東方見雲録

東方見雲録

2025.09.12
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カテゴリ: ランドスケープ



意匠図案説明    ウミネコと日御碕神社と日御碕灯台を描く。
開設場所      〒699-0764 島根県出雲市大社町宇龍175
引用サイト: こちら

日御碕神社

引用サイト: こちら



島根半島の西端に位置する日御碕神社は、『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される歴史ある神社です。神社は下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれます。

花崗岩の鳥居の奥に朱の楼門が鮮やかに映え、松林を背景に荘厳な雰囲気が漂います。
楼門をくぐり、右手の小高いところには「神の宮」があり、こちらには素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られています。
出雲の国造りをしたスサノオが、根の国(黄泉国)より「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占ったところ、柏葉は風に舞いこの神社背後の「隠ヶ丘」に止まったということです。

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楼門の正面には下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」があります。
こちらには神話の中でスサノオの姉とされる天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られています。

この「日沉宮」は、
【伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん】(訳:伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守る」)と天平七年乙亥の勅にあるように、神代以来、現社地にほど近い海岸(清江の浜)の経島(ふみしま)に建てられ、天照大御神を奉斎してきました。

天葺根命(アメノフキネノミコト)がここから程近い海岸「清江の浜」にお出かけになられたときに、島の百枝の松に瑞光が輝き、「吾はこれ日ノ神なり。此処に鎮りて天下の人民を恵まん。汝速やかに吾を祀れ」との天照大御神の御神託を聞き、ただちに島上に大御神をお祀り
した事に由来するとされています。

日本神話に出てくる有名な二柱の神様が鎮座される、厄除けや縁結びをご利益とした霊験あらたかな神社です。
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現在の本殿は江戸幕府3代将軍徳川家光の命により、当時の松江藩主であった京極忠高が1634年(寛永11年)に着手し、1644年に松平直政が完成させました。

壁や木の切り口は白色、柱や横木が丹塗(にぬ)りされた社殿は、華やかな桃山時代の面影を残し、上下の二社どちらも拝殿と本殿が続く権現造りです。



両本殿内陣の内壁や天井には、狩野派や土佐派の絵師による密画が描かれており、本殿の「蛙股(かえるまた)」(上を支えるための蛙の股のような建築部材)を中心とする彫刻は、竜虎をはじめ鶴亀や松竹梅、三猿といった見事な彫刻が施されています。
引用サイト: こちら

ウミネコ



天照大御神が日御碕神社に祀られる以前に鎮座されていたという経島(ふみしま)は、日御碕神社の西方約100m沖の海上にあり、面積約3000平方メートルの無人島です。
柱状節理の石英角斑岩からなり、その形状が「経典」を積み重ねたように見えるためその名がついたと伝えられています。

経島はウミネコの繁殖地としても有名で、国の天然記念物に指定されています。毎年11月下旬から冬にかけて約5000羽ものウミネコが飛来、4月〜5月にかけて産卵・孵化し、ひなの成長をまって7月頃に島を飛び立っていきます。



別名夕日の祭りといわれ、刻一刻と日が沈む中で執り行われる様子は神々しさが漂います。
引用サイト: こちら





日御碕灯台
紺碧の海に映える白亜の灯台
島根半島の最西端の断崖にそびえる「出雲日御碕灯台」。明治36年(1903)に設置されました。海面から灯塔の灯火までは63.30m。地面から塔頂まで(塔高)が43.65mあり、石造灯台としては日本一の高さを誇ります。

真っ白な外壁は、松江市美保関町で切り出された硬質の石材、内壁はレンガ造りで、外壁と内壁の間に空間を作った特殊な二重構造になっています。
光度は48万カンデラで、夜間は約40km沖合まで達し、100歳を越えた今なお現役で海の安全を守っています。

その歴史や文化的な価値の高さから
1998年(平成10年)「世界の歴史的灯台百選」
2013年(平成25年)「国の登録有形文化財」
2022年(令和 4年)「国指定重要文化財」
に選ばれています。
引用サイト: こちら





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Last updated  2025.09.12 07:00:08
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