ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ポム・スフレ

ポム・スフレ

Favorite Blog

MY PET SOUNDS kawasima9さん
ANDY DAYS akikkiさん
僕のお気に入り junktion2006さん
Kids Don't Look Back Kid Blueさん
Elimのブロォグ Elim Garakさん
RECORDS OF PLEASURE PeTeRさん

Comments

わいマン@ Re:Faces 「Pool Hall Richard」(09/06) 今、2021年、今ごろにコンバンハ。 最近F…
tk4@ Re:The Beatles 「The Fool On The Hill」(04/13) ポールで、というかビートルズで一番好き…
tk4@ Re:The Beatles 「Don't Let Me Down」(04/27) この曲はもう断然オリジナルの方がネイキ…
tk4@ Re:The Beatles 「I Will」(07/13) 私もこの曲大好きです。 Paulの曲で5指に…
tk4@ Re:John Lennon 「Nobody Loves You(愛の不毛)」(08/31) 普遍性。 この一言に尽きると思います。 …

Archives

2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10

Freepage List

2008.07.25
XML
テーマ: 洋楽(3637)
ダニー・ハサウェイ'73年の作品にして 最後のオリジナル・アルバム でもある『Extension Of A Man』(上ジャケット)は、ソウル史に残る名盤として知られる一枚だ。
だが、僕がアルバムの1曲目にあたる「I Love The Lord; He Heard My Cry, Pts. 1 & 2」を初めて聴いた時には
「…………何コレ?
と思ってしまった。
45人編成のオーケストラによる、 クラシックそのもの といっていい演奏(しかもインスト)が延々と続くのだ。
おいおい、これのどこがソウルの名盤やねん、と。

しかし、二曲目の「Someday We'll All Be Free」へとつながる瞬間のスリルを体感した時、なんとなく納得してしまった。

当時のソウル・ミュージックとしてはかなり 斬新な発想
大学時代にクラシックを学んだというダニーらしいアイデアですね。


'45年シカゴ生まれのダニーは、有名なゴスペル・シンガーだったという祖母を持ち、子供の頃から音楽に親しんで育った。
そんな彼がアーティストとして世に出るのは'70年(もともとは裏方だった)。『新しきソウルの光と道』なるアルバムをひっさげてデビューした彼は、大型新人として紹介されたという。
彼の音楽性は文字通り "ニュー・ソウル" と呼ばれ、同時期のマーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドと共に大きな注目を集めた。

'72年のライヴ・アルバム『Live』は、名盤ガイドブックの常連として広く知られているだろう。
同年発表の ロバータ・フラック とのデュエット・アルバムはポップ・チャートでも大ヒットを記録した。

そして、先述のアルバム『Extension Of A Man』である。

プロデュースを手掛けたのは名匠 アリフ・マーディン 。アレンジ面ではダニー自身も大きく関わっているようだ。

「I Know It's You」はアルバムの十曲目(オリジナル盤では最後)にあたる、スケールの大きなソウル・バラードである。
作者は、マーヴィン・ゲイの「I Want You」でも知られる リオン・ウェア だ。
ダニー流に昇華した 入魂の仕上がりとなっている。
ジャジーで繊細なピアノ、甘くはかない響きを持ったストリングス、そして 濃密にしてエモーショナル なダニーの歌声が胸を打つ。
特に、女性コーラスと共に盛り上がるサビ部分は 圧巻
なんと哀しくて美しい音楽か。
黒人音楽にウトい自分でも 聴くたびに体がふるえる 思いだ。


だが、これほど素晴らしい作品を作りながらも、ダニーは以降、 創作活動をストップ してしまう。これはソウル史における大きな損失だった。
その五年後にあたる'78年、ふたたびロバータ・フラックとデュエットした「The Closer I Get To You(愛は面影の中に)」が全米2位のヒットを記録する。
ようやくアーティストとして復帰したと思われたダニーだったが、なんとその矢先となる'79年1月、彼はニューヨークで 飛び降り自殺 してしまう。33年という短い生涯だった。
音楽的行き詰まりか、プライベートの悩みか。晩年の彼は、いつ自殺してもおかしくない状態に見えたという。

愛と自由を求めたダニーという人は繊細でマジメすぎたんだろうな。。。
フマジメな凡人のワタシは、彼の音楽を聴くたびにそう思うのでした。


アルバム『Extension Of A Man』は他にも 素晴らしい曲がぎゅう詰め の一枚。
先述の『Live』と並んで必聴の名盤です。
くわしくは ここ を参照してくださいな。

つーコトで「I Know It's You」を聴くには ここ をクリック!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.07.25 05:54:48
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


「The Closer I Get To You」  
rokuchan さん
ダニー・ハサウェイについてはあまり知りませんが、ロバータおばさんと歌ったこの曲のゆったりしたテンポが印象的でした。いまでも耳にするたびに彼の死が思い出されて、美しく物悲しく聴こえるんですよね。 (2008.08.08 19:26:33)

Re:「The Closer I Get To You」(07/25)  
rokuchanさんどうもです。

いわゆるブラコン(←死語)の先がけといえる名曲ですよね>The Closer I Get To You

>いまでも耳にするたびに彼の死が思い出されて、美しく物悲しく聴こえるんですよね。
-----「思い出されて」というところが泣かせますなぁ。
自分は、残された音楽を通して追体験することしかできない人間なので(苦笑
ダニーの、しっとりとしていてコクのある歌唱にはグッときます。

ではでは。
(2008.08.09 01:52:10)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: