東方見雲録

東方見雲録

2026.07.13
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カテゴリ: 郷土



■わかとり国体の傘
 しゃんしゃん傘の制作は同市行徳2丁目の工房「竹扇堂」の故・株本覚さんが長年引き受けていた。職人は1人しかおらず、振興会は2年前から次世代育成事業に着手。元踊り子1人と現役の踊り手2人が技術の習得に励んできた。

 2月に株本さんが急逝したため傘作りが間に合わない状況となったが、傘不足を伝えた5月9日付けの本紙報道を機に、振興会には傘の寄贈が相次いだ。鳥取県東部のみならず、中西部からも傘が届けられた。

 大半が個人からの寄贈で、中には1985年のわかとり国体で踊り手が使用した傘も含まれていた。同振興会事務局の平尾由紀さんは「役に立つなら使ってくださいと持ってこられた。本当にありがたい」と県民の協力を喜ぶ。

■3Dプリンター活用
 ただ、寄付だけでは限界があるため、振興会では来年度以降を見据え、傘の製作体制を整えつつある。骨組み用の竹の切り出しや鈴など装飾品の注文は従来、株本さんが行っていたが、本年度は振興会が引き継ぐ。事務員2人を新たに配置し、傘の管理や販売も行う予定だ。

 さらに振興会は鳥取刑務所と共同で、3Dプリンターを活用し、樹脂素材を使った傘の制作を進めている。既に試作品が完成。今夏の祭りで耐久性などを検証し、実用可能か判断する。将来的に同刑務所で量産体制を整え、傘の確保に努めていく。

 平尾さんは「傘がないと祭りは成り立たない。次世代につないでいくため、取り組みを続けていきたい」と話した。
引用サイト:日本海新聞   こちら





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Last updated  2026.07.13 08:00:09
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