東方見雲録

東方見雲録

2024.01.16
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カテゴリ: 教育


「近現代の歴史の変化に関わる諸事象について,
世界とその中における日本を広く相互的な視野から捉え,
資料を活用しながら歴史の学び方を習得し,
現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を考察,構想する科目」

参考:(高等学校指導要領解説地理歴史編)


歴史総合において重要視されるのが以下の3点です。

①産業社会と国民国家の形成を背景として,人々の生活や社会の在り方が変化したこと。

②政治,外交,経済,思想や文化などの様々な面で国際的な結び付きが強まり,国家間の関係性が変化したことや個人や集団の社会参加が拡大したことを背景として,人々の生活や社会の在り方が変化したこと。

③科学技術の革新を背景に人・商品・資本・情報等が国境を越えて一層流動するようになり,人々の生活や社会の在り方が変化したこと。」

これらが表すのは、 「近代化」、「国際秩序の変化や大衆化」、「グローバル化」 です。
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歴史教育の改善に努める小川氏は歴史学研究記念大会のシンポジウムにてこう述べています。


一層:事件・事実の列挙
二層:歴史の解釈
三層:歴史を素材として人間のあり方や政治のあり方、自分の生き方について歴史批評を行う

参考:「高校世界史教科書におけるアメリカ合衆国–人種・エスニシティ・人の移動史を中心に」73頁8〜10行

歴史教育の基層のうち、二層までのみ現在の日本の教科書ではアプローチできないのです。仮に高校生が歴史を学びたいと思うのであれば授業外での自主的な学びが必要不可欠となります。

引用サイト: こちら

2022年4月から「歴史総合」「地理総合」「公共」が高校の必履修科目として新たに導入されます。なかでも「歴史総合」は、歴史に関する興味・関心の高まりもあり、特集記事や関連書籍もみられるようになりました。
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これまでは「世界史(世界史Aまたは世界史B)」と「現代社会」が必履修科目でしたが、歴史は「歴史総合」、地理は「地理総合」、公民は「公共」が必履修となり、中学社会で学習した3分野をバランスよく履修・学習するようになりました。
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『「歴史総合」はこれまでの「日本史A」と「世界史A」を足し合わせた科目』という見方もありますが、学習指導要領では「近代化(産業・貿易の発展過程など)」「大衆化(大衆の政治参加、女性の地位向上など)」「グローバル化(人や情報の移動など)」のテーマをもって学習する科目と示されています。

つまり歴史上の出来事の経緯を追うだけの学習でなく、たとえば「18世紀ごろに各国ではどのような商品を生産し、流通させていたのか?」というようなテーマをたてて、世界やそのなかにおける日本の歴史を学習していきます。

「歴史総合」では、「資料に基づいて歴史が叙述されていること」を理解し、資料そのものを吟味する姿勢を養うことが学習指導要領で示されています。
これまでの歴史科目での資料問題といえば、資料が示す内容が正しいという暗黙の前提のもと、資料から読み取れる内容について問われていました。しかし「歴史総合」では、資料が作成された経緯(直接見聞したものか、伝聞か)や資料の性格(公的な報告か、私的な覚え書きか)なども含めた、資料の吟味も求められています。
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小学校では6年生から歴史を学習しますが、将来の「歴史総合」の学習を見据えて、どのようなことを心がければよいのでしょうか。

社会の歴史分野といえば、歴史用語や年号を一問一答形式で答える問題が出題され、とにかく【教科書の太字】を丸暗記する学習スタイルがよくみられました。しかし「歴史総合」のねらいやサンプル問題をみると、【教科書の太字の周辺】にある意義・影響などの文脈の理解がより問われるようになると考えられます。



また「歴史総合」では資料の扱いが増え、資料を吟味する姿勢も求められるようになりました。小学生の間では、戦国武将や幕末維新の人物などが人気となるようですが、その人物のエピソードがいつごろ、だれによって残された資料をもとに書かれているのか?なども調べてみると、将来「歴史総合」を学ぶ上で大事な体験になると思います。

またこのように 資料そのものに注目し、吟味を加えながら事実を確かめて思考を積み重ねていくプロセスは、「歴史総合」だけでなく他教科の学習にも役立つ と思われます。

引用サイト:ベネッセ   こちら





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Last updated  2024.01.16 07:00:11
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