東方見雲録

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2025.02.23
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カテゴリ: まちづくり

引用サイト:政治不信を防ぐ“くじ引き民主主義” こちら


引用サイト:話題の「くじ引き民主主義」あなたは賛成?反対? こちら

「くじ引き民主主義」は、実は民主主義という制度の根底にあるものだと言えるかもしれない。なぜだろうか。

この制度はすでに古代から存在していた。

その現場は、言うまでもなく古代アテネである。アテネでは、成人男性全員が投票権を持つ民会を持っていたことはよく知られているが、法案を提出する評議会や裁判所、さらに行政執政官も市民の抽選によっていたことは余り知られていない。かのソクラテスも評議会の議員に抽選で選ばれ、そして抽選からなる裁判員によって裁かれたのだった。

古代アテネだけでなく、抽選によって政策を主導したり、行政の監視を担ったりするということは、イタリアの都市国家にもみられた。

ヴァン・レイブルックは――フランスの哲学者マナンの説に添って――、現在のように民主主義といえば代議制民主主義を指すようになったのは、近代のフランス革命以降のことだという。

近代の民主化は、絶対王政に対抗する貴族層、そして貴族層に対抗するブルジョワ層によって進められてきた。そしてこうした貴族層やブルジョワ層が自らの支配を正当化するために生み出したのが議会制民主主義だったのだ。

こうした制度が支配的になる前には、アリストテレスが言ったように抽選制こそが民主的であって選挙は寡頭制の特徴であり、モンテスキューも抽選制こそ民主主義の本性であり、選挙は貴族制の本性だと説明していたのだ。

米調査会社のピューリサーチセンターの世界27ヵ国を対象にした最近の調査によると、平均して51%の人々が自国の民主主義は上手く機能していないと回答している。日本はこの回答の割合が56%に達しており、平均より高い。

民主主義に対する不満が蓄積しているばかりか、先の統一地方選挙では、過去最低の投票率(41道府県議選で44%)の中、道府県議会選挙の27%、町村議会選挙の23%が無投票で決せられるという、担い手不足と無関心もピークに達している。

こうした「民主主義の空洞化」への対処としてくじ引き民主主義の活用が模索されても良いのではないか。くじ引き民主主義は、もはや思考実験の域に留まらない。それは活用されるのを待つばかりなのだ。
引用サイト:いま「くじ引き民主主義」がヨーロッパで流行中、その社会的背景   こちら





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Last updated  2025.02.23 08:00:10
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