東方見雲録

東方見雲録

2023.12.02
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カテゴリ: まちづくり


© 毎日新聞 提供

「なぜボール遊びはダメなの?」。全国に11万カ所以上ある国や自治体が設置する「都市公園」で、ボール遊びが禁止されているところは少なくない。制限する自治体は全国で6割に上るとの調査もあるが、住民らがルール作りに関わることで自由を取り戻そうという動きがじわりと広がる。都市公園の制度ができて今年で150年。公園で起きつつある変化を探った。

 「こっちに投げて!」。福岡市中央区の住宅街にある草香江(くさがえ)公園。1200平方メートルあまりの園内の広場で、ゴムボールを使ってキャッチボールをする兄弟の表情は明るい。この公園では硬式や軟式野球ボールなどの硬いボールは禁止されているが、軟らかいボールの利用は可能だ。見守る父親は「ボール遊びができるのはありがたい」と目を細めた。
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都市公園を規定する「都市公園法」には遊び方について特段の禁止項目はなく、制限しているのは管理する自治体などだ。

 19年に千葉大大学院生らが全国399自治体を対象に調べたところ、回答した276自治体の約6割が公園のボール遊びを規制。近隣住民からの要望を理由に挙げた自治体が多く、規制開始時期や理由を「不明」とした自治体も目立った。

 大学院生時代に調査に携わり、現在は日本体育大の「子どものからだ研究所」に所属する寺田光成助教(造園学)は「自治体が公園を個々に管理するのは限界があり、特に都市部は一元的になる面もある。ただ、ルール策定の方法や理由はブラックボックスで、見直す時期にあると感じた」と振り返る。
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 駒沢大の萩原建次郎教授(社会教育学)は「公園は遊びが保障される公的な空間だが、安全意識と責任論が強まり、遊具の撤去や規制が進められた面がある」と指摘。「本来は異世代と交流したり譲り合ったりして公共性の原体験を積む場所で、物理的な制限や監視は子どもの発達にもよくない。トラブルや公園ルールは話し合いで解決することが大切で、清掃や防災訓練など日ごろから多世代で地域交流することが相互理解につながる」と語る。

引用サイト: こちら

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Last updated  2023.12.02 09:00:10
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