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2026 年 1 月 10 日、エジプト 2 日目です。
昨日はチェックインしたのが夜だったので、暗くて周囲がよく分かりませんでした。朝起きてみると、カイロ市内は霧に包まれていました。テラスに出て左側を見てみると、確かにナイル川が見えます。真正面にはカイロタワー。


多くの人がエジプトと言えば、砂漠をイメージして、暑くて乾燥している印象があると思います。僕らもそうでした。乾燥対策として、ミスト系の肌用スプレーとリップクリームをハンドバック等に入れておく、という準備をしていましたが、こんなに霧深いところだとは驚きでした。 12 ~ 2 月頃は、朝の気温が 10 ℃ほどしかなく、毎朝ナイル川から水蒸気が立ちのぼって朝霧が発生するのでしょうね。
朝食はバイキングスタイルですが、宿泊客も欧州人が多く、ほぼ洋食で美味しかったです。朝食後、改めてこの宮殿ホテルの本館を見て回りました。

この日は、午前中は市内の①古いモスクの見学、午後は②サッカラ、ダハシュール地区へ移動してもっと古いピラミッドを訪ねることになっています。さらに夜は③ナイル川ディナークルーズ! ①、②、③ともオプションなのでツアー参加者が全員行くということではなく、丸一日市内のダウンタウンを単独行動するツワモノもいれば、事前に「砂漠をバギーで疾走させてくれる観光業者」を見つけて颯爽と出て行く女性たちもいました。僕らはフルオプションです(笑)。
まずはモスクの見学。スルタン・ハサン・モスクとモハメド・アリ・モスクの 2 つですが、内部をじっくり見学するのは前者だけで、後者は駐車場から外観を見る(そして写真だけ撮る)のみ。家内によると、 YouTube などで調べた範囲ではモハメド・アリ・モスクのほうが内部は魅力的だったのに(=そっちに入りたかった)…とのこと。現地ガイドさんによると、スルタン・ハサンのほうが歴史も古く、内部も古い装飾が残っていて素晴しいそうです。このあたり、イスラム教徒である現地ガイドさんと、インスタ映えするところへ行きたい日本人との好みの差、ということでしょうか(苦笑)。
モハメド・アリ・モスク(外観だけ)

スルタン・ハサン・モスクは建立が 1363 年ということなので、日本だと室町時代、足利幕府の創生期ですね。確かに歴史を感じさせる立派なモスクでした。ここでは観光客でも女性はスカーフ等で頭を覆うよう言われました。



さて、その後に昼食ですが、固い肉ばかりだとうんざりするだろうから、今回は魚料理をナイル川のほとりのレストランで食べます、とのこと。どんな魚なのか期待して行ってみると、サーモンでした。いやいや、エジプト・ナイル川の食材じゃないんかい、って皆思ったかな(笑)。要するにサーモンは北欧から輸入するものなので、エジプト人にとっては滅多にお目にかかれない高級食材なのですね~。

さて午後は、サッカラ&ダハシュール地区へ。カイロ市内から南、バスで 1 時間弱かかる田舎です。市街地を抜けると何だか時代を遡ったような田舎の風景になります。道路の周囲には、野菜畑もありますが、デーツ(ナツメヤシ)の畑(その木々はすごく高い)が多いです。しかも農作業に欠かせないのがロバ。馬も見ましたが、多くはロバが荷車を引いていて、それを追い越しなからのドライブです。



サッカラもダハシュールも砂漠の中ですが、ギザの 3 大ピラミッドよりずっと古い時代、ここでピラミッド建設の基礎が築かれた場所です。ピラミッドと言えば綺麗な四角錐の形状を想像しますが、その形状に至る過程のピラミッドが残されています。
見学した順番とは逆になりますが、最初に作られたのは錐の形ではなく、箱を積み重ねたような「階段ピラミッド」と呼ばれるものです。サッカラにあります(見学の順序は最後でした)。
それがこれ。

このピラミッドも内部に入ることができます。

さらにピラミッドの前に神殿が残っていますが、この神殿は世界最古の建造物だそうです。

しかし階段状の形に満足できなかった王(スネフェル王)が四角錐の形状を目指して次のピラミッドを建設しました。
それがこれ。

最初に石を積み上げる角度が鋭角すぎて(そのまま進めると高すぎ)行き詰まってしまい、途中で角度を変更して積み上げたピラミッドです。「屈折ピラミッド」と呼ばれています。

この 2 つの建設経験を活かして、 3 つめピラミッドを建設しました。
それがこれ。


綺麗な四角錐の形状が完成しました。このピラミッドは「赤ピラミッド」と呼ばれています。写真ではわかりにくいですが、使用している岩石が近場で採取された石で、赤っぽい色をしています。この石は強度に問題があったようで、高く積み上げるのには適さず、実際もかなり風化してボロボロになっているところもありました。
この経験を活かして、強度に優れた岩石を探し、かなりの遠方から運んできて建設されたのがギザの 3 大ピラミッド、すなわち最終完成形なんですね。
ところで、カイロから離れた観光地はピラミッド以外に何の施設もない砂漠地帯。トイレ事情が気になりますよね。実は「赤ピラミッド」の近くに観光客用の公衆トイレが、目立たないように砂漠を掘り下げて半地下で設置されていました。こうした公衆トイレを利用する場合、そこを清掃管理している人にチップを渡すのがエジプトでは通例です。
またエジプトの通貨はエジプトポンドですが、僕らがポンドを使うことはなく、どこも米ドルで大丈夫です。こうした公衆トイレのチップもドルでOKです。 2 人で 1 ドル程度。因みに、僕もここのトイレを使いましたが、その時は男性用のほうが僕一人でした。入り口にいたおじさんに 1 $渡したところ、何とおつりをくれました。 20 エジプトポンド紙幣でした。一人だと 1 $は多いという意味でした(笑)。
さてこのツアーでも帰り道で、カーペット工場(販売もやっている)の見学という、さほど興味のないメニューがおまけとして付いています。特に買う人もいませんでした(苦笑)。


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