友愛の淵源は、クーデンホフ・カレルギー伯(汎ヨーロッパ運動主催者)の友愛革命を原点とし、その目的は人類の人格の尊厳を基調としての相互尊重、相互理解、相互扶助であり、人道主義、人格主義、協力主義、そして騎士道、武士道までも包含した謂わば紳士と淑女の人間関係の涵養であり、 その核心は母性愛を根源とした 人間や自然に優しい世界の醸成であります。
これからの世界は人種、宗教、民族、国家、言語の壁を超越し、 ともすれば乖離し、対立しがちな人間と人間、自然と人間との真の共生を目指す時代 でもあります。
鳩山友愛塾はこの友愛を規範とし、個の確立をはかり、世界に平和と人類の幸せを実現する為、有為の人材を育成し、以ってその使命を遂行すべくここに設立いたしました。
この鳩山友愛塾の趣意に賛同し、友愛を体し、連帯の輪を強め、人と地球を慈しむ有志を募ります。

ようこそ鳩山友愛塾へ入塾、おめでとうございます。
それぞれ、どんな思いで「友愛」ということを皆様方のお気持ちの中に、心に宿しながら来られたのか。
多分、 皆さん千差万別だと思います。それでいいと思います。
鳩山友愛塾は、 政治家を育てるということが目的ではありません。
それぞれのお仕事の中で、友愛という気持ちを、精神を、ぜひ宿していただいて、それを人生で役立たせていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
弟の邦夫が公務のため出席出来ないことはとても残念で、兄の私からお詫び申し上げます。
しかし、私たち兄弟三人は、友愛という思い、これを祖父・一郎から一番ありがたい財産を譲り受けたんだ、その思いを、それぞれの立場から皆様方に、 私たちも学びながらお教えさせていただくということを行っていきたいと思っております。
私も一年目は、「友愛とは何か」ということを、自分なりにひも解いてみました。
それをまた今年も、皆様方にお伝えします。
むしろ学ぶことの方が多いのではないかと思います。 原点の鳩山一郎の友愛。
1956年、もう体が悪くて、生きて帰ってこられるかわからない
、といわれながら、 日ソ交渉共同宣言
のためにモスクワに赴きました。
行く前に、友愛青年同志会という、こちらの先輩方が、最初からのメンバーですが、彼らを前にして 、「自分はこれからモスクワに赴く。まだシベリアに抑留されている多くの日本人に、生きて故郷の土を踏ませてやることが大切なんだ。領土は逃げない。しかし、人の命は限りがある」
と話をしたそうです。
領土問題の解決は果たせませんでしたが、祖父の気持ちは、抑留された方々を無事に帰還させることができたという喜びでいっぱいではなかったかとも思っております。
大切なことをしてくれた祖父だなと、 私はそのことを常に友愛の原点だと
思っています。
皆さん、大いに学んでください。
学びましょう。ありがとうございました。