東方見雲録

東方見雲録

2003.02.22
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カテゴリ: 2003
お約束のヤドリギの話。といっても誰に約束したわけではないが、自分への宿題。

ヤドリギを最初に見たときは、その木にふさわしくない異様な光景に、チョット戸惑い引いてしまう。何であんなところにボール状の違った植物があるのかと。
これ、未知との遭遇段階。

それがこの植物について多少知識が増えてくると関心に変わる。
*寄生植物ではなく、自分も生産活動をする半寄生植物である。
*レンジャク類の鳥がこの実を食べる。
*実の果肉は納豆のように粘りがあり、これを食べたレンジャクの糞も粘っこく、垂れた糞即ち種子が枝や幹につき易いよう工夫している。
*エノキ、サクラ、ウメ、カリン、ヤナギなどの落葉樹につき、冬の緑として目立つ。
*ここに古代人は洋の東西を問わず、生命力や神秘性を感じていた。


もうちょっと好奇心を深めると
*洋の東西を問わず、この植物に神聖なるものを感じていた。

あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて
挿頭(かざ)しつらくは千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ<万葉・4136>

古代ケルト人の賢者・ドルイドは樫の木の宿り木を神の化身した聖なるものと考えていた。ヤドリギを集め、特別な儀式に用いていた。
これ、もののけ姫段階。

その後の流れを自己流に推論し、仮説を確信するに至る。
<ケルト文化に西欧の源流を見、東西交流の糸口とする>

*彼らは独自の文様を完成させていた。螺旋(らせん)、組紐、雷文、鈎(かぎ)十字文様など、その後の西欧の文様に影響を与えた。
*彼らは文字を持たなかったことから、彼らの世界観が文様に凝縮されている。
「文様は始まりも終わりもなく、永遠の律動を繰り返します。神秘に満ちた森の木々を崇め、自然界の死と再生の輸廻の中に自らを投じたケルト人の世界観が凝縮されているよう」(ケルト美術展案内より)



*ゆえにヤドリギは東西の植物文化的象徴

これ、確信犯的宗教段階。

以上、中年厨房の学習ノートでした。宿題おわり





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Last updated  2022.02.28 14:12:49
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