出しているが、 呪術的 とでも言えるこちらの演奏も充分魅力的である。

もうひとつ、それと並ぶ本作の聴きものが、ラストに置かれたインスト・ナンバー 「Albatross」 である。
"あほうどり"の意を持つこの曲は、69年1月に全英No.1を記録。作者は「Black Magic Woman」同様、ピーター・グリーンである。


何ともいえない ムーディ-な雰囲気 を持つ曲で、聴いていると吸い込まれていきそうな妖しさが全体を支配している。
レスポールを弾くピーター・グリーンはもちろん、当時十代だったダニー・カーワン、スライド・ギターの名手、ジェレミー・スペンサー、三人のギタリストによる 一音一音に込められたフィーリング が素晴らしい。
アンビエントにも通じるこの空気。渋い。シブすぎる。
一線を画する ナンバーであり、普段その手の音楽を聴かない人にオススメしたい名作である。

この少し後に発表されるビートルズの曲 「Sun King」(「Abbey Road」収録。作者はジョン・レノン) は、全体的な雰囲気が「Albatross」に 実に良く似ている のが興味深い。ジョンが「Sun King」を作る際に「Albatross」に影響された事はまず間違いないだろう。

また、同じ「Abbey Road」に収録のジョンの作品「I Want You」は、 中盤のリズム・アレンジ がフリートウッド・マック版の「Black Magic Woman」を思わせる。

この2曲を聴くだけでも「English Rose(英吉利の薔薇」は、一聴の価値ありと断言したい。

つーコトで「Albatross」を聴くには ここ をクリック!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.11.24 00:55:29 コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: