東方見雲録

東方見雲録

2022.11.28
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カテゴリ: 郷土
本名:尾崎 秀雄〈おざき ひでお〉、1885年〈明治18年〉1月20日 - 1926年〈大正15年〉4月7日)は、日本の俳人。『層雲』の荻原井泉水に師事。種田山頭火らと並び、自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人である。鳥取県鳥取市出身。大正15年、4月7日(大学時代の恩師・穂積陳重と同日)に南郷庵で死去。死因は癒着性肋膜炎湿性咽喉カタル。

引用サイト:ウキペディア  こちら

放哉は一高・東大とエリートコースをたどり、保険会社の要職にもつくが、世に入れられず酒に溺れ退職に追い込まれる。以後漂泊の旅を続け、大正十二年京都の一燈園で托鉢生活に入る。その後京都、須磨、小浜の寺々の寺男となり転々とする間、膨大な俳句を詠み才能を見事に開花させていった。小豆島へは大正十四年八月に来島、西光寺奥の院南郷庵「みなんごあん」の庵主となる。在庵わずか八カ月の間病苦に苛まれながらも三千句に近い俳句を作り翌年四月七日生涯を終えた。亨年四十一歳 戒名は大空放哉居士 墓は庵近くの共同墓地の中にある。

引用サイト: こちら

2020年の国勢調査によると、世帯人員別の一般世帯数は単身(1人暮らし)が最も多く2115万1000世帯で、全体の4割近くを占めている。政府には「孤独・孤立対策」の担当大臣が設置され、たびたび有識者会議が開かれている。「孤独」「孤立」は現代の社会問題の大テーマと言っていい。そうした世相の中で、かつて漂泊・独居しながら「孤独」を磨き続けた俳人たちの俳句が話題となっている。“独りの時代”に心に響く名句とは──。

山頭火と放哉は、共に“漂泊の自由律俳人”と呼ばれているが、その放浪のタイプは対照的だった。

 山頭火は、家を捨て、妻子を捨て、晩年の14年余りを黒染の衣に袈裟をかけ、日本全国をめぐる行乞(ぎょうこつ)・放浪と句作に過ごした。たとえば、放浪の旅に出てまもないころにつくられたこの代表句を、金子氏はこう評している。

「分け入つても分け入つても青い山」 山頭火

〈1926(大正15)年の『層雲』発表句。[中略]「多感な戸惑いがちな旅感」といえるものがあり、次第にそれが深まり、深奥の難あるいは疲れの色を帯びてくる。ともあれ放浪一発目のこの句は、かなりロマンチックな、センチメンタルな句と言った方がいい〉(金子氏)



「咳をしても一人」 放哉

〈そもそも病床で俳句を詠むということが既に常人の業ではない。[中略]誰もいない孤独が満ちた部屋で咳をする。その咳は誰にも届かず、部屋の壁に淋しく響く。一つの咳によって部屋に充満していた孤独や寂寥が浮き彫りになる。その瞬間、それまでもずっと身近にあった「一人」が極まる。そして、その余韻が続いていくのである〉(又吉氏)

引用サイト:山頭火、放哉…“放浪の俳人”  こちら

尾崎放哉の功績
功績1「ミステリアスな自由律俳句の名手」
功績2「病に苦しみつつも、たった8か月で3000句もの俳句を残す」

尾崎放哉の有名俳句を時系列で紹介
大学時代(1905年〜1909年) 淋しさは放哉にとって、大きなテーマだった
一斉に海に吹かるる芒かな
木犀に人を思ひて徘徊す
行く秋を人なつかしむ灯哉

別れ来て淋しさに折る野菊かな

東京・大阪時代(1909年~1916年) 放哉は、いつでも自分を呑みこんでくれる海を愛した
ひねもす曇り浪音の力かな
灯をともし来る女の瞳
休め田に星うつる夜の暖かさ

今日一日の終りの鐘をききつつあるく

京城・長春時代(1922年~1923年)大陸の荒野に打ち砕かれていた放哉
土くれのやうに雀居り青草もなし
風の中走り来て手の中のあつい銭
海苔をあぶりては東京遠く来た顔ばかり
昼火事の煙遠くへ冬木つらなる
かぎりなく煙吐き散らし風やまぬ煙突

一燈園時代(1923年) 牛の眼を見据える放哉。
牛の眼なつかしく堤の夕の行きずり
ねそべって書いて居る手紙を鶏に覗かれる
皆働きに出てしまひ障子あけた儘の家
静かなるかげを動かし客に茶をつぐ
落葉へらへら顔をゆがめて笑ふ事

須磨時代(1924年~1925年)須磨海岸の夕暮れ
一日もの云わず蝶の影さす
なぎさふりかへる我が足跡も無く
たつた一人になりきつて夕空
赤とんぼ夥しさの首塚ありけり
こんなよい月を一人で見て寝る

小浜時代(1925年)小浜時代に放哉が身を寄せた常高寺
かぎりなく蟻が出てくる穴の音なく
とかげの美しい色がある廃庭
淋しいからだから爪がのび出す
一本のからかさを貸してしまった
朝早い道のいぬころ

小豆島時代(1925年~1926年)放哉終焉の地西光寺奥の院・南郷庵(みなんごうあん)
すばらしい乳房だ蚊が居る
蜥蜴の切れた尾がはねてゐる太陽
入れものが無い両手で受ける
せきをしてもひとり
墓のうらに廻る
春の山のうしろから烟が出だした

引用サイト:REKISIRU こちら





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Last updated  2023.03.13 18:11:05
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