日本酒類文化振興会

日本酒類文化振興会

2012/12/30
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カテゴリ: ウィスキー
今月、レバント東武ホテルで開かれた「WHISKY Festival 2012 in 東京」のご報告です。

ウィスキー輸入業者を中心に32企業が出展、数百種類のウィスキーが3500円の前売り券で試飲可能という、マニア&業界人垂涎のイベントです。(一部ビンテージ物等有料試飲酒あり。)

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パグパイプが会場でお出迎え。

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ジョニ・ウォーカー氏もいらっしゃる。

笑顔で迎えてくれた明治屋さん取り扱いの「ダルモア」からスタート。
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12年、15年、18年、シガーモルトを立て続けに試飲する。
12年はオールラウンドに飲まれるタイプ。
15年と18年の違いは大きい。シガーモルトは燻香強く面白い。
日本酒試飲会のように「吐き壺」がないので、飲んで胃の中に収める。


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私の好きな「ロングモーン」のボトラーズものをいただく。
ニッカの創業者・竹鶴政孝氏が修行した蒸留所の一つ。
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アイラモルトの高級品「ラガヴーリン」の10リットル樽。
小樽ゆえに熟成の進行が普通の樽よりも数倍速いという。
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さすがに人気のモルト。老若男女、次々と試飲していきました。

そこで「ピート・ピーナッツ」で箸休め。
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ピートで燻した香りがしっかり付いてうまかった。ひと袋1000円。
子供が普通のピーナッツと思って食べたらビックリだろう。

輸入業「モエ・ヘネシー・ディアジオ」社の「アードベッグ」。
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「TEN」から始まって「ウーガダール」(スモーキー)、「ブラスダ」(甘くておいしい)、「コリーヴレッカン」(スパイシー)を飲み放。

スカイ島の「タリスカー」25年もの4種飲み比べ。

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カスク・ストレングスだから皆アルコール度は50%超え。
日本酒だったら「無濾過原酒」と同様。

アイラ島「ラガヴーリン」様のお出まし。
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アイラ島で一番新しい蒸留所「キルホーマン」もありました。
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まだ3年未満なので、「スコッチモルトウィスキー」を名乗れず、「ニュースピリット」となっています。色もほとんど透明ですね。


三陽物産が輸入する「アンノック」。
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特に12年ものはフローラルな優しい香りが癒しになる。
アイラ、スカイと島続きでピートに燻されたあとだけに一息つく。

ハイランド地方の「アヴァフェルディ」。
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12年はフルーツグラノーラのような香り。
21年はもっと品を良くした奥行の深い香り。

ここは「ベリー・ブラザーズ&ラッド」社のボトラーズモルト。
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この辺まで来ると記憶がやや薄れてきている。

ニッカが20年以上前に買収したスコットランドの「ベンネィビス」。今はアサヒがオーナー。
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日本では「ベンネィビス」は安物ブレンデッドウイスキーの流通が多いが、このシングルモルトは間違いなく美味い。

ここからはジャパニーズウィスキー。
今や「ベンチャーウィスキー」という社名がふさわしくないほど著名になった「イチローズモルト」。
「イチロー」は大リーガーのイチローではなく、社長・肥土(あくと)伊知郎さんのお名前から。
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カードシリーズのスペードの7。羽生蒸留所時代のものですね。
1990年蒸留、2012年ボトリング。
1回目はホッグスヘッド、2回目はコニャック樽での熟成。
これはよほどのバーでないとなかなか飲めない。

ニッカ・余市の10、12、15、20年の豪華ラインアップ。
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こうなるとどうしても20年から飲んでみたくなるのが人情。
今では世界でも唯一か唯二くらいの「石炭直火蒸留」が余市の特徴。
しっかりした男性的な、ちょっと焦げ臭い味わいでファンは多い。

創業者の名を冠した「竹鶴」。
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シングルモルトではなく、ピュアモルトと言っているのは、余市と宮城峡のモルトをブレンドしているから。
数年前にスコッチ協会の定義づけにより、本場では「ブレンデッドモルトウィスキー」と呼ぶようになった。

この竹鶴は私の好きなブレンディッドの一つです。
17年、21年はやはり美味いが、12年物はコスパが抜群に良いと思う。

最後にサントリーの「響」。
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こちらは普通の「ブレンデッドウィスキー」。
大麦以外の穀物から蒸留した「グレーンウィスキー」が混和されています。

香りの取り易い、優しい飲み口のジャパニーズウィスキーの典型。
疲れた時や優雅さにひたりたい時などにはグッド。

話はそれますが、娘の子供(=私にとっての初孫)の名前は「響(ひびき)}君にするらしいです。
娘夫婦は全然ウィスキーも飲まないのに。
ウィスキー好きなお爺ちゃんとすれば、まあいいだろうと。

まだまだたくさん飲んだし、さらに飲みきれないウィスキーや、カクテル、ハイボールなどもありました。
が、私の酒量の限界を超えました。
ごちそうさまでした。





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Last updated  2012/12/30 06:49:11 PM
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フジイ@ Re:瀧鯉・純米酒(神戸市東灘区・昔は木村酒造、今は桜正宗)(03/21) 震災前、酒蔵の門で眺めていたら杜氏のか…
よしたか@ Re:若竹・プレミアム純米大吟醸(静岡県島田市・大村屋酒造場)(11/05) 息子と静岡の娘さんとの婚約の席で、若竹…
星野 勝@ Re[2]:名人 安東焼酎のこと(08/09) 北岡さん ご丁寧にありがとうございます。…
北岡慶太郎@ Re[1]:名人 安東焼酎のこと 星野さん 色々と有り難うございました。近…

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