東方見雲録

東方見雲録

2025.11.28
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カテゴリ: 郷土


島根町加賀の一帯は、今から千数百万年前の安山岩・玄武岩溶岩とその火砕物や火山砕屑性堆積物で構成されている。旧潜戸付近は安山岩溶岩と火山角礫岩よりなる。新潜戸付近では、級化成層が発達する火山砕屑岩や軽石凝灰岩が主となる。新潜戸と的島(まとしま)は、断層によって洞門が形成され、また旧潜戸にみられる断層は新潜戸へと延長している。「加賀」は、佐太大神(さだのおおがみ)の誕生の地。母神・支佐加比売命(きさかひめのみこと)が金の弓矢で岩を射通されたとき、光が射し込み明るく洞内が光り輝いたことが地名のはじまりとされる。
引用サイト:島根半島・宍道湖中海ジオパーク   こちら


「『髪の毛三本動かす』ほどの風が吹けば、加賀への舟は出せない…」

 1891(明治24)年に加賀の潜戸を訪れて激賞した小泉八雲は「子供たちの死霊の岩屋で」(池田雅之訳「新編日本の面影」)でこうつづり、何カ月も加賀行きを待ったという。
引用サイト:​中海ぶらり探訪【島根半島編】   こちら ​

【小泉八雲】 「子供たちの死霊の岩屋で ― 加賀の潜戸」  ~ 海 ~ こちら
「 子供たちの亡霊は、なぜ海からやって来るのか 」

その証拠に、盂蘭盆の後、7月16日 精霊が藁の小舟で黄泉の国へ帰っていくのも、やはり海を渡っていくのである。精霊舟を川に流すのも、湖や運河に灯籠を浮かべ精霊の行く手を照らすのも、また愛する子供を亡くした母親がわが子を偲び地蔵の絵のついた百枚の小さな紙切れを水の流れに放つのも、すべてはそうした信心深い行為の背景に、あらゆる水は海へ流れこみ、果ては冥途へと続いてゆく、という考え方が漠然とながら存在するからである。

【抜粋】水木しげる93歳の探検記 ~妖怪と暮らした出雲國~ 荒俣宏 小泉凡 こちら
荒俣:八雲の印象はどうだったんですか?
小泉:昼間は静かで船の櫓の音しかしないのに、夜になると急に賑やかになり、
   三味線や芸者さんの声が聞こえた。そのコントラストが素晴らしいと。
   あと海が好きだったので、泳ぐのも楽しみだったんですね。
水木:浦は確かに古代が残ってる。神武天皇の時代が。だから人には喋りたくない。
荒俣:潜戸も見たんですが、古代を通り越してワイルドな現代の世界。
   賽の河原を見ると、八雲も水木先生も、私たちが考える民話の世界というよりも
   もっと自然に近い原始の世界を話しているのではないかという感じがするんです。
小泉:人間の魂は海から来て、海に還るんじゃないかっていう

   八雲にも、キャサリン・コステロという乳母がいて。
   霊的な感覚があったかどうかはわからないけど、そういう話をいっぱい知ってる人だった。
   基本アイルランド語で喋る人で、八雲は子供の頃、その人の話を聞くのが幸せな時だった。
   人間中心じゃダメだという感覚。
水木:八雲さんは意外に、浦の人の生活に興味を感じてね。自分も八雲さんの本を読んで、あぁっ!って思う。<< 

佐太大神(さだのおおかみ) こちら
佐太大神(さだのおおかみ、さたのおおかみ)は『古事記』で大国主神(オオクニヌシ)を救った支佐加比売命(キサカヒメ)の子とされ、一般的には『記紀』における猿田彦大神(サルタヒコ)と同神と考えられています。

そのため、石見地方の伝統芸能である石見神楽の演目「八衢(やちまた)」においても、『記紀』の天孫降臨の際に天孫の道案内を担った猿田彦を「佐太の大神」として捉えています。

なお、伏見稲荷の稲荷三神の中社に祀られる佐田彦神(サタヒコ)とも同神とされ、かつては上社の神であり「上社。猿田彦命。三千世界の地主神とは是れなり。」と称されたり、田中社の神「田中神(たなかのかみ)」であるとも云われています。

また『出雲国風土記』でも端から「大神」と称されることから、出雲においても重要視された神であると推察できます。

海潮音 2025.11.25
引用サイト: こちら
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Last updated  2025.11.28 09:00:05
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