心おだやかにいきるために in rakuten

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Tatsu1965

Tatsu1965

2005.09.01
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カテゴリ: ラグピッカーより
この「執着」の苦しみから逃れる方法を説いたのが、

釈尊、ブッダ、そう、お釈迦様なのです。

お釈迦様は、この四苦八苦から逃れ、幸福の道に入る方法として、

「四諦」(したい)という4つの真理を説きました。(「諦」とは真理。)

「苦」「集」「滅」「道」(くじゅうめつどう)

という方法です。

「苦」諦 自分が苦しみの中にいることを発見すること
 ↓
「集」諦 苦しみの原因を探ること

「滅」諦 その苦しみの原因を取り除こうとすること
 ↓
「道」諦 八正道の実践によっておだやかな心をとりもどす

という四つのプロセスを踏むことで、幸福への道に入りなさい、

という考え方です。


僕は、うつ状態のその中で、

この「四諦・八正道」に取り組みました。



「苦」諦 自分が苦しみの中にいることを発見すること

まず、前回のように、自分の状況を、

四苦八苦に当てはめて考えてみました。



「集」諦 苦しみの原因を探ること




「集」とはすなわち原因を集めてくる、ということです。

今、悩んでいることと、その原因になりそうなことを、

紙にすべて書き出していくのです。


僕の場合は、そのときのうつ状態の原因としては、

もちろん、彼女のことだけではありませんでした。



休みをとらなかった面もあるでしょう。

仕事の持つ重圧に耐えられなかったという面もありました。

睡眠時間がたりなかったことや食べ物の偏りもあったと思います。

家族との葛藤もありました。

僕の場合は父との葛藤が大きいものでした。

その父も、失恋と前後して無くなりました。

そのことも原因だったでしょう。

そうした心の葛藤をすべて書き出しました。


「集」とは、また、その原因を一点に絞るということでもあります。


それぞれの問題について、考え、

問題の優劣、大きい小さいを分けていきます。

そして、最大の心のとらわれ、執着とは何かを見抜くのです。

僕の場合は、父の死と彼女への執着が最大の原因だったわけです。


「集」とは、また、情報を集めるということでもあります。


なぜ、忘れなければならない女性のことを忘れられないのか。

その、原因を探るために何冊もの本を読みました。

そして、「依存心」の克服というものにぶち当たったのです。

父の死と彼女への執着、

これが実は、潜在意識の中でリンクしていたことがわかりました。

僕の父と母は非常に愛の深い、人当たりの良い、素晴らしい人でした。

しかし、通常の家庭がそうであるように、

家庭内暴力とまではいかなかったのですが、

夫婦間がしっくりいっていなかったことは事実です。

離婚の危機もあったようで、

その葛藤で、母がかわいそうだと、

僕はずいぶん父を憎んでいました。

恐らく、体育会系で楽天的な人であれば、

そうはならなかったと思いますが、

非常に繊細で心の弱い僕の場合、

そのことが、心の不安定さを生んだのだと思います。

そして、その満たされない思いを、

異性に求める傾向性が、

僕の心に、潜在意識にあるのだということががわかりました。


そして、その潜在的な原因がわかれば、次は、


「滅」諦 その苦しみの原因を取り除こうとすること


です。


「滅」とは、この苦しみの原因を滅ぼそうと思うことです。

原因と戦うことの決意です。

僕の愛されたいという気持ちは、

幼い頃からの傾向性の心となっていましたから、

これを切りかえることは、本当に苦しかったのです。

人に求めないで、

自分の神経を一時的に麻痺させて、

その場をしのぐような物事に依存しないで、

不動の自分をつくる、精神的な根をつくることは、

血反吐を吐くように辛かったです。

しかし、この傾向性を切り替えない限り、

解決の道が無いことはわかっていましたので、

日々の決意をくりかえしました。絶対に良くなってみせると。


それから、


「道」諦... 

「道」諦とは、八正道の実践です。


八正道とは、

「正見(しょうけん)」 正しく見ること
 ↓ 
「正思(しょうし)」 正しく思うこと
 ↓
「正語(しょうご)」 正しく語ること
 ↓
「正業(しょうごう)」 正しい行為をすること
 ↓
「正命(しょうみょう)」 正しい生活すること
 ↓
「正進(しょうじん)」 正しく修行をすること
 ↓
「正念(しょうねん)」 正しく念ずること
 ↓
「正定(しょうじょう)」 正しく定にいること


の8つの道、方法です。





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Last updated  2005.09.10 23:03:44
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