食いしん坊ぽっぽの日記

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2005.12.20
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カテゴリ: ひとりごと
12月20日は父の命日だった。
気が着いたときには手遅れの状態の肺癌だった。

毎日顔を合わせていながら気がつかなかったなんて。。。と自分を責めた

母の日記を読んだ
毎日綴られた日記だ。

12月19日
夕から呼吸困難
4時半 
「敵が忍び込んでくる!戦いだ」 と父

「病院に行く?」

「今更他人が介入してきてなにになるのか お母さんがいればそれでいい」


12月20日
3時アンペック坐薬を挿入
6時にもう一度入れてと言われ入れる
呼吸の苦しい中で

「人生は魔との戦いだね」
「頑張らなくていいんだよ 自然体でいくんだよ」
「・・・栴檀は双葉よりかんばし・・・」
と話していたという

母が泣くと 「泣いてはダメ」 と叱った父

薄れていく意識の中での最期の言葉
「わたしは幸せだ」
そう呟いた父

夜勤明けで早朝に取り乱した母から電話を受け取り、即行で申し送りを終えて車に乗り込んだ朝

途中で 「もう、みんな来ているから!大丈夫だから安全運転で帰ってきなさい」

12月20日 8時20分 享年72才

家に着くと兄一家、近くに住む叔母達が父を囲んでいた。

安らかな顔だった。
手を合わせ身体を拭いた

毎年、父の命日に思う


だけど、意味の無い延命はどうなのだろう
チューブに繋がれ残された時間の自由を奪われ。。。

父が母に言った言葉
「他人が介入してきてなんになる 
誰も自分のことは知らない お母さんがいればそれだけでいい」

病院は所詮他人
看護師の職に就いて約20数年
父の言葉が心に刺さった

看護師ってなんなんだろう
看護師ってなんて傲慢で平然と土足で足を踏み入れているんじゃないか

エンドステージだからこそ、家族と患者さんの時間を作ってあげなければならない

「自然体で!!」

先日までエンドステージの患者さんが入院していた。
外科の医者は最後の日、こう言った
「今晩かもしれないから、モニターもはずしてあげて!バイタルも取らなくていいよ」

本来あるべき姿なんだと思う
管理上死への移行は私達にとってはモニター監視である
気がついた時には亡くなっていたでは遅い・・という概念がある

でも、自宅での死はそんなものだ
死の確認はモニターではない そんなものありはしない
もちろん死の瞬間も医者は間に合わない

死の確認も瞳孔や心音 それだけで十分だ

本来のあるべき最期の姿

「私は幸せだった」 そういう言葉が最期に言える人生を送る事が大切なんだと思う

父の死は時として自分の生き方を正してくれる・・
そんな気がする





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Last updated  2005.12.21 07:56:03
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