東方見雲録

東方見雲録

2024.06.08
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カテゴリ: ものづくり


© くるまのニュース 提供

3社の「カーボンニュートラルの実現」「内燃機関を見捨てない」「エンジンって良いよね」という共通の想いを胸に、それぞれの個性を活かした新開発エンジン技術が発表されたのです。

 元々、この3社は日本で開催されるモータースポーツ「スーパー耐久」の開発用カテゴリーとなる「ST-Qクラス」に参戦しています。

 そこでは当初トヨタとスバルが「GR86」と「BRZ」で同じカーボンニュートラル燃料(CN燃料)を使い参戦。

 その後マツダも「ロードスター」に同様のCN燃料を使い、「将来に内燃機関を残す」ため、ガソリンではない環境に良い燃料の開発を行ってきいました。

 こうした同じ志があり、ともにカーボンニュートラルに向けた技術を磨いてきたことから今回の会見に至ったようです。
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トヨタ佐藤CEOは「カーボンニュートラルに貢献する多様な選択肢をお客様にご提供していくために、未来のエネルギー環境に寄り添ったエンジンの進化に挑戦してまいります。志を共有する3社で、切磋琢磨しながら技術を磨いてまいります」と語ります。



 またスバルの大崎CEOは「カーボンニュートラル社会の実現は、日本の産業界・社会全体で取り組む課題です。私たちはクルマの電動化技術を磨くと共に、カーボンニュートラル燃料の活用に向けて、水平対向エンジン自身もさらに磨きをかけます。これからも志を同じくする3社で日本のクルマづくりを盛り上げてまいります」と述べています。

 スバルでは、ピストンが水平方向に動くためエンジンの高さが低く、低振動・低重心という特徴を持つ「水平対向エンジン+AWD」というスバルらしさを電動化やCN燃料と組み合わせて、さらに進化させていくと明言。

 そしてマツダの毛籠CEOは「電動化時代における内燃機関を磨き、マルチパスウェイでカーボンニュートラルの実現可能性を広げ、お客様がワクワクするクルマを提供し続けます。電動化やカーボンニュートラル燃料と相性の良いロータリーエンジンを社会に広く貢献できる技術として育成できるよう、共創と競争で挑戦してまいります」と語ってくれました。

 マツダは、小型・軽量ながら高出力を実現。現在は発電機として活用している「ロータリーエンジン」を使い、電動化と組み合わせてエンジンを磨いていくと言います。
引用サイト: こちら


トヨタ自動車は5月28日、スバル、マツダとともに「マルチパスウェイワークショップ」を開催。そのなかで、新型2.0リッター4気筒ターボエンジンに加え、新型1.5リッターターボ&自然吸気エンジンの3種類のエンジンを開発中であることを明らかにした。
これらのエンジンは、ガソリンを燃料とするだけでなく、E100といった燃料、カーボンニュートラル燃料、そして水素燃料などを視野に入れた内燃機関で、電動化の未来に対応していくもの。バッテリEVを前提に開発した車両と組み合わせて新世代のPHEVもデザインできるような体格の小ささも重視している。

引用サイト: こちら


関連サイト:マツダの至宝「ロータリーエンジン」 自動車マニアではない一般人に魅力をどう伝えるべきなのか? こちら




関連サイト:昭和世代じゃなきゃ理解不可能!? マツダがこだわる[ロータリーエンジン]って何がそんなにスゴい? こちら

 もともと静粛性に優れたロータリーエンジンはEVとの相性も抜群であり、MX-30 eSKYACTIV R-EVを皮切りに、ほかのEVへの発電用ロータリーエンジン搭載も予想される。



 今だに根強いロータリーエンジン愛好者にとって発電用エンジンのみでのロータリー復活は不満かもしれないが、まずは復活したこと自体を素直に歓迎したい。





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Last updated  2024.06.08 08:00:17
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